国際的な第三者試験認証機関であるテュフズードの日本法人テュフズードジャパン株式会社（本社：東京都新宿区、代表取締役社長：アンドレアス・シュタンゲ） は、新日鐵住金株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：進藤 孝生）製鋼所（大阪府大阪市、所長：宮原 光雄、以下、新日鐵住金製鋼所）が、設計・開発・製造している鉄道車両向け「車輪及び車軸」プロセスに対して、国内で初めて国際鉄道産業標準規格（International Railway Industry Standard、以下IRIS）の認証を発行し2015年12月4日に授与式を実施いたしました。
IRISとは、品質マネジメントに関する国際規格ISO9001を基本とし、鉄道産業固有の要求事項を追加したセクター規格で、海外市場（主に欧州）の大手鉄道車両メーカーを含む国際入札取引において、IRIS認証取得が推奨されています。また、IRIS認証の取得により、サプライチェーンにおける製品及び製品に関わるサービス品質の欠陥を予防し、継続的な改善を図ることが可能となります。今回、新日鐵住金製鋼所は、欧州市場への鉄道車両向け車輪及び車軸の輸出拡大を目的としてIRIS認証取得を決断されました。
テュフズードジャパン、マネジメントサービス部 部長 西浦 正佳は次のように述べています。「今後、日本の鉄道産業の海外展開を促進するため、ISO9001の広範な品質要件と鉄道特有の要件を含む厳格なプロセス要件を統合したIRISの品質基準を国内に浸透させていくことで、グローバルに展開するお客様のニーズと期待に応えていきたいと思います。」
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