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三菱アルミニウムの販売・生産管理システムの分散したデータベースを「Oracle Database 12c」のマルチテナント機能を活用し、「Oracle Database Appliance」へ統合



2015年12月9日、ITホールディングスグループのTIS株式会社(本社:東京都新宿区西新宿、代表取締役会長兼社長:桑野徹、以下 TIS)と、日本オラクル株式会社(本社:東京都港区北青山、代表執行役社長兼 CEO:杉原博茂、以下日本オラクル)は、三菱アルミニウム株式会社(以下、三菱アルミニウム)の分散していた販売・生産管理システムの複数のデータベースを、プライベート・クラウド構築に最適なデータベースである「Oracle Database 12c」のマルチテナント機能を活用し、オラクルの高可用性データベースとハードウェアを一体化したエンジニアド・システムである「Oracle Database Appliance」へと統合するプロジェクトを支援したことを発表しました。

 新環境は2015年10月より稼動し、12月までに販売管理や生産管理など5つのデータベースがマルチテナント機能を活用し統合され、その後、2017年4月までに合計7つの全てのデータベースが「Oracle Database Appliance」へ統合される予定です。

 今回のIT基盤刷新プロジェクトは、三菱アルミニウムが2009年に構築した販売・生産管理システムのハードウェアのリース切れを機に、システム運用効率の向上と災害対策強化、システムレスポンス改善などを目的に計画されました。

 本プロジェクトにおいて、三菱アルミニウムは従来利用していた「Oracle Database Standard Edition」から、運用管理効率化やデータベースの冗長化と高度なデータセキュリティなどを実現する豊富な機能を利用するために「Oracle Database Enterprise Edition」への変更を行いました。また、Enterprise Editionの機能を最大限活用するために、投資対効果の最適な IT基盤として「Oracle Database Appliance」を採用しました。

<「Oracle Database Appliance」導入以前と以後のシステム構成>



導入支援については、以下の点を評価してTISがパートナーとして選定されました。
● 金融業や大手製造業を中心に30年以上にわたってシステム構築を実現してきたプロジェクトマネジメント力
● アプリケーションからハードウェア、データセンターなどのファシリティまでを手掛け、ビジネス全体の最適化と業務・運用を意識したトータルな支援力
● 「Oracle Database Appliance」の導入方法論や運用手順書などの導入・運用効率を向上するノウハウなどを保有している点

 「Oracle Database 12c」のマルチテナント機能を活用した新環境では、一つのデータベース基盤(コンテナ・データベース)に着脱可能(プラグ・アンプラグ)な多数のデータベース(プラガブル・データベース)を、独立性を担保し、保持することができます。マルチテナント機能を活用した複数データベースの統合により、それまで個別のデータベースごとに行っていたバックアップ、パッチ適用などの運用を一括実行することが可能となり、従来の運用・保守費用(OPEX)を大幅に削減できることが想定されています。
また、データベース統合と合わせて、TISのデータセンターでDR(Disaster Recovery: 災害復旧)サイトを構築し、データの高可用性や保護および障害時リカバリを保証する機能である「Oracle Data Guard」でスタンバイ・データベースと同期を取るとともに、オラクルのテープ・ストレージ「StorageTek SL150」によるテープバックアップの整備や、データベース・セキュリティ機能「Oracle Advanced Security」によるバックアップ時の暗号化を行うなど、BCP(事業継続計画)強化も実施しています。

 三菱アルミニウムでは、今後、販売・生産管理システムだけでなく、ホスト系システムも含めIT基盤統合を図り、中長期的な経営・業務基盤の強化を行っていきます。


■三菱アルミニウム株式会社について
三菱アルミニウム株式会社はアルミニウム総合圧延メーカーとして1962年に設立。自動車部材、飲料用アルミ缶材、コンデンサ用箔など高品質なアルミニウム板製品、押出製品、箔製品を製造・販売しています。また、循環型社会の構築を目指し、飲料用アルミ缶のリサイクル事業に取り組んでいます。詳細はhttp://www.malco.co.jp/をご覧ください。

■TIS株式会社について
ITホールディングスグループのTISは、SI・受託開発に加え、データセンターやクラウドなどサービス型のITソリューションを多数用意しています。同時に、中国・ASEAN地域を中心としたグローバルサポート体制も整え、金融、製造、流通/サービス、公共、通信など様々な業界で3000社以上のビジネスパートナーとして、お客様の事業の成長に貢献しています。詳細はhttp://www.tis.co.jp/をご参照ください。

■日本オラクル株式会社について
日本オラクル株式会社は、オラクル・コーポレーションの日本法人として1985年に設立されました。
「No.1クラウドカンパニー」を目標に掲げ、広範かつ最大限に統合されたクラウド・アプリケーションおよびクラウド・プラットフォーム、ビッグデータから情報価値を創出する製品群の提供と、それらの利用を支援する各種サービスの事業を展開しています。2000年に東証一部上場(証券コード:4716)。URL www.oracle.com/jp

■オラクルについて
オラクルは、クラウド・アプリケーションおよびクラウド・プラットフォームの広範なサービス群を最大限に統合し提供しています。オラクル(NYSE:ORCL)に関するより詳細な情報については、www.oracle.comをご覧ください。



<本件に関するお問い合わせ先>
TIS株式会社 コーポレート本部 企画部 広報室 浄土寺/橋田
Tel: 03-5337-4232/ E-mail: tis_pr@ml.tis.co.jp

日本オラクル株式会社 広報室 坂元
Tel: 03-6834-4837 / Fax: 03-6834-6129/ E-mail: pr-room_jp@oracle.com
プレスルームhttp://www.oracle.com/jp/corporate/press/

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