新たな国際コンセンサスが、歯と歯ぐきの健康と全身の健康との関連を示し、効果的な歯垢除去を含め、口腔疾患の予防に役立つ日常の実践できる具体的な方法を提示
ジュネーブ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --医師、公衆衛生の専門家、歯科界のリーダーは、口腔の健康を全身の健康の一部として捉えるよう呼びかけています。そのメッセージは明確です。歯と歯ぐきの健康は口の中だけの問題ではなく、日々の効果的な予防対策を日常的な医療の一環として取り入れるべきだということです。


新たな国際コンセンサスは、歯科の領域を大きく超えるものです。歯周病学、循環器学、糖尿病診療、家庭医学、公衆衛生、社会福祉、保健教育の専門家が参加しました。ヨーロッパ歯周病連盟(EFP)と欧州歯科公衆衛生協会(EADPH)が招集した同グループは、政府、医療システム、医療従事者に対し、予防、専門職教育、日常診療、公衆衛生政策に口腔保健を組み込むよう求めています。
「口腔疾患、心疾患、糖尿病、がんには、糖分、たばこ、アルコール、社会的に不利な状況という共通の原因があります。これらを個別に予防するのは理にかなっていません」と、EFP元会長で本論文の執筆を主導したモリッツ・ケブシュール教授は述べています。「このコンセンサスを特徴づけているのは、その作成者です。歯周病専門医と歯科公衆衛生を専門とする歯科医師が、循環器専門医や家庭医と共同で作成しました。エビデンスが最も明確なのは糖尿病で、歯周病を治療することは患者の血糖管理に役立ちます。」
EFP事務総長で共同著者のアントン・スクレアン教授は、次のように付け加えています。「すべての医師、看護師、薬剤師には、ブラッシング、歯間清掃、定期的な歯科受診について基本的な助言を行えることが求められます。また、歯科医師も、例えば未診断の糖尿病を発見するなど、口腔内にとどまらず全身の健康に目を向けるべきです。」
EFP財務担当で共同著者のアンドレアス・スタブロプロス教授は、次のように述べています。「口腔疾患によるコストは年間推定7,100億米ドルに上り、その負担の大半は予防によって回避できます。慢性疾患対策の戦略、共有される診療記録、患者紹介の経路に口腔保健を組み込むことは、妥当な保健政策であり、限られた資源の効率的な活用にもつながります。」
「あまりにも長い間、口は体の他の部分とは別のものとして扱われてきました。このコンセンサスは、そうではないことを明確に示しています」と、P&Gオーラルケアのグローバルプレジデント、バンジャマン・ビノは述べています。「私たちの役割は、その科学的知見を、人々が毎朝・毎晩実践できる形に変えることです。具体的には、効果が実証された製品、人々が実践できるアドバイス、そして健康全般に関する議論に口腔保健を取り入れるためのパートナーシップです。」
オープンアクセスでPeriodontology 2000に掲載された論文「口腔の健康と全身の健康アウトカム:学際的な取り組みへの呼びかけ(Oral Health and Systemic Health Outcomes: A Call for Interdisciplinary Action)」は、得られている科学的知見を、一般の人々、医療従事者、政策立案者向けの実践的な推奨事項としてまとめています。口腔疾患は世界で約35億人に影響を及ぼしており、添加糖、たばこ、有害な飲酒、医療や健康的な食品へのアクセスの不平等など、他の主要疾患と多くのリスク因子を共有しています。
健康の観点から見たコンセンサスの意味
この論文は、いくつかの重要な結論を改めて示しています。
口は体の一部です。歯と歯ぐきのケアは、全身の健康管理の一環です。
日々の予防が重要です。継続的なブラッシング、歯間清掃、その他の健康的な習慣は、歯ぐきの健康維持に役立ちます。
歯ぐきの健康をさらに重視する必要があります。口腔疾患の中でも、重度の歯周病は全身の健康との双方向の関連を示すエビデンスが最も強く、特に糖尿病についてその裏付けが明確です。コンセンサスでは、歯周炎の治療が糖尿病患者の血糖管理に役立つと報告されています。
歯の清掃にどのような技術を使うかが重要です。コンセンサスは、歯ぐきの健康を維持する上で効果的な歯垢除去が重要であることを強調しています。エビデンスに裏付けられた方法について、論文はオシレーション・ロータリー技術を採用した電動歯ブラシの有用性報告した、公表済みのレビューを引用しています。また、フッ化第一スズ配合歯磨き剤を、機械的な歯垢除去を補完する科学的根拠のある手段として挙げています。
医療システムにも果たすべき役割があります。口腔保健を別個に扱うのではなく、予防戦略、専門職教育、日常診療、保健政策に組み込むべきです。
人々にできること
コンセンサスは、歯と歯ぐきを守るために人々が実践できる具体的な行動として、以下を挙げています。
フッ化物配合歯磨き剤で1日2回歯を磨く。
毎日、歯間清掃を行う。
歯ぐきをより健康に保つため、歯垢を効果的に除去する。
食品や飲料に含まれる添加糖を控える。
たばこと有害な飲酒を避ける。
個々のリスクと必要性に応じた間隔で歯科を受診する。
これらの行動が重要なのは、歯垢が歯周病と歯周炎の主な原因だからです。毎日効果的に歯垢を除去することが、より健康な歯ぐきを保つための基盤となります。
エビデンスが示す具体的な技術の選択肢
コンセンサスは、効果的な歯垢除去の重要性を強調し、特定の技術や方法を支持する既存のエビデンスを参照しています。
オシレーション・ロータリー技術を採用した電動歯ブラシ。論文では、歯垢コントロールと口腔衛生について、エビデンスに裏付けられた方法を取り上げています。また、オシレーション・ロータリー技術を採用した電動歯ブラシが歯垢を減らし、歯ぐきの健康改善に有用であると報告したシステマティック・レビューを引用しています。
フッ化第一スズ配合歯磨き剤。論文ではさらに、フッ化第一スズ配合歯磨き剤を、ブラッシングと歯間清掃による日々の機械的な歯垢除去を補完する、科学的根拠のある手段として挙げています。
コンセンサスを公衆衛生の取り組みにつなげる
コンセンサスは、口腔保健を公衆衛生と予防の中でより明確に位置付けるよう求めています。その学際的なワーキンググループには公衆衛生のリーダーも参加し、政府、医療システム、医療従事者、地域社会に向けた論文の推奨事項の策定に貢献しました。
世界公衆衛生協会連盟(WFPHA)会長のラマン・ベディ教授は、次のように述べています。「口腔疾患は約35億人に影響を及ぼしており、心疾患、糖尿病、がんと共通する要因として、糖分、たばこ、アルコール、ケアへのアクセスの不平等があります。しかし、口腔保健は依然として、国レベルの非感染性疾患(NCD)対策戦略の大半に組み込まれていません。このコンセンサスは、政府と医療システムに対し、その状況を変えるよう明確に求めています。口腔保健を予防に組み込むことは、歯科だけの問題ではありません。公衆衛生上、不可欠です。」
歯科公衆衛生研究者で歯科衛生士のギタナ・レデリエネ博士は、次のように付け加えています。
「このコンセンサスは、口腔保健を日常的な医療に組み込む上で重要な一歩です。歯科衛生士をはじめとする口腔保健の専門職は、予防、早期発見、患者を適切なケアにつなぐ上で重要な役割を担っています。職種の垣根を越えてより緊密に連携することで、格差を縮小し、口腔の健康と全身の健康を改善できます。」
「このコンセンサスは、口腔の健康と全身の健康との関連を示す、明確でエビデンスに基づく枠組みを医療従事者に提供します」と、P&Gオーラルケアのプロフェッショナル&サイエンティフィック・リレーションズ・ディレクターで歯科医師のウィリアム・ミンストンは述べています。「また、歯をどのように清掃するかが重要であり、選択する技術には強固なエビデンスによる裏付けが必要であることも強調しています。」
P&Gオーラルケアの対応
P&Gオーラルケアは、この独立したコンセンサスを歓迎しています。歯科専門家、消費者、小売業者、公衆衛生分野のパートナーと連携し、その推奨事項をより分かりやすく伝え、実践を支援していきます。
P&Gは今後も、質の高い科学的知見に裏付けられた製品の開発を続けるとともに、日々の習慣や使用する製品・技術が口腔の健康にどのような実質的な改善をもたらし得るかについて、人々の理解を深めていきます。
医療・保健分野を横断した行動への呼びかけ
論文は、歯科、医学、公衆衛生、家庭医学、社会福祉、保健教育の各分野がより緊密に連携するよう呼びかけています。また、政策立案者と医療システムに対し、次の取り組みを求めています。
より広範な予防・保健戦略に口腔保健を組み込む。
保健医療の各専門職を対象とした口腔保健教育を強化する。
適切な場面で、日常診療に口腔保健を組み込む。
歯科、医科、公衆衛生の専門職間の連携を支援する。
口腔疾患やその他の非感染性疾患の一因となる共通の行動的・社会的・商業的要因に対処する。
予防とケアへのアクセス格差を縮小する。
このホワイト・ペーパーは、2026年9月3日、ポルトガルのリスボンで開催された国際歯科研究学会(IADR)の会議で行われたシンポジウム「口腔と全身の健康:行動への呼びかけ!(Oral and Systemic Health: A Call to Action!)」で発表されました。同シンポジウムはプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)の支援を受けました。登壇者はEFP、EADPH、世界心臓連合を代表し、口腔の健康と全身の健康との関連を示すエビデンス、歯ぐきの炎症の予防と治療、今後求められる取り組みについて議論しました。より幅広い専門家が議論を視聴できるよう、セッションは録画されました。
参考文献:
- Kebschull M, Demmer RT, Pitts N, et al. 口腔の健康と全身の健康アウトカム:学際的な取り組みへの呼びかけ. Periodontology 2000. 2026;00: 1-25. doi:10.1111/prd.70086
- 口腔の健康と全身の健康アウトカム:学際的な取り組みへの呼びかけ
- 2026年9月3日10:30(CEST)のシンポジウム「口腔と全身の健康:行動への呼びかけ」は、国際歯科研究学会(IADR)の欧州大陸部会(CED-IADR)がスカンジナビア部会(NOF-IADR)と連携して主催した「2026 Oral Health Research Congress」で開催されました。
ヨーロッパ歯周病連盟について
ヨーロッパ歯周病連盟(EFP)は、歯周病学の研究と臨床の推進、ならびに口腔の健康と歯周病に関する理解の向上に取り組む世界的な非営利組織です。「すべての人により良い口腔の健康を」をビジョンに掲げています。EFPは、研究、教育、診療ガイドライン、公衆衛生の取り組みを通じて、口腔の健康の向上と、医療全体への口腔保健の統合強化に取り組んでいます。EFPは各国の歯周病学会を代表し、歯周病の予防、診断、治療においてエビデンスに基づくアプローチを推進しています。www.efp.org
欧州歯科公衆衛生協会について
欧州歯科公衆衛生協会(EADPH)は、研究、教育、政策、公衆衛生活動を通じて、口腔の健康の向上と、口腔の健康に関する格差の縮小に取り組んでいます。欧州内外の専門家を結集し、エビデンスに基づくアプローチを推進しています。こうしたアプローチを通じて、集団全体の口腔の健康を改善するとともに、より広範な医療システムへの口腔保健の統合を支援しています。https://www.eadph.org
世界公衆衛生協会連盟について
世界公衆衛生協会連盟(WFPHA)は、公衆衛生分野の声を世界に届ける組織であり、世界各地の公衆衛生協会・団体を代表しています。アドボカシー、教育、協働、政策面でのリーダーシップを通じて、集団の健康向上、健康格差の縮小、公衆衛生システムの強化に取り組んでいます。同連盟は、疾病を予防し、すべての人の健康とウェルビーイングを向上させるため、エビデンスに基づくアプローチを推進しています。https://www.wfpha.org
オーラルBについて
オーラルBは、50億米ドルを超える規模の歯磨き関連市場における世界的リーダーです。75年以上にわたり培ってきた専門知識を生かし、より良いオーラルケアを通じて、すべての人がより健康に暮らせるよう支援しています。同ブランドは、一人ひとりに合ったオーラルケア習慣を確立し、毎回最良の磨き上がりを実現できるよう、子どもから大人まで使える手用・電池式・電動歯ブラシや、デンタルフロスなどの歯間ケア製品を含む幅広い製品を展開しています。オーラルBの「iOシリーズ」電動歯ブラシには、最新のブラッシング技術が搭載されています。歯科医師の知見を取り入れたオシレーション・ロータリー式の丸型ブラシヘッドが、一般的な手用歯ブラシより100%多く歯垢を除去し、よりきれいな歯とより健康な歯ぐきを実現します。https://www.oralb.com
クレストについて
1955年の発売以来、クレストは70年にわたりオーラルケアのイノベーションをリードし、より健やかな笑顔を支えてきました。数十年にわたる研究に裏付けられ、歯科専門家から信頼されているクレストは、家族や個人のニーズの変化に対応する幅広い製品を提供しています。その用途は、虫歯予防やエナメル質の強化から、先進的なホワイトニング、歯ぐきの健康、安定化フッ化第一スズによる知覚過敏の軽減まで多岐にわたります。歯磨き剤に加え、クレストは、マウスウォッシュ、ホワイトニング製品、日々のケア習慣を含む包括的なオーラルケア・ソリューションを提供しています。これらは相互に連携し、ブラッシングの効果を最大限に引き出すのに役立ちます。https://www.crest.com
プロクター・アンド・ギャンブルについて
プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)は、そのブランドを通じて世界中の消費者に奉仕しています。信頼される高品質のトップブランドが、同社の世界有数の強力なブランド群を構成しています。同社のブランドには、オールウェイズ®、アンビピュア®、アリエール®、バウンティ®、シャーミン®、クレスト®、ドーン®、ダウニー®、フェアリー®、ファブリーズ®、ゲイン®、ジレット®、ヘッド&ショルダーズ®、レノア®、オーレイ®、オーラルB®、パンパース®、パンテーン®、SK-II®、タイド®、ウィスパー®があります。P&Gコミュニティーは、世界の約70か国で事業を展開しています。P&Gとそのブランドについての最新ニュースと情報については、https://www.pg.comをご覧ください。P&Gに関するその他のニュースについては、https://www.pg.com/news をご覧ください。
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