トロント--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --Bentley Subsurface Companyが所有するSeequentは、クラウドベースの強力プラットフォーム「Seequent Evo」を発表しました。Seequent Evoは、Seequentユーザーおよび広範な地球科学コミュニティ全体がデータを一元管理し、より迅速かつスマートに意思決定できるよう支援します。


Seequent Evoは、統合ワークフローの強固な基盤を提供し、Seequentおよびサードパーティ・アプリケーションの地球科学データを一つのアクセス可能なソースに集約します。Evoは、データの出所や使用アプリケーションに関係なく一元管理し、これによりユーザーは、同僚とデータをスムーズに共有し、過去のプロジェクトから有益な知見を得て、最新の情報を活用することができます。さらに、クロスプラットフォーム接続によって地球科学データの可能性を最大限に引き出し、企業がこれまでにない洞察を得られるよう支援することで、効率性を向上させ、時間やリソースの節約にも貢献します。また、Evoの地理空間検索には、Seequentの親会社Bentley Systemsの傘下であるセシウムの技術が組み込まれています。SeequentはEvoとともに、新たなEvoアプリケーションであるDriverとBlockSyncの2つも発表しました。
Evoの発表は、地球科学データに依存する産業、特に鉱業にとって重要なタイミングとなりました。世界的に高まりつつある重要鉱物の需要に対応するべく、業界はより迅速かつ効率的に作業するための新たな方法を求めています。さらに、深刻な地質学者不足がこの課題を一層深刻化させています。そのため、地質学者の能力を最大限に活用し、最適化することがこれまで以上に重要となっています。鉱業の操業では、探査の指針となり、資源採掘を最適化し、環境への影響を最小限に抑えるために、正確な地球科学データが不可欠です。しかし、膨大で分散したデータの管理、標準化、分析は依然として大きな課題となっています。Evoは、地下資源チームとデータをシームレスに統合し、ワークフローの効率化、コラボレーションの強化、そしてより効果的な意思決定を促進する統合プラットフォームを提供することで、これらの複雑さに対応します。
地球科学データを一つのリポジトリに統合することで、将来のイノベーションの可能性が広がります。EvoはオープンAPIを提供し、オプトイン方式のAIや機械学習機能を活用できるようにすると同時に、カスタムアプリケーションや統合機能を構築するための機会を提供します。また、LeapfrogなどのSeequentのデスクトップソリューションの機能を強化し、拡張することで、クラウドのパワーを活用できるようにします。これにより、複雑な計算の高速化や大規模データセットの処理が可能になります。その一例として、条件付きシミュレーションなどの推定ツールに簡単にアクセスすることができます。
Seequentの最高経営責任者(CEO)であるグラハム・グラントは、次のように述べました。「Seequent Evoのビジョンは、分散したチームとデータを統合し、新たな鉱業のイノベーションの基盤となる、オープンなプラットフォームを構築することです。サイロ化を解消することで、十分に活用されていないデータの可能性を最大限に引き出し、組織がより迅速で的確な、成功を生み出す意思決定を行えるよう支援します。Evoは、ユーザーが既に使用している鉱山計画や操業向けのアプリケーションとシームレスに連携する、新しいオーダーメイドの鉱業アプリケーションを提供します。Evoは単なるプラットフォームではなく、新たな発想を生み出し、地球科学者の働き方を変革するものです。これは地球科学に対する当社の長期的なコミットメントを示すものであり、ユーザーが2025年に体験するのは、ほんの始まりに過ぎません。Evo上でユーザーが生み出すイノベーションに期待を寄せています。」
Seequentのソフトウェアは、世界の大手鉱業企業10社のうち8社に信頼されており、さらに世界中の主要、中堅、ジュニア鉱業企業の数千社にわたって、鉱業ライフサイクル全体で利用されています。
カナダ・ケベック州で主要プロジェクトを展開するグローバルなリチウム探査・開発企業であるWinsome Resourcesは、Evoの開発に関与する数少ないユーザーの一社であり、限定利用プログラムの一環としてSeequentと協力しています。Winsome Resourcesの探査地質学者であるホリー・ズー氏は、次のように述べました。「Seequent Evoは、当社のプロセスを効率化し、ワークフローの生産性を向上させています。Seequentクラウドでデータを一元管理することで、データの損失やエラーを削減し、最新の情報にアクセスできるようになりました。地域を越えてデータを共有することで、全員の認識を統一することができます。」
Seequent Evoによって支えられるアプリケーション
Seequentは、Evoのデータと直接連携し、鉱業業界の特定のニーズに対応する2つのネイティブ・アプリケーションを開発しました。
BlockSync:あらゆるデータソースのブロック・モデル・データを管理・分析し、チームで協力できるオープンで監査可能な記録システムを提供するアプリケーションです。ユーザーがリアルタイムでコラボレーションできる環境を提供し、常に最新のデータを扱っているという確信を持てることで、鉱山操業の大幅な改善を実現します。また、迅速なモデル更新とリアルタイムの資源分析を提供し、鉱体の理解を深めることで、戦略的および運用上の意思決定を支援します。
Driver:クラウドベースの探査データ分析ツールで、機械学習を活用して鉱床や地質ドメインの構造を迅速に理解し、後工程のモデルを改善します。手作業を最小限に抑え、コーディング不要で利用できます。また、地質学者の作業を支援し、3Dモデルを自動的に生成する一方で、鉱体に関する自身の知見に基づいて調整できる柔軟性も提供します。
PDAC 2025でSeequent Evoをぜひご体験ください
Seequentは、「Seequent Evo」をPDAC大会(2025年3月2日~5日、カナダ・トロント開催)で披露しました。
Seequentのブース(Exhibition Booth #829)を訪れ、業界の専門家と交流し、Seequent Evoやその他の最先端ソフトウェア・ソリューションが地下資源の分析をどのように変革しているかをご体験ください。
Seequentは、特別基調講演イベント「The Evolution of Subsurface Intelligence」にメディアを招待し、Seequent Evoの詳細について紹介します。イベントへの参加をご希望の方は、カムラン・シェイク(kshaikh@pracommunications.com/ 778-846-5406)までお問い合わせください。
場所:トロント255ブレムナーブルバードThe Rec Room
日程:2025年3月4日(火)
時間:午後5:00
Seequent Evoの詳細や登録をご希望の方は、Seequent Evoの公式ウェブページをご覧ください。
編集者向け注記
Seequentについて
Bentley Subsurface Companyが所有するSeequentは、企業が地下の構造を理解し、確信を持ってより迅速かつ的確な意思決定を行えるよう支援しています。当社は、地球科学分野の最先端技術を開発し、顧客の業務プロセスを革新しています。また、私たちは日々、重要鉱物資源の持続可能な開発を支援し、より優れたインフラの設計・構築、再生可能エネルギーの確保、そして環境負荷の低減に貢献しています。Seequentは、ニュージーランドに本社を構え、150か国で事業を展開しています。
ニュースルーム:https://www.seequent.com/company/news-media/
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