アラブ首長国連邦アブダビ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --UAEの大統領シェイク・モハメド・ビン・ザイード・アル・ナヒヤン殿下は、ザーイド・サステナビリティ賞2025年度受賞者を発表しました。世界中の11の先駆的な組織と高校の変革的影響を称えるこの賞は、地球規模の課題に対するスケーラブルな解決策を促進し、持続可能な繁栄を追求するコミュニティに力を提供するというUAEの取り組みを反映しています。
アブダビ持続可能性週間(ADSW)中に開催され、11人の国家元首、閣僚、ビジネスリーダーが出席した式典では、シェイク・モハメド・ビン・ザイード殿下が、世界各地からの継続的なイノベーションを奨励し、その優れた功績をたたえ受賞者を表彰しました。
シェイク・モハメド・ビン・ザイード殿下は、「UAEは持続可能な開発を促進し、イノベーションを通じて世界中のコミュニティに力を提供するという決意を堅持し続けます。ザーイド・サステナビリティ賞は、社会的および環境的に重大な課題に対処する影響力のあるソリューションを生み出します。これらの取り組みを促進することで、私たちはすべての人にとってより持続可能な未来を創造するだけでなく、世界規模での進歩と人道主義に対するビジョンが私たちを導き続けているシェイク・ザイードの遺産に敬意を表することにもなります」と述べています。
UAE産業・先端技術大臣兼ザーイド・サステナビリティ賞事務局長のスルタン・アーメド・アル・ジャベール博士は、世界で最も差し迫った課題に対処する革新的かつスケーラブルなソリューションを提供するために行われている素晴らしい取り組みを称賛しました。
スルタン・アハメド・アル・ジャベール博士は、「今日、私たちはより豊かな未来に向けて大きな進歩を推進しする優れた組織と高校を表彰します。今年の受賞者は、AIを含む先進テクノロジーを活用し、地域のレジリエンスを強化し、変革的でスケーラブルな影響を世界中にもたらすソリューションを提示しています。これにより、持続可能な開発と包括的な社会経済的成長を加速する力を具体化されます」と述べています。
2025年の賞受賞者は、健康、食糧、エネルギー、水、気候変動対策、グローバルな高校の6つのカテゴリーにわたり、著名な審査員団によって選出されました。
審査委員長で元アイスランド共和国大統領のオラフール・ラグナー・グリムソンは、「今年の受賞者は、地球規模の重大な課題に対処する上で並外れた革新性を示しました。彼らは、特にサービスが十分に受けられていないコミュニティにおいて、気候変動による被害を軽減し、医療、エネルギー、食糧、水へのより持続可能なアクセスを構築することに焦点を当て、広範囲な問題に取り組んでいます。これらの受賞者は、世界中に大規模の影響を及ぼす可能性を秘めています。彼らの貢献により、私たちは間違いなく持続可能な開発目標の達成に近づくことになるでしょう」と述べています。
健康部門では、インドのペリウィンクル・テクノロジーズ社が、AIを活用したポータブル子宮頸がん検査装置の開発により受賞しました。このデバイスは電力に依存せずに動作するため、遠隔地や検査サービスの行き届かない地域でも利用可能です。また、30秒以内に結果が得られるため、早期発見につながり、女性の健康状態が大幅に改善され、インド全土ですでに30万人を超える女性が検査を受けています。
食糧部門では、ナイジェリアのナファーム・フーズ社は、収穫後の損失を防ぎ、食品の無駄と炭素消費の両方を削減する革新的なハイブリッドソーラー式食品乾燥機で受賞しました。現在までに、ナイジェリアの6つの州に80台の乾燥機が配備され、6万5000人以上の農家に恩恵をもたらし、二酸化炭素排出量を年間5万トン削減すると同時に、スキルアップ プログラムを通じて1万8000人以上の女性と若者に力を提供しています。
エネルギー部門では、バングラデシュの中小企業であるパルキ・モーターズは、商用ドライバー向けに特別に設計された、現地で製造された手頃な価格の軽量電気自動車により受賞しました。これらの車両は4990ドルという手頃な価格で、地域特有の交通ニーズに応えています。パルキ・モーターズは太陽光発電によるバッテリー交換ステーションのネットワークも運営しており、すでに2万3000人以上がその恩恵を受けています。
水部門では、オーストラリアのNPOであるスカイジュース基金が、低コストで使いやすい、重力を利用した水処理ソリューションにより受賞しました。このソリューションは、低圧膜フィルターを利用し、化学物質やポンプ、または外部からのエネルギー源を必要とせずに清潔な飲料水を提供します。彼らのSkyHydrantモデルは、コミュニティ全体に清潔な飲料水を提供します。すでに300万人以上の人々が、74か国の9000か所に設置された設備の恩恵を受けており、計10億ガロンの安全な飲料水を生産しています。
気候変動対策部門では、オープンマップ・デベロップメント・タンザニアは、コミュニティ主導のデータ収集、さらにドローン、地理情報システム(GIS)、リモート センシングといった先進技術を融合した革新的な地図ソリューションにより受賞しました。このNPOはこれまでに14万の人々に恩恵をもたらし、1000人以上の若者を地域の健康活動に参加させ、100人の雇用を創出しています。
最後に、ザーイド・サステナビリティ賞は、グローバルな高校部門を通じて持続可能性を担う次世代のリーダーに比類のない機会を提供し、若者が地域社会で重要な進歩を推進できるよう支援しています。2025年の時点で、このグローバルな高校賞の56校の受賞校は、世界中で5万6599人を超える生徒と48万660人以上の人々の生活に影響を及ぼしています。
グローバルな高等賞の2025年の受賞者は、南北アメリカを代表する海洋技術研究センター07高等学校(メキシコ)、サハラ以南アフリカの代表であるサカフィア・イスラム高等学校(ガーナ)、中東および北アフリカ代表メリーランド・インターナショナル・スクール(UAE)、ヨーロッパと中央アジアを代表するタシケント大統領学校(ウズベキスタン)、南アジアを代表するジャナマイトリ・マルチプル・キャンパス(ネパール)、そして東アジアと太平洋を代表するテ・パ・オ・ラーカイハウトゥ(ニュージーランド)です。
クリーン エネルギー、栄養価の高い食品、安全な水へのアクセスの提供から、医療の改善、気候変動に対するレジリエンスの強化に至るまで、2025年の受賞者の取り組みは、進歩と持続可能なイノベーションに対するこの賞のコミットメントを体現しています。
ザーイド・サステナビリティ賞について
ザーイド・サステナビリティ賞は、UAEが提供する、地球規模の課題に対する革新的なソリューションを称える先駆的な賞です。
ザーイド・サステナビリティ賞は、UAE建国の父である故シェイク・ザイード・ビン・スルターン・アール・ナヒヤーンの功績に敬意を表すものです。
この賞は、健康、食糧、エネルギー、水、気候変動そしてグローバルな高校の各部門にわたり革新的でサステナブルなソリューションを提供している組織や高校を表彰しすることによって、持続可能な発展と人道的行動を推進することを目的としています。
17年にわたる117人の受賞者を通じて、この賞は世界中の4億人の人々の生活に優れた影響を提供してきました。
*配信元:AETOSWire
本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。
Contacts
For more information , contact:
Pietro Vimont
Pietro.Vimont@panterra.global