スウェーデン、ヨーテボリ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --フロントグレード・ガイスラーは、最新の放射線耐性マイクロコントローラー「GR716B」を発表しました。最新の革新を反映させたGR716Bは、旧モデル「GR716A」の成功を基盤としており、エネルギー効率が高く適応性に優れた、宇宙用途向けのマイクロコントローラー開発における進歩を示しています。業界ではミッションが複雑化し野心的になるにつれ、長期間にわたって信頼性の高い性能を発揮するだけでなく、多くのタスクを処理することができる技術への需要が高まっています。
GR716Bは、衛星アプリケーションにおける監視、モニタリング、制御のためのオールインワン・ソリューションです。多様性に考慮して設計されたこの新しいマイクロコントローラーは、包括的な標準インターフェース、アーキテクチャ機能、統合されたアナログ機能により、幅広い宇宙システムへ容易に適応します。
フロントグレード・ガイスラーのゼネラル・マネージャーであるサンディ・ハビンクは、次のように述べました。「GR716Bによって宇宙産業の高まる野心を反映したソリューションを提供でき、嬉しく思います。新たなミッションへの統合に向けて、GR716Bのエンジニアリング・モデルは現在アルファ顧客向けに提供されています。」
GR716Bは、低消費電力や搭載資源の効率的な利用へのニーズといった宇宙産業が直面する最重要課題に対応する革新技術と、実績のある技術を組み合わせた製品となっています。フロントグレード・ガイスラーは、新しいマイクロコントローラーと不揮発性メモリを組み合わせたGR716Bシステム・イン・パッケージ(SiP)ソリューションを市場に投入し、システム設計を簡素化する計画も行っています。
GR716Bの開発は、欧州宇宙機関(ESA)の「コア競争力プログラム」による支援によって実現しました。同プログラムは、先端研究通信システム(ARTES)プログラムおよびESAの「コネクティビティと安全な通信」部門の一部で、宇宙規格技術の進展に向けた継続的な取り組みを象徴するスウェーデン国家宇宙局(SNSA)の協力も受けています。
ESAの技術・製品部門の代理責任者であるドメニコ・ミニョロ氏は、「私たちのコア競争力プログラムを通じてフロントグレード・ガイスラーを支援できることを嬉しく思います。ESAは多用途の宇宙規格マイクロコントローラーの開発を支援することで、産業競争力を強化するために衛星通信分野の革新を推し進めていくことを目指しています」と述べています。
詳細についてはwww.gaisler.com/gr716bをご覧ください。
フロントグレード・ガイスラーについて
フロントグレード・ガイスラーは、特に宇宙産業における重要な用途向けに放射線耐性マイクロプロセッサやIPコアを提供している大手プロバイダーです。同社のプロセッサは、その信頼性、耐障害性、そして放射線耐性で知られており、宇宙ミッションやその他の高信頼性が求められる用途に最適なものとなっています。
ESAのARTESコア競争力プログラムについて
欧州宇宙機関(ESA)は、宇宙へのヨーロッパの窓口として、加盟国の財政的および知的資源を調整し、宇宙プログラムや活動を実施しています。ESAの「先端研究通信システム(ARTES)」における「コア競争力プログラム」は、衛星通信分野での競争力を高めるために、資金と多分野にわたる専門知識の提供を行っています。このプログラムは、中小企業(SME)、大規模な産業コンソーシアム、研究機関による特定の活動を支援し、ヨーロッパとカナダが衛星通信市場で世界的リーダーとしての地位を強化する革新的な製品やサービスの開発することを目指しています。また、「ARTES先端技術」と「ARTES競争力と成長」という2つの構成要素を通じて、組織が有望なアイデアを市場投入可能なソリューションへと変革できるようサポートし、開発サイクル全体を支援しています。
詳細はhttps://connectivity.esa.int/core-competitivenessをご覧ください。
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