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USBインプリメンターズ・フォーラム(USB-IF)、OEM・ODMの新たな準拠試験プログラムを開始してEU共通充電器指令を支援



OEMおよびODMはIEC 62680 (USB) 規格への準拠が証明可能に

オレゴン州ビーバートン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --USB技術の向上と導入を支援するUSBインプリメンターズ・フォーラム(USB-IF)は、「IEC 62680(USB)仕様準拠のためのUSB-IFプログラム」を発表しました。この新たな試みは、Original Equipment Manufacturer(OEM)およびOriginal Device Manufacturer(ODM)が、欧州連合(EU)内で携帯バッテリーを搭載するさまざまなデバイスに対して標準化充電技術の利用を義務づけた共通充電器指令の基本要件に準拠する支援となるよう設計されています。




EUでは2022年に共通充電器指令が承認され、2025年1月1日から携帯バッテリー搭載デバイスに、2026年からノートパソコンに対して実施される予定です。これに対し、IEC 62680(USB)仕様準拠のためのUSB-IFプログラムは特にそこで重要となる側面に取り組みます。対象は携帯バッテリー搭載デバイス、USB Type-C®コンセント、USB Type-Cケーブルおよびコネクター、外部電源(EPS)、15ワットを超えるデバイス向けのUSB電力供給(USB PD)プロトコルです。


USB-IFの社長であり最高執行責任者も務めるジェフ・ラベンクラフトは、次のように述べています。「USB-IFは長年にわたりIEC(国際電気標準会議)と良好な関係を維持してきました。私たちがIECに提案し採用されたコアUSB仕様は、USB仕様のIEC 62680シリーズとなりました。EUの義務づけで対象となるのは、USB仕様全体のごく一部です。USB-IFは、USB仕様と試験のあらゆる側面における開発・監督責任を有する業界団体として、OEMとODMがEU共通充電器指令の要件に準拠する上で支援となる新プログラムを設計しました。」


IEC 62680(USB)仕様準拠のためのUSB-IFプログラムでは、OEMおよびODMがEU共通充電器指令への準拠を証明するためのシンプルで費用対効果のあるプロセスを構築します。同プログラムを利用することで、OEMおよびODMはUSB Type-C製品について、USB-IF認可の独立試験所(ITL)による正式な試験を受けることができます。試験に合格すると、OEMおよびODMは製品がIEC 62680 (USB)仕様に準拠していることをEUに証明する書類を受け取ります。メーカーはこの能率的なプロセスにより、試験の所要時間を短縮しながら規制の最低ラインを確実に守ることができるのです。



  • OEMはUSB-IFが既に確立しているプロセスに従い、ITLを通して製品の登録と試験結果の提出を続けられます。


  • USB-IFは最小限の必須試験で準拠のベースラインを証明できるよう定義しています。


  • USB-IFがすべての試験結果提出を検証し、正式承認を付与します。


  • ベンダーID(VID)が必要です。USB-IFは追跡照会番号としてテストID(TID)を利用します。


USB-IF最高技術責任者と取締役会長を務めるアブドゥル・イスマイールは、次のように述べています。「IEC 62680 (USB)仕様準拠のためのUSB-IFプログラムは、EUの義務づけに準拠する上で必要と考えられる重要な要素に焦点を当て、提出されたすべての製品が評価を受けられるように作られています。試験は正確で信頼に足る評価を下せる水準にあるので、OEMとODMは自信を持って、製品が規制義務に準拠していることをEUに示すことができます。」


IEC 62680 (USB)仕様準拠のためのUSB-IFプログラムは、EUの義務に準拠していることを証明する正式なメソッドによってOEMとODMに重要サービスを提供します。同時に、より広い範囲に対応した「USB-IFコンプライアンス・プログラム」と本プログラムを区別することは重要です。USB-IFコンプライアンス・プログラムでは、IEC 62680仕様への準拠を確認するだけでなく、製品がデータ・パフォーマンス、信頼性、相互運用性に関するUSB-IFの総合仕様を遵守しているかどうかをしっかりと検証する徹底した試験を実施します。加えて、十分な証明がなされた製品には認可済みUSBロゴを利用できます。これは消費者がUSB製品に期待する要素が備わっていることを見分けるためのロゴで、信頼の証しです。


ラベンクラフトは次のようにも述べています。「本プログラムはUSB技術を完全に証明するものではありませんが、OEMとODMが製品を素早く試験する正式な道筋をもたらします。この新しいプログラムが、EUマーケットプレイスで今後も製品を売り続けられるように業界の規制準拠を支援することになると確信を持っています。」


「IEC 62680 (USB)仕様準拠のためのUSB-IFプログラム」に合格したOEMおよびODM製品のオンライン公開リストは、www.usb.org内のUSB-IF製品検索ページに掲載しています。またここでは、USB-IFの完全認証を取得した製品と準拠要件にのみ対応している製品を分けています。


USB-IFについて


非営利団体のUSBインプリメンターズ・フォーラムは、USB仕様で定義されたUSB技術の向上と導入に関する支援組織およびフォーラムとして設立されました。USB-IFはロゴやコンプライアンスのプログラムを通じて、高品質で互換性のあるUSBデバイスの開発を促進し、USBのメリットや準拠テストに合格した製品の品質周知に努めています。製品および技術に関する最新記事など、詳細についてはUSB-IFのウェブサイトwww.usb.orgをご覧ください。


本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。


Contacts


Matt Baxter
USB-IF PR

press@usb.org

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