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OmniAbが重鎖単一ドメイン抗体ニワトリプラットフォームに関する学術論文を米国免疫学会雑誌に発表



単一ドメイン抗体(sdAb)を産生する遺伝子改変ニワトリが、完全ヒト型安定化sdAbを産生する2023年発表の新規トランスジェニックニワトリプラットフォームOmnidAbの科学的基盤に

カリフォルニア州エメリービル--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --OmniAb(NASDAQ: OABI)は、「Chickens with a Truncated Light Chain Transgene Express Single-Domain H Chain-Only Antibodies(切断型軽鎖導入遺伝子を持つニワトリが単一ドメインH鎖抗体を発現)」と題する査読付き論文を米国免疫学会雑誌「Journal of Immunology」に発表し、ニワトリを遺伝子操作して機能的な重鎖のみの単一ドメイン抗体を産生できることを実証しました。




sdAbはラクダ科の動物によって自然に産生され、抗体探索のための小型で頑健かつ高度なモジュラービルディングブロックとして人気を博しています。他の脊椎動物の多くは、重鎖と軽鎖が対になっているため標準的なヘテロ二量体IgG構造を用いており、sdAbフォーマットの免疫グロブリンを産生しませんが、OmniAb社の科学チームは、ニワトリが重鎖のみのスキャフォールドに基づく免疫レパートリーをサポートできるかどうかを調査するために、この研究を主導しました。


「当社チームが発表したデータは、完全ヒト型安定化sdAbを産生する当社の次世代トランスジェニックニワトリOmnidAbの実現可能性を裏付ける基礎的な研究となりました。sdAbのユニークな物理的特性は、代替投与経路、診断用途、治療アプローチなど、進化する抗体探索の分野で活用することが可能であり、多くのパートナーによって研究が進められているものです」と、OmniAb社の最高経営責任者であるマット・フォアは述べています。「現在、OmniAb社のさまざまなプラットフォーム技術を活用し、OmniAb抗体にアクセスしているパートナーは80社で主要な地域に広がっており、多国籍の大手製薬会社からベンチャー支援を受けているスタートアップ、一流の学術機関まで多岐にわたります」


「当社の切断型軽鎖ニワトリは、軽鎖(L)可変領域を削除し、細胞からの抗体分泌のシャペロンとして機能する定常領域のみを維持することにより、重鎖(H)抗体(Heavy chain-only antibody)を産生するように設計されています。今回発表された研究では、H鎖可変領域が、それ以上遺伝子工学的操作を行わなくても単一ドメインとして自律的に機能し、良好な生物物理学的特性と抗原認識プロファイルを有するsdAbを産生することが確認されました」と、OmniAb社の分子生物学フェローであるフィリップ・レイトン博士は述べています。「切断型L鎖のデザインは、ニワトリにおけるsdAbの開発と発現をサポートすることに成功しました。こうした取り組みにより、OmnidAbを無事に送り出すことができたことをうれしく思います」


本論文は、OmniAb社のウェブサイトの学術論文セクションに掲載されています。


OmniAb ®について


OmniAb社は、次世代治療薬の発見を可能にする最先端の探索研究技術を製薬・バイオテクノロジー業界にライセンスしています。当社の技術プラットフォームは、多様な抗体レパートリーを作成・スクリーニングし、パートナーの医薬品開発努力をサポートするため、最適な抗体やその他の標的結合タンパク質を迅速に同定するように設計されています。OmniAbプラットフォームの中核にあるのは、当社がBiological Intelligence™(BI)と呼ぶもので、独自に設計した遺伝子組み換え動物の免疫システムに力を与え、ヒト治療薬に最適化された抗体候補を創製するものです。


OmniAb動物は、業界で最も多様な宿主系を構成していると考えています。ハイスループットな単一B細胞表現型スクリーニングとカスタムアルゴリズムによる次世代シーケンサーデータセットのマイニングを組み合わせたコンピューターによる抗原設計や免疫化法など、当社の一連の技術や手法は、卓越した性能と開発可能性を特徴とする完全ヒト型抗体を同定するために使用されます。


OmniRat®、OmniChicken®、OmniMouse®などの当社独自の遺伝子組み換え動物は、ヒト治療薬候補の開発を効率化するために、ヒトの配列を持つ抗体を生成するように遺伝子改変されています。OmniFlic®とOmniClic®は、それぞれ固定または共通の軽鎖ラットとニワトリで、二重特異性抗体の発見を容易にするために設計されています。OmniTaur™は、困難な標的に対してユニークな構造特性を持つウシ由来の抗体を提供します。OmnidAb™は、ニワトリの宿主環境で親和性を成熟させ、哺乳類系では得られない機能的に多様な免疫レパートリーを提供する、ヒトVHスキャフォールドに基づく単一ドメイン抗体の発見のためのin vivoプラットフォームです。当社の独自技術はOmniDeep™と結びついてこれを活用しており、OmniDeep™は治療法の発見と最適化を実現するin silico、AI、機械学習のツール群であり、当社のさまざまな技術や能力により作り上げられるものです。さらに、イオンチャネルとイオントランスポーターに特化した確立されたコアコンピテンシーは、OmniAb社の技術をさらに差別化し、多くの重要かつ新たなターゲットクラスにおける機会を創出します。


OmniAb技術は、二重特異性および多重特異性の生物製剤、抗体薬物複合体、CAR-T療法、標的放射線治療薬など、さまざまな次世代抗体ベースの治療法の発見に活用できます。


詳細はwww.omniab.comをご覧ください。


将来の見通しに関する記述


OmniAbは、本プレスリリースに含まれる記述のうち、既存の事実でないものについては、将来の見通しに関する記述であることに留意してください。「可能性がある」、「予定である」、「はずである」、「期待する」、「計画する」、「予想する」、「あり得る」、「意図する」、「目標とする」、「企てる」、「企図する」、「もくろむ」、「信じる」、「推定する」、「予測する」、「可能性がある」、または「継続する」などの言葉や同様の表現は、将来予想に関する記述であると識別できるものです。これらの将来見通しに関する記述は、当社の現在の見解および期待に基づいており、当社技術の期待される性能、新たな発見ワークフローを創出する能力、パートナーのパイプラインおよび製品への影響、結果的に得られる抗体の高親和性および開発可能性などが含まれますが、これらに限定されるものではありません。実際の結果は、当社の事業に内在するリスクや不確実性により、本プレスリリースで説明されたものとは異なる可能性があります。当社の将来の成功は、新規および既存のパートナーによる当社の技術プラットフォームおよび技術の受け入れ、ならびに当社が開発計画、規制戦略、または商業化の取り組みを管理できないパートナーによって開発された製品の最終的な開発、承認、商業化よって左右されます。また、バイオ医薬品開発は本質的に不確実であること、さらに、技術の変化から生じるリスク、ならびにフォーム10-Kに関する当社の年次報告書およびその後のSECへの提出書類の「リスク要因」の見出し下にあるものを含め、当社の過去のプレスリリースおよびSECへの提出書類に記載されているその他のリスクによって左右されます。これらの将来見通しに関する記述を過度に信頼しないようご注意ください。これらの記述は、本文書の日付現在におけるものであり、当社は、本文書の日付以降に発生する事象または存在する状況を反映するために、かかる記述を更新する義務を負いません。すべての将来見通しに関する記述は、1995年証券民事訴訟改革法のセーフハーバー規定に基づいて作成されたこの注意事項によって全体として制限されることとなります。


パートナー情報


本プレスリリースに記載されている提携製品およびプログラムに関する情報は、当社パートナーが公表している情報に基づくものです。


本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。


Contacts


OmniAb, Inc.

Kurt Gustafson

investors@OmniAb.com
X (Twitter) @OmniAbTech

(510) 768-7760

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