ネットアップが、NVIDIAとの協業による簡素化された安全かつ高性能なインフラストラクチャーを発表
カリフォルニア州サンノゼ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --インテリジェント・データ・インフラストラクチャー企業のNetApp®(NASDAQ:NTAP)は、生成的人工知能(生成AI)プロジェクトの可能性を最大化し、ユーザーに競争優位性を構築する新機能を発表しました。顧客は、ネットアップのインテリジェント・データ・インフラストラクチャーと、NVIDIAの高性能コンピューティング、ネットワーク、およびソフトウエアを組み合わせることで、自身のAIプロジェクトを次のレベルへと引き上げることができます。
生成AIは、煩雑な作業を自動化し、新たな洞察を引き出し、製品イノベーションを推進する可能性を秘めているとして、世界的に注目を集めています。ネットアップの「2023 Cloud Complexity Report(2023年クラウド複雑性報告書)」によると、4分の3近くの企業がすでに生成AIを利用しています。生成AIの可能性を引き出すために、企業は複雑なハイブリッド環境やマルチクラウド環境にまたがって広がるデータへの安全で高性能なアクセスを必要としています。ネットアップは、責任あるAIを推進するため、データが存在するどのような場所においてもシンプルな管理を実現し、新たなインフラストラクチャーのサイロ化を必要とすることなく高性能を発揮し、信頼性の高い安全なデータを供給することができるソリューションによってAIを支援するといった点で、長年の優れた実績を有しています。
ネットアップのデータ・サイエンス&リサーチ部門バイス・プレジデントであるArunkumar Gururajanは、「ネットアップは、当社の顧客のAI投資の可能性を最大化するよう最適化されたソリューションを持つ、インテリジェント・データ・インフラストラクチャー企業です」と述べ、「AIに対する当社独自のアプローチにより、顧客は自身のパブリック・クラウド環境とオン・プレミス環境との間をシームレスに移動し、データ・パイプライン全体でデータへの完全なアクセスと制御を実現できます。AIプロセスの各段階でオブジェクト・ストレージを階層化することで、顧客は性能と費用の両方を、それぞれが必要とされる段階で最適化することができます。当社の統一的アプローチにより、顧客がAIで迅速にイノベーションを起こすために必要となる性能、生産性、および保護を提供します」と語っています。
ネットアップは、生成AIを活用する企業の業務や戦略的意思決定の向上を支援するため、以下を含むインテリジェント・データ・インフラストラクチャー機能へのアップデートを発表しました。
「NetApp AIPod™」は、トレーニングやインファレンスなど、企業の最優先AIプロジェクトに対応する、AI最適化型のネットアップのコンバージド・インフラストラクチャーです。NVIDIA DGX搭載のNetApp AIPodは、新たに認定を受けた「NVIDIA DGX BasePOD」ソリューションであり、これは、ネットアップの手頃な容量フラッシュシステムである「AFF C」シリーズと統合された「NVIDIA DGX H100」システムを使用したもので、ラック・スペースと持続可能性を最適化しながら、新たなレベルの費用と性能を促進するものです。NVIDIA DGX搭載のNetApp AIPodはまた、「NVIDIA DGX A100」システムを引き続きサポートしています。
「FlexPod for AI」の新たなリファレンス・アーキテクチャーは、ネットアップとシスコの主要なコンバージド・インフラストラクチャー・ソリューションを拡張するものです。FlexPod for AIは、「NVIDIA AIエンタープライズ」のソフトウエア・プラットフォームをサポートするようになりました。また、RedHat OpenShiftとSuSE Rancherの活用に対応するよう拡張可能となりました。GPUの負荷が高まるアプリケーションをサポートするため、新たなスケーリングとベンチマークが追加されました。顧客は、こうした新しいFlexPodのソリューションをエンド・ツー・エンドの設計図として使用し、AIユース・ケース用のFlexPodのプラットフォームを効率的に設計、展開、運用することができます。
ネットアップは、「NVIDIA OVX」システムでの検証を完了しました。ネットアップのストレージは、NVIDIA OVXコンピューティング・システムと結合され、モデルのファイン・チューニングやインファレンスの作業負荷など、企業のAI導入を合理化するのに役立ちます。検証済みのNVIDIA OVXソリューションは、「NVIDIA L40S GPU」を搭載しており、サーバーの主要ベンダーから入手可能で、これには「NVIDIA AIエンタープライズ」ソフトウエア、「NVIDIA Quantum-2 InfiniBand」または「NVIDIA Spectrum-X Ethernet」、および「NVIDIA BlueField-3 DPU」が含まれています。ネットアップは、このNVIDIA OVX用の新たなストレージ検証を完了した初のパートナーのひとつです。
ネットアップはまた、AIにおけるリーダーシップをさらに強化するため、サイバー・レジリエンスに関する画期的な新機能を公開しており、これには、ランサムウエア対策として初めてストレージ組込み型のAI/MLを使用した事例のひとつが含まれています。AIを用いた新たな自律型ランサムウエア対策(ARP/AI)は、ONTAPに次世代の機械学習を提供し、より巧妙な新たなサイバー脅威の検出と軽減に必要な高い精度と性能を実現します。
NVIDIAのAIシステム部門のシニア・ディレクターであるトニー・パイクデー氏は、「AIは、ヘルスケアから製造業、金融サービスまで、あらゆる業界においてミッション・クリティカルなユース・ケースの動力となっています」と述べ、「NVIDIA DGX BasePODの認定を受けたNetApp AIPodは、企業が設計の複雑さを排除し、展開にかかる期間を削減し、継続的な業務を簡素化するのに役立つ強力なリファレンス・アーキテクチャーを提供するものです」と話しています。
IDCのクラウド・データ・マネジメント部門のリサーチ・ディレクターであるArchana Venkatraman氏は、「生成AIは、企業がデータを活用して事業の洞察を引き出し、業務効率を向上させるのに役立つ、大きな可能性を秘めています」と述べ、「ネットアップは、顧客が自身のデータ・パイプラインを効率的に管理するために必要なサービスとソリューションを提供するよう、継続的に対応してきました。こうしたアップデートはさらに、AIの可能性を最大限に引き出すイノベーションを顧客に提供しようとする、ネットアップの進化への意欲を示しています」と語っています。
ネットアップは、インフラストラクチャーとデータ管理に対しデータのサイロ化を排除する統一的なアプローチを提供し、顧客のAIのターンキー・ソリューションに優れた性能と信頼性の高いデータ保護をもたらし、顧客のAIプロジェクトの成果達成までの時間を加速させます。
生成AIを支援するネットアップの提供製品の詳細については、https://www.netapp.com/artificial-intelligence/をご覧ください。
追加資料
ネットアップについて
ネットアップは、統合データ・ストレージ、統合データ・サービス、CloudOpsソリューションを組み合わせたインテリジェント・データ・インフラストラクチャー企業であり、ディスラプションの世界をすべての顧客にとってのチャンスに変えます。ネットアップは、サイロのないインフラストラクチャーを構築し、可観測性とAIを活用して、業界最高のデータ管理を実現します。世界最大のクラウドにネイティブに組み込まれた唯一のエンタープライズ・グレードのストレージ・サービスとして、当社のデータ・ストレージはシームレスな柔軟性を提供します。また、当社のデータ・サービスは優れたサイバー・レジリエンス、ガバナンス、およびアプリケーションの俊敏性によってデータの優位性を生み出します。当社のCloudOpsソリューションは、可観測性とAIを通じてパフォーマンスと効率の継続的な最適化を提供します。データの種類、ワークロード、環境を問わず、ネットアップによりお客様のデータ・インフラストラクチャーを変革でき、ビジネスの可能性を実現できます。詳細については、www.netapp.comをご覧いただくか、X、LinkedIn、Facebook、およびInstagramにて当社をフォローしてください。
NETAPP、NETAPPロゴ、および www.netapp.com/TMに記載されているマークは、ネットアップ・インクの商標です。その他の企業名および製品名は、それぞれの所有者の商標である可能性があります。
本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。
Contacts
Media Contact:
Kenya Hayes
NetApp
kenya.hayes@netapp.com
Investor Contact:
Kris Newton
NetApp
kris.newton@netapp.com