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HCLグループとアップリンク、「アクアプレナー・イノベーション・イニシアチブ」の一環である「ゼロ・ウォーター・ウェイスト・チャレンジ」の受賞者を発表




  • アクアプレナー・イノベーション・イニシアチブは、世界有数の複合企業体HCLによる5年間・1,500万ドルの投資で、真水分野に技術革新を促すことが目的


  • 世界192件の応募から10組の受賞アクアプレナーを選出


  • 受賞者は自らのスタートアップ企業拡大と真水ソリューションの世界提供に資金を調達する目的で、計190万スイスフランのプール金から賞金を獲得


  • さまざまな地域から参加があった中、目立ったのはアフリカ(16%)、アジア(18%)、ヨーロッパ(13%)、そのほか各国地域


  • 今年の受賞者のうち、インドが2組、ヨーロッパが4組、南アフリカが2組、アメリカが2組

スイス、ダボス・クロスタース--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --世界的な複合企業体であるHCLグループと世界経済フォーラムのオープン・イノベーション・プラットフォームであるアップリンクが、「ゼロ・ウォーター・ウェイスト・チャレンジ」の一環として190万スイスフランの総合プール金から賞金を受け取ることになる、水専門の起業家トップ10を発表しました。HCLグループは2027年までの5年間に、真水分野の技術革新を促す目的で合計1,500万ドルを投資すると決めています。”アクアプレナー”の第一陣がアップリンク・イノベーション・エコシステム参入後に計5,450万ドルを調達したので、同グループは取り組みを始めて1年以内に10倍の投資リターンを確認しました。






ゼロ・ウォーター・ウェイスト・チャレンジは、HCLグループとアップリンクによる「アクアプレナー・イノベーション・イニシアチブ」の下で実施される5つのイノベーション・チャレンジのうち2つ目となります。今年のチャレンジでは、真水の供給確保と保護、水資源の再利用とリサイクル、農業用水の節約を目指すことに焦点が当てられました。


水専門の起業家または”アクアプレナー”の上位10組は、世界192件の応募から選出されました。その中で最も応募が多かったのはアフリカ(16%)、アジア(18%)、ヨーロッパ(13%)でした。イノベーターたちは8か国から、家庭雑排水の再利用や雨水の確保、高度ろ過、精密農業、データ分析とAIなどの分野で最先端の革新的ソリューションを携えて来ています。


受賞者の発表にあたり、HCLTechのロシュニ・ナダル・マルホトラ会長は次のように述べています。現在の世界的な気候変動危機と真水不足の悪化を踏まえると、真水供給を管理する革新的ソリューションに対する喫緊の必要性は見過ごせません。このような技術革新は水へのアプローチを再形成し、水の利用と保護を最適化するものです。HCLは世界によい影響を与える技術革新の支援に尽力します。アクアプレナー・イノベーション・イニシアチブ2024受賞者の皆様、おめでとうございます。」


気候変動、汚染、過剰利用は地球の真水供給に深刻な脅威をもたらします」と話すのは、世界経済フォーラムのマネージング・ディレクターを務めるオリバー・シュワブ氏です。「アップリンクとHCLは、アーリーステージにある水専門の起業家を中心とした技術革新のエコシステムを構築しています。起業家に資源や専門知識、成長に欠かせない資金を提供するものです。すべての人にとって持続可能で水のレジリエンスがある未来を形作るために必要な劇的変化を引き起こす際、”アクアプレナー”が作り出すソリューションは重要な役割を果たすでしょう。」


イノベーター・トップ10の中から選ばれた2名が、ダボスで開催中の世界経済フォーラム年次総会で自社のソリューションを発表する機会を得ました。



  • ゼロ・ウォーター・ウェイスト・チャレンジの受賞者として認めていただいたことに感激すると共に、恐縮しています」と話すのは、フィールドファクターズCEOで共同創業者のカリーナ・ペーニャ氏です。「審査対象グループに参加したことで、私たちの技術をグローバルな舞台に出し、気候変動の影響に対するコミュニティのレジリエンスを上げることができます。フィールドファクターズは、都市の水管理と気候適応のための循環ソリューションを提供する水技術のスタートアップ企業です。気候変動への適応が専門で、都市の洪水、干ばつ、熱ストレスと闘う統合ソリューションを設計・導入し、緑地で生物多様性を育んでいます。


  • アクアプレナーと名付けていただいたことは、都市の水質汚染をなくすという当社のビジョンが評価されたということです」と話すのは、フルイド・アナリティクスCEOのアシム・R・バリラオ氏です。HCL、アップリンク、世界経済フォーラムと協力して当社のビジョンを世界で実現することを楽しみにしています。フルイド・アナリティクスは都市の水質汚染への対処に尽力する水分析の企業です。さまざまなデータベースを使って訓練した独自の数学的な機械学習モデルで順調にソリューションを展開しており、15億リットルを超える都市の水質汚染を監視し、一日あたり8億リットルの処理、再利用を行うことができます。


HCLグループからの賞金とアップリンクのサポートを授与されたその他の起業家は以下のとおりです。



  • Juan Carlos Escobar氏(CEO/共同創業者)とRina Martínez氏(共同創業者)、AQUAKIT SRL(ボリビア)。家庭から出される雑排水を飲用以外の用途にリサイクル利用し、廃水の放出を削減する家庭雑排水の処理技術。


  • Amira Cheniour氏(共同創業者/CEO)とTaher Mestiri氏(共同創業者/最高技術責任者)、SEABEX SAS(フランス)。デジタルツインを利用して農家がより少ない水で収穫を増やす手助けを行う、AI搭載の精密灌漑ソリューション。


  • Gokul Krishna Govindu氏(CEO )、SmartTerra(インド)。都市規模でデータを分析して水の損失を減らし、環境ネットワークを構築するよう設計されたAI搭載の分析ソフトウエア。


  • Trupti Jain氏(共同創業者)、Naireeta Services Private Ltd(インド)。乾期に利用する雨水をろ過、注入、貯蔵するコミュニティ単位の雨水採取技術。


  • Mulundu Sichone氏(CEO )、PYDRO(ドイツ)。費用対効果の高い電源内蔵式の水道管用スマート流量計により、常時リアルタイムで水漏れの削減、水道管破裂の予防、品質検査の実施を支援。


  • Laurence Battaille氏(CEO)とGregoire de Hemptinne氏(共同創業者)、SHAYP(ベルギー)。不動産の水消費量をリアルタイムで監視し、水漏れやそれに関連した損傷を起こさないよう建物の管理者をサポートするIoT活用型のSaaSソリューション。


  • Greg Newbloom氏(CEO/共同創業者)、Membrion(アメリカ)。人や環境に有害な物質を含んだ工業廃水から金属、ミネラル、塩分を取り除くセラミック淡水化技術により、費用対効果が高くエネルギー効率のよい方法で水のリサイクルを可能にする。


  • Jaime de la Cruz Gonzales氏(CEO)、Kran Nanobubble(チリ)。農業、水処理、水産養殖で水効率を最適化するナノバブル技術。


受賞者は賞金に加え、世界経済フォーラムとパートナーが主催するイベント、プロジェクト、コミュニティへの限定アクセス権を受け取ります。


本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。


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