TOKYO & WALTHAM, Mass.--(BUSINESS WIRE)--（ビジネスワイヤ） --BostonGene Corporation(本社：ボストン、以下BostonGene社)、日本電気株式会社(本社：東京都港区、以下 NEC)、日本産業パートナーズ株式会社(本社：東京都千代田区)は、がん患者さんの個別化治療の推進と治療効果の改善に向けて、合弁会社「BostonGene Japan 株式会社」(以下BostonGene Japan)を設立しました。
BostonGene Japanは、がんゲノム検査BostonGene Tumor Portrait(TM) Testsなど、BostonGene社の高度な分子テクノロジーと先進の計算アルゴリズムを活用し、新たな治療方法の開発と検証を加速します。
BostonGene社のAIを活用したクラウドベースのソリューションやバイオインフォマティクスの知見、分析ツール、先進的な次世代の分子・免疫プロファイリング技術により、患者さんを分子レベルで包括的に捉え、科学的根拠に基づいた治療法を決定するための実行可能な標的を特定します。さらに、BostonGene社は、そのソリューションプラットフォームを用いて、バイオマーカーの発見、臨床試験、アッセイデザインと開発、コンパニオン診断など、バイオファーマの研究者や企業に対して幅広いサービスを提供しています。
日本では4人に1人が、がんで亡くなっており、その死亡率は継続的に上昇していますが（注）、BostonGene Japanを通じてBostonGene社のソリューションを医療機関が利用することで、より多くの患者さんがゲノム検査と個別化治療の恩恵を受けることができるようになります。また、日本の研究者やバイオファーマ企業は、バイオマーカーを用いた治療方法の開発にBostonGene社のソリューションを活用することができます。
今後BostonGene Japanは、日本におけるゲノム医療の拡大に貢献するとともに、全国の大学病院などの医療機関や研究機関にBostonGene社のサービスを提供していきます。
本発表に当たり、各社のコメントは以下の通りです。
BostonGene社のソリューションを日本に届けられることを喜ばしく思います。BostoneGene社の高度な分子・免疫プロファイリングと計算能力により、治療効果の改善と治療方法の開発を大幅に進めることができます。米国ではすでに広く採用されていますが、日本においてもBostonGene社のソリューションは、個別化治療を可能にし、治療方法の開発を改善することで、がん治療の水準を大幅に向上させることができると確信しています。
BostonGene, President and CEO, Andrew Feinberg
NECは、強固な顧客基盤をもつ病院DX事業を柱にヘルスケア・ライフサイエンス事業の成長を強力に推進しています。さらに強いAI/デジタル技術を活用したNECのヘルスケア・ライフサイエンス事業との連携により、BostonGene社のソリューションが日本のがん治療を革新し、日本の製薬会社が効果的な治療法を開発する上での一助になることを期待しています。
NEC 取締役 代表執行役社長 兼 CEO 森田 隆之
NECがBostonGene社の優れた技術を活用し、日本においてヘルスケア・ライフサイエンス事業を創出することを支援でき大変うれしく思います。
日本産業パートナーズ株式会社 代表取締役社長 馬上 英実
以上
（注）出典：公益財団法人 がん研究振興財団「がんの統計2023」
https://ganjoho.jp/public/qa_links/report/statistics/pdf/cancer_statistics_2023.pdf
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