横浜--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --東芝マテリアル株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:白井隆雄)は、大分工場(大分県大分市)に窒化ケイ素ボールの第2生産拠点を新設することを決定しました。70億円を超える規模の投資を行い、2026年1月に生産を開始する予定です。
自動車の電動化において、市場では充電時間の短縮や高効率化などが求められており、その対応策として充電電圧の高電圧化や、モーター、インバーター、減速機の一体化などの技術が導入されています。その中で使用されるモーター用ベアリング(注1)の電食(注2)が課題となっていますが、スチール製の内外輪に優れた強度、耐摩耗性、絶縁特性を有したにセラミックス製のボールを組み合わせたハイブリッドベアリングが、有力な対策のひとつとなっています。
当社は、2022年に本社工場(神奈川県横浜市)で電動車用ベアリングボール向け窒化ケイ素ボールの増産投資を実施(注3)しましたが、電動車市場の更なる拡大により需要増加が継続すると判断し、本投資を決定いたしました。フル稼働時には本社工場を含めた生産能力を2022年度比2.5倍まで拡大いたします。
当社は、今後も高品位な製品を安定して供給し、環境に優しい電動車の普及に貢献していきます。
(注1) ベアリング:機械の中の軸をなめらかに回転させる部品で、内輪・ボール・外輪から形成される
(注2) 電食:ベアリングに電流が流れることにより、ベアリングが損傷する事象
(注3) 2022年7月19日当社プレスリリース
https://www.toshiba-tmat.co.jp/pdf/news/new20220719.pdf
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