KENT, Wash.--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- アメリカ宇宙航空局(NASA)はNextSTEP-2 Appendix P Sustaining Lunar Development (SLD) 契約をブルーオリジンに任命しました。ブルーオリジンのナショナルチームのパートナーにはロッキード・マーティン、ドレイパー、ボーイング、アストロボティックとハニービー・ロボティクスが含まれます。
今回の契約で、ブルーオリジンとナショナルチームのパートナーは、月面のどこにでも正確に着陸できる月着陸船と、月面輸送の両機を開発・飛行させることになります。これらの輸送船はLOX-LH2を動力源としています。LOX-LH2の高比推力は、高エネルギーの深宇宙ミッションにおいて劇的な優位性をもたらします。しかし、これらのミッションでは、長いミッション期間中にLOX-LH2の蒸発損が問題となるため、性能は劣るものの貯蔵しやすい推進剤(アポロ月着陸船で使用されたヒドラジンや四酸化二窒素など)が好まれてきました。この契約により、高性能のLOX-LH2を貯蔵しやすい推進剤にすることで、最先端技術を向上させることができます。SLD契約の下、太陽電力による20ケルビンのクライオクーラーと、LOX-LH2の蒸発損を防ぐその他の技術を開発し、飛行させることになります。貯蔵可能なLH2は、月以降の将来のミッションや、高性能の核熱推進などの実現に大きな恩恵をもたらすでしょう。ブルーオリジンの技術は将来、月の氷を使ってLOXとLH2推進剤を製造できるようになる日のための準備でもあります。
ブルーオリジンとそのパートナーはすでにプロジェクトを開始しており、NASAと一緒にこの旅路に出ることに胸を躍らせています。
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