電子走査アレイ(ESA)アンテナは、航空業界でLEO/GEO衛星での運用が可能な唯一の商用製品
米バージニア州マクリーン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 世界最大級の統合衛星・地上ネットワークの運営企業で機内接続(IFC)の大手プロバイダーのインテルサットは本日、新しい電子走査アレイ(ESA)アンテナの機内試験が成功裏に完了したと発表しました。このアンテナは世界規模でストリーミング並みの高速Wi-Fiサービスを実現するもので、世界中の航空会社向けに提供可能です。
インテルサットのESAは、低軌道(LEO)衛星と静止軌道(GEO)衛星の間で運用できる商用アンテナとして航空業界で唯一のものです。2022年6月に発表したこの新しいアンテナは、ボール、Stellar Blu Solutions、インテルサット、ワンウェブのエンジニアとともに飛行時間を積み重ねながら、そのアンテナとネットワークの性能が検証されてきました。
2023年初頭、インテルサットは、新しいアンテナと機内Wi-Fiシステムを装備した当社のボンバルディアCRJ-700リージョナルジェット機で、世界の航空会社向けに新システムのデモンストレーションを成功させました。機内ダウンロードのピーク速度は275Mbpsを超え、航空会社のお客さまはライブで仮想会議に参加し、メディアをストリーミングし、中断することなく接続を維持できました。
インテルサットとワンウェブの衛星ネットワークを一緒に利用することで、インテルサットはLEOでの低遅延の利点とGEOでの冗長性をともに提供でき、LEOネットワークだけでは対応できないネットワークホットスポットにも対応できます。航空機が極地を飛行する際も、世界で最も人口密度が高い都市の上空を飛行する際も、ESAアンテナが離陸から着陸まで切れ目ない通信エリアを確保します。
重量がわずか90ポンドで可動部品がないこの新しいアンテナは、航空機の上部での高さがわずか3.5インチとなります。低背の端末であるため、これまでインテルサットが提供してきた製品の中で最も空気抵抗が小さいものとなり、航空会社向けにCO2排出量を削減します。
インテルサット・コマーシャル・アビエーションのプレジデントを務めるJeff Sareは、次のように述べています。「12月にシステムを設置した後、私たちはこの新技術の完成に向けて懸命の努力を重ね、世界有数の航空会社数社と試験飛行を行ってきました。このアンテナは可動部がなく、従来のものよりはるかに小さいため、航空会社は市場競争力を高め、乗客に喜んでもらい、インテルサットの多軌道アンテナによって市場最高の機内接続体験を提供できるという自信を持つことができます。」
アラスカ航空が最近発表した計画では、同社のエンブラエル・リージョナルジェット機にインテルサットのESA端末とIFCサービスを採用しました。インテルサットは、幅広い種類の航空機向けに追加型式設計承認プログラムを進めており、2024年前半には完全な部品セットの納入と設置を開始できる見込みです。
詳細は、インテルサットのウェブサイトをご覧ください。
インテルサットについて
インテルサットの専門家のグローバル・チームは、自社の次世代グローバル・ネットワークとマネージド・サービスを通じて、政府、NGO、商業顧客にシームレスで安全な衛星ベースの通信を提供することに注力しています。インテルサットは、世界でも屈指の規模で最先端の衛星フリートと接続インフラストラクチャーを運用することでデジタル格差を解消し、通信、協力、共存のために人とその道具が海を越えて話しかけ、大陸の反対側を見て、空を通って音声を聞くことを可能にしています。60年前の設立以来、当社は、顧客と地球への貢献を通じて、衛星業界の「第一歩」の代名詞となっています。イノベーションの伝統を拠り所に新世代の課題に対応することに目を向け、インテルサットの社員は現在、宇宙での「新たな第一歩」を目指しています。当社は、この分野に破壊的変革をもたらし、業界のデジタル・トランスフォーメーションを主導していきます。
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