ブレークスルー・エナジー・ベンチャーズ、メイフィールド、SOSVのインディーバイオが、Prolific Machinesの斬新で持続可能な細胞生産技術に投資
サンフランシスコ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 次世代バイオテクノロジー企業のProlific Machinesは本日、この分野で最高のVCの主導で当初目標額を大幅に上回るシードおよびシリーズAの資金調達を行ったと発表し、ステルス状態から脱却します。シード・ラウンドは、培養肉への最初の投資家であるメイフィールドのアルヴィンド・グプタ氏が主導しました。シリーズAは、ビル・ゲイツ氏が設立したブレークスルー・エナジー・ベンチャーズが主導しました。Prolificの最初の小切手が書かれたのは、SOSVのインディーバイオがプレシード・ラウンドを主導した2020年末でした。
リードVCには、デイビッド・エーデルマン氏、マーク・キューバン氏(ダラス・マーベリックスのオーナー)、ザ・クラフト・グループ(ニューイングランド・ペイトリオッツのオーナー)、デイヴィッド・ルーベンシュタイン氏、マイケル・ルービン氏、Breyer Capital、The SALT Fund、Purple Orange Ventures、Fred Blackford氏、Jake Poliskin氏、Baruch Future Venturesといった著名な共同投資家が加わりました。ケビン・ラブ氏、トバイアス・ハリス氏、ミーク・ミル氏、シアラおよびラッセル・ウィルソン氏、エミリー・ラタコウスキー氏、マーベリック・カーター氏、Sean Feeney氏、Michael Schulson氏、Mark Bucher氏、RJ Melman氏を含む多くの著名人やレストラン経営者も、Prolificに投資しています。
Prolificは、まずスケーラブルな製造プロセスを発明し、次に製品を発明している点が独特です。これは、他の培養肉企業が取った道とは大きく異なります。Prolificは、ヘンリー・フォードが自動車に対して行ったことを、生物学に対して行うことを目指しています。1906年当時、自動車会社は何百とありましたが、ほとんどの人は自動車を買えませんでした。フォードが自動車の組立ラインを発明した後、自動車生産は規模拡大が可能になり、自動車は量販品となりました。Prolificは、拡大可能な生物学向け組立ラインを構築するカギを握る技術を発明しているのです。
Prolific Machinesの共同創業者で最高経営責任者(CEO)のDeniz Kent博士は、故郷のトルコ・アンティオキアでシリア難民危機を目の当たりにし、会社を立ち上げました。自分が経験したことは、気候変動によって引き起こされる世界的な難民危機と比べればたいしたことではないと気付いたのです。彼は、幹細胞生物学における自身の専門知識が持続可能な食料システムの構築に利用できることを知っていましたが、既存の技術がコスト面で工業式農業に対抗できるかどうかについては、自信がありませんでした。そこで、細胞生産において最も高価な原料である組み換えタンパク質を一切必要とせずに細胞を増殖制御する新しい手法を考案しました。3年間にわたりアイデアを練り上げつつ理想的な共同創業者を探し続け、優秀な物理学者Max Huisman博士と、卓越した機械学習技術者のDeclan Jonesを見つけ出しました。そして、二人を説得して退職させ、共にオールスターチームを結成して、バイオ製造に革命を起こす旅に乗り出しました。
Kentは次のように述べています。「私たちは、培養肉に用いられている既存の技術では、工業式農業と同等の価格には到達できないと考えています。根本的に新しいアプローチが必要になります。当社はこの新しいアプローチを発明しており、私は当社の技術をあらゆる食肉会社に提供することに前向きです。私たちの使命は、気候変動によってもたらされる存亡の危機に対処することであり、無駄にできる時間はありません。」
メイフィールドのパートナーで、多くの有名食品会社の最初の投資家となってきたアルヴィンド・グプタ氏は、今回のシード・ラウンドについて次のように語っています。「他の培養肉企業に投資するつもりはありませんでした。しかし、Kentが彼らの行っていることを見せてくれたとき、食品生産の組立ラインを再発明するというアプローチの創造性に圧倒されました。私が目指しているのは、素晴らしいチームと協力して気候変動を食い止める一助となることです。Prolific Machinesが持続可能な食料生産へ向けた競争で勝者になると確信しています。」
急速な進展を遂げた後でチームに会ったブレークスルー・エナジー・ベンチャーズも、同様に感銘を受けました。ブレークスルー・エナジー・ベンチャーズのカーマイケル・ロバーツ氏は、こう話しています。「我々はProlificに会う以前に、培養肉が従来の食肉生産に対して経済的な競争力を持つためには、根本的なブレークスルーが必要だという結論に達していました。Prolific Machinesは、そのブレークスルーになり得ると見ています。Prolificの新技術には、品質の高い培養肉製品のコスト競争力のある生産を実現できる可能性があり、彼らはそれを実行するチームを持っています。」
インディーバイオのマネジングディレクターでSOSVのゼネラルパートナーのポー・ブロンソン氏は、Prolificの可能性を最初に認めた人物です。プレシード段階で小切手を書き、彼らが初期の科学のリスクを削減する間、インディーバイオから育成支援を行いました。「Prolificは、本当に素晴らしいチームと革新的な発想の組み合わせであり、まさにインディーバイオがほれ込む対象でした。Prolificはインディーバイオのあらゆる記録を更新しており、私は彼らのテクノロジーはこの分野で最高だと考えています。」
Kentは次のステップをこう説明しています。「エメリービルに2万5000平方フィートの本社を建設し、魚、鶏肉、牛肉を含む組立ライン・プログラムを拡大するため雇用を強化しています。才能があり、歴史的な変化を起こしたいと思っている人は、ぜひご相談ください。」
当社をご支援くださる場合は、待機リストに登録し、www.prolific-machines.comで詳細をご覧ください。
Prolific Machinesについて
Prolific Machinesは、従来手法と比べて劇的に低いコストで幹細胞を増殖・分化させる新技術を発明しているバイオ製造企業です。まずは培養肉に注力していますが、開発中の技術は細胞に依存しないため、バイオテクノロジーの多種多様な応用分野に適用できる可能性があります。詳細情報は、www.prolific-machines.comでご覧いただけます。また、LinkedInで当社をフォローすると、最新情報を入手できます。
ブレークスルー・エナジー・ベンチャーズについて
ビル・ゲイツが設立して世界トップクラスのビジネスリーダーの多くが支援するBEVは、世界を排出量ネットゼロに導く最先端企業を支援するため、これまでに20億ドル以上の確約資金を調達してきました。BEVは、温室効果ガス排出を経済全体で可能な限り早期に排除するグローバル企業への投資、その立ち上げ、規模拡大を目指すために特別に作られた投資会社です。BEVは真のブレークスルーを追求し、技術面、運用面、市場、政策の専門性を独自に組み合わせることで、このような起業家や企業の支援に取り組んでいます。
BEVは、2050年までに排出量ネットゼロを達成するために必要な技術の拡大に取り組む投資ビークル、慈善プログラム、政策提言などの活動のネットワークであるブレークスルー・エナジーの一部です。詳細については、www.breakthroughenergy.orgをご覧ください。
メイフィールドについて
メイフィールドは、人間第一主義を掲げる世界的ベンチャーキャピタル会社です。創業期投資と早期投資において50年以上の実績を有し、象徴的企業、消費財企業、工学的生物学企業を立ち上げた創業者と協力してきました。創業以来、当社は500社以上に投資し、120件のIPOと200件以上の買収を実現し、現在22億ドルを運用しています。詳細情報については、https://www.mayfield.comをご覧いただくか、@MayfieldFundをフォローしてください。
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