米ニュージャージー州プリンストン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- NJバイオは、日本電子株式会社(JEOL)から極低温プローブ付き 800 MHz NMR装置1台を調達します。NJバイオはこの連携の一環として、抗体薬物複合体、オリゴヌクレオチド複合体などの化学製品に関する専門力を提供し、創薬を手掛ける顧客のためのプラットフォームソリューション、特にNMR由来の構造情報を使用して標的タンパク質分解誘導剤(TPD)を最適化するプラットフォームの開発に当ります。日本電子はNMRの分野で世界水準の能力を有しており、技術的専門力を提供して、これらの創薬アプリケーションにおける800 MHz NMRの性能を最大限に引き出します。
日本電子の800 MHz NMR装置は、NJバイオが現時点で所有する2台の500 MHz装置と1台の300 MHz装置で得られる分解能・感度・精度をさらに向上させます。これらの進歩により、より大きなタンパク質、RNA、その他の生体分子の研究が可能になり、リガンドの結合、ダイナミクス、リフォールディング、抗体への抗体修飾剤の接着を研究するための革新的なアプローチが可能になります。また、高感度化により、溶解度の制約から低濃度に保つ必要があるために扱いが困難なタンパク質の研究も可能になります。
NJバイオは、世界ADC賞の最優秀契約サービスプロバイダー賞を受賞しており、製薬およびバイオテクノロジーの分野における顧客に対し、総合的な化学サービスを提供しています。NJバイオは、抗体薬物複合体、オリゴヌクレオチド複合体、 TPDの各分野でニッチな専門性を有しています。またNJバイオは強力で汎用性の高いBioNMRサービスを提供していますが、これらのサービスでは高分子化合物の詳細な構造を研究し、それら高分子化合物がリガンドとどのように相互作用するかについての情報を提供することができます。当社は特に、タンパク質分解誘導剤や、ADCペイロードのチューブリン、DNA、RNAとの相互作用に着目し、この手段をより大きなタンパク質に適用することに関心をもっています。
日本電子は、科学/産業分野におけるハイエンドの研究開発を目的とした電子光学機器および計測機器の世界的リーダー企業です。その中核的な製品群には、電子顕微鏡(SEMおよびTEM)、半導体産業用機器(電子ビームリソグラフィーおよび一連の欠陥レビュー/検査ツール)、分析機器(質量分析計、NMR、ESRなど)が含まれます。JEOL USA, Inc.は、日本電子株式会社の完全子会社として1962年に米国で法人化されました。JEOL USA, Inc.は、米国内に13の地域サービスセンターを擁し、無制限の緊急サービスおよびサポートを提供しています。日本電子株式会社は、有機・天然化合物の構造解析、タンパク質の薬物相互作用、高分子の分野における用途の高性能NMR装置のトップメーカーとして、60年の実績を持っています。
本連携はNJバイオと日本電子の双方に利益になると期待されますが、真に利益を得るのは両社の顧客となります。この強固な連携により、NJバイオは革新的なBioNMRプラットフォームソリューションを開発し、日本電子は800 MHz NMRの最適化と利用拡大を図ります。NJバイオは、これらのプラットフォームソリューションの確立により、顧客に対してより高度なNMRサービスを展開し、顧客の創薬プログラムを加速させることができるようになります。
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