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アリババグループが2030年までのカーボンニュートラル目標を発表


  • アリババグループの目標は、2030年までのスコープ1、2のカーボンニュートラル達成とスコープ3の炭素原単位50%削減
  • アリババクラウドの目標は、2030年までのスコープ1、2、3のカーボンニュートラル達成
  • 新たに設定する範囲のスコープ3+では、2035年までにアリババのエコシステム全体でさらに1.5ギガトンの脱炭素化を促進

中国・杭州--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- アリババグループ・ホールディング・リミテッド(NYSE:BABA、HKEX:9988)(アリババ、アリババグループ)は本日、2030年までに自社の業務でカーボンニュートラルを達成する誓約を発表し、2035年までに自社の事業エコシステム全体で1.5ギガトンの脱炭素化を促進することを目指す先駆的イニシアチブのスコープ3+目標を導入しました。新たに導入したスコープ3+という概念の考え方や定義を含む目標の詳細は、初のアリババ・カーボンニュートラル活動報告書で紹介しています。アリババは、認定監査機関が検証した進捗状況とともに、報告書を毎年更新することを目指しています。


アリババグループの張勇会長兼最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。「私たちは、社会に前向きで革新的な変化をもたらす力になりたいと切に願っています。当社のESG戦略は、102年続く優良企業になるという使命に基づいており、アリババの将来の発展にとって必須の基盤です。新たに提案したスコープ3+で2035年までに1.5ギガトンの炭素排出量を削減するという目標を掲げ、プラットフォーム事業者としての独自の影響力を活用し、中国を含む世界の消費者、小売商、パートナーの活動と行動の変化を促していきます。」

カーボンニュートラル行程表

アリババグループは、スコープ1と21の排出量について、2030年までにカーボンニュートラルの達成を誓約し、スコープ32について、2020年の水準を基準として、2030年までの炭素原単位50%削減を目標に設定しました。アリババクラウド(阿里雲)は、より高いスコープ3目標に責任を持ち、2030年までに3つのスコープすべてでカーボンニュートラルを達成することを目指しています。

アリババグループは、科学に基づく削減目標イニシアチブ(SBTi)への参加を誓約し、2015年のパリ協定で全体像が示された気候変動の壊滅的影響を回避するための極めて重要な目標である「企業の1.5℃目標」の誓約に、当社の脱炭素化施策・戦略を合わせました。

アリババは今後、体系的で科学的な手法を採用し、脱炭素化イニシアチブを計画・管理します。これには、排出削減のための省エネ・効率向上技術を活用すること、再生可能エネルギーを徐々に利用することでエネルギー構造を積極的に変革すること、炭素除去イニシアチブの追求が含まれます。一般原則として、当社は炭素の除去より削減、オフセットより除去を優先します。

先駆的で意欲的な「スコープ3+」目標

加えて、世界をリードするプラットフォーム企業のアリババは、より大きな責任を果たすため、「スコープ3+」という概念の先駆けとなることを誓約します。それは、当プラットフォームのエコシステムでのより幅広い参加者が生み出す排出量を指しており、現在はスコープ1、2、3に含まれません。当社は、「1.5℃への1.5ギガトン」プロジェクトを発足させ、2035年までにそのエコシステム内で1.5ギガトンの脱炭素化を促進することを誓約しています。

アリババグループのバイスプレジデントでアリババの持続可能性運営委員会議長の陳龍博士は、次のように述べています。「私たちは、デジタルプラットフォームの利用が、パリ協定の1.5度目標の達成につながり得る低炭素循環型経済モデルを強化する上で重要な役割を果たせると考えています。『スコープ3+』の概念は、当社のデジタルプラットフォームを活用することの可能性に基づくものであり、当社のエコシステム内のより広範な利害関係者グループ内で低炭素の製品、サービス、行動に影響を与えてそれらを支持するとともに、当社のエネルギー効率に優れた技術や革新的なビジネスツールをお客さまやビジネスパートナーと共有して、共にカーボンフットプリントを削減するというものです。」

アリババは今後、世界各地の有力な専門組織と協力・提携し、スコープ3+における炭素削減の測定法・指標の改善を継続して行っていきます。

専任のESGガバナンス組織

アリババは本日、当社のカーボンニュートラル目標とより広範なESG目標の達成を監督・実現・支援すべく、3層構造の新たなESGガバナンスの枠組みも発表しました。専任のESGガバナンス組織には、下記で構成されます。

  1. 社外取締役の楊致遠が議長を務める取締役会レベルの持続可能性委員会。その他の取締役は、ウォルター・テー・ミン・クワウク、蔡崇信、武衛。
  2. 戦略的計画、目標設定、管理を担当する持続可能性運営委員会。
  3. 各事業部門の実務レベル代表者で構成され、調整と実行を担当する事業横断的なESG行動グループ。

一方で、アリババは情報およびデータの開示・報告の仕組みを継続的に改善させることを目指しています。2022年から、アリババは個別・具体的な毎年の進捗状況を記載したESG報告書を毎年公表することを目指します。すべての報告書は、国内外の基準で最も信頼性の高い指標に準拠し、認定監査機関が検証します。

編集者への注記

業界アナリストによる追加のコメントは、請求により提供します。

アリババグループについて

アリババグループの使命は、どこでもビジネスが簡単にできるようにすることです。当社は、商取引の未来のインフラストラクチャーを構築することを目指しています。お客さまがアリババで出会い、働き、生活すること、そしてアリババが102年存続する優良企業となることを目標にしています。

1スコープ1排出量は、組織が管理または所有する排出源から発生する直接的な温室効果ガス(GHG)排出量(例えば、ボイラー、炉、車両の燃料燃焼に関連する排出量)。スコープ2排出量は、電力、蒸気、熱、冷却能の購入に関連する間接的なGHG排出量。
2スコープ3排出量は、報告する組織が所有または管理する資産の活動に起因するものではないが、そのバリューチェーンで組織が間接的に関与するもの。

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。


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