FIS、モネリス、グローバル・ペイメンツ、ANZ、CIBC、HSBC、スコシアバンクなどが、顧客に対するビザ・インストールメント・ソリューションの本格展開を行い、人気の高いファイナンスオプションに規模、ブランドの信頼性、利便性を追加
クラーナはビザとグローバルブランド契約を結び、幾つかの市場で拡張と規模拡大を加速
サンフランシスコ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 「先買い・後払い」(BNPL)ソリューションに対する消費者の需要が高まる中、ビザ(NYSE: V)は本日、「先買い・後払い」オプションを顧客に提供するために、ビザの技術(ネットワークベースのビザ・インストールメント・ソリューション(Visa Installments Solution)と長年のフィンテックソリューションの両方)を活用しているイシュアー、アクワイアラー、フィンテック企業の数が増えていると発表しました。
最近のビザの調査によると、全世界の消費者の半数近く(42%)が、既存のクレジットカードまたは申し込み可能なクレジットカードにて提供される分割払いファイナンスに興味を示していることが分かっています1。提携先がこの需要に応えられるよう支援するため、ビザ・インストールメント・ソリューションを世界規模で提供し、イシュアーが提供するBNPLオプションを店頭や電子商取引チャネルで利用できるようにしています。このネットワークベースのソリューションにより、金融機関は既に承認されているクレジットラインに、クレジットカード保有者向けのカスタマイズ機能としてBNPLを追加することができます。同様に、ネットワーク上のアクワイアラーは、ビザを受け入れているすべての小売店に対して、分割払いを実現する機能を有効にすることができます。2019年にパイロット版を初投入した本ソリューションは、オーストラリア、カナダ、マレーシア、ロシア、米国に拡大しています。
ビザは北米において、カナダのモネリスと連携し、CIBC、コマース・バンク、デジャルダン・グループ(デジャルダン)、イクイノックス・ペイメンツ、i2c、スコシアバンク、バーサペイと協力しています。ビザはアジア太平洋地域において、先のHSBCとのプログラム開始に続き、ANZ、GHL Systems Malaysia、クエスト・ペイメント・システムズと分割払いプログラムを本格展開しています。またビザはロシアにおいて、ホーム・クレジット・バンクおよびロシア・スタンダード・バンクと提携しています。さらにビザは、世界の幾つかの市場で、サイバーソース、FIS、グローバル・ペイメンツ、TSYS(グローバル・ペイメンツ傘下)と協力して、ビザ・インストールメント・ソリューションを実現しています。
ビザは今日の有力なBNPLフィンテック企業(アフターペイ、チャージアフター、クラーナ、ペイディ、セズル、スプリティット、ジップを含む)を既に支援していますが、ビザ・インストールメント・ソリューションの世界規模での展開はこうした支援を補完するものです。2017年以降、ビザのフィンテックソリューションは、デジタルクレデンシャルやバーチャルカードを発行することで、消費者がチェックアウト時にシームレスに分割払いを利用できるようにしたり、ビザの受け入れや販売者へのリーチを活用したり、ビザが提供するセキュリティー/リスクサービスを活用したりすることで、フィンテックの成長を支援してきました。さらに、ビザは今週、クラーナがビザとグローバルブランド契約を締結し、幾つかの市場で拡張と規模拡大を加速することを発表しました。
ビザの決済・プラットフォーム製品担当シニアバイスプレジデント兼グローバルヘッドを務めるメアリー・ケイ・ボウマンは、次のように述べています。「数十年前にリボ払い、デビット払い、プリペイド払いを先駆的に導入したのと同じ理由で、ビザは何年も前からBNPLを精力的に採用してきました。購入者がBNPLフィンテックソリューションを好むなら、当社の出番であり、それを実現しています。もし購入者が銀行からのオプションを望むなら、当社はその提供も支援しています。」
ビザの最近の調査によると、調査したすべての国において、分割払いプランへの将来的な関心が高く、現在の採用率を上回っており、今後に向けてBNPL利用の大きなチャンスがあることを浮き彫りにしています2。
HSBCウェルス&パーソナル・バンキング事業の無担保融資&パートナーシップ担当グループヘッドのMadhu Kejriwal氏は、次のように述べています。「HSBCでは、お客さまに革新的な新ソリューションを提供すべく奮闘しています。当社はビザと提携し、北米以外の銀行としては初めて、マレーシアを皮切りに、ビザ・インストールメント・ソリューションを開始して、デジタルBNPL分野への参入を発表できることを大変うれしく思います。この機能は、HSBCVisaクレジットカードのお客さまが提携先の加盟店で買い物をする際に、追加費用や与信申請なしで支払いを月々の分割払いにできるようにすることで、店頭での購入を容易にします。HSBCは、世界規模のBNPL戦略の実現を含め、ビザと共に革新を続けていきたいと思います。」
シリコンバレーを拠点とするi2c(Visa Ready and Fast Trackのグローバルメンバー)の製品担当グローバルヘッドを務めるアヴァ・ケリー氏は、次のように述べています。「BNPLソリューションは、世界中のカード発行会社と加盟店の双方にとって必携の機能として登場しました。ビザと提携し、カード発行会社とそのカード会員に提供している既存のBNPL製品にビザ分割払いの機能を加えることができ、感激しています。」
モネリスの最高製品・提携責任者(CPPO)であるパトリック・ディアブ氏は、次のように述べています。「ビザのような信頼できるブランドと協力して、カナダの人々にBNPLオプションを提供できることをうれしく思います。BNPLのように柔軟な支払い方法を当社の加盟店に提供することで、加盟店がそのお客さまに支払い時の選択肢を増やせるようにできます。」
バーサペイのクレイグ・オニール最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。「BNPLでビザと提携できることを大変うれしく思います。当社は支払いを促進する企業として、このビザプログラムに対する加盟店のオンボーディングをスムーズに行うことができました。そしてBNPL市場の成熟に伴い、このプログラムはバーサペイが熟知し、大きく貢献している分野である企業間取引にとって魅力的なサービスになりつつあることが分かります。」
ビザ分割払い機能に関する詳細情報については、https://usa.visa.com/partner-with-us/payment-technology/installments.htmlをご覧ください。
ビザについて
ビザ・インク(NYSE:V)は、デジタル決済で世界をリードしています。その使命は、安全で信頼のおける革新的な決済ネットワークで世界を結び、消費者、企業、経済全体に利便性をもたらすことです。当社の高度な世界的処理ネットワークのVisaNetは、安全で信頼性の高い決済手段を世界で提供し、毎秒6万5000件を超える取引を処理する能力を備えています。当社の技術革新に対する献身は、あらゆる人にとって、あらゆる場所において、端末を問わず利用できるデジタルコマースの急速な成長を推進しています。世界規模でアナログからデジタルへの移行が進む今、ビザは当社のブランド、商品、人材、ネットワーク、スケールを活用して、商取引の新たな未来を切り開きます。詳細については、About Visa、visa.com/blog、@VisaNewsをご覧ください。
1 Visa &Growth from Knowledge Survey、2021年9月(オーストラリア、カナダ、香港、ロシア、米国、英国の7市場で実施した世界的調査の結果)
2 Visa &Growth from Knowledge Survey、2021年9月(オーストラリア、カナダ、香港、ロシア、米国、英国の7市場で実施した世界的調査の結果)
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