米マサチューセッツ州ケンブリッジ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- データベースの先駆的企業であるTileDB, Inc.は本日、ロッキード・マーティン・ベンチャーズとNTTドコモ・ベンチャーズから戦略的投資を受けたと発表しました。この資金は、主要プロジェクトを継続し、TileDBユニバーサルデータベースの構想と開発を進めるために使用します。
大量のデータを保存・分析する目的でデータをクラウドに移行する動きが加速していますが、諸組織は最も困難なデータソースが表形式になっていないことを認識するようになっています。最大かつ最も複雑なデータタイプの例には、点群、ゲノム科学、イメージング、動画、位置データなどがあります。そうしたデータを特定分野向けソリューションで管理されているデータレイク内の膨大なファイルコレクションとして管理したり、従来の表形式データウェアハウスにデータを強制的に適合させたりすることで、エンドユーザーにとって不必要な作り直しや管理の煩わしさが生じたため、主要な業界に十分なサービスを提供できなくなり、科学がペースダウンしました。
TileDBは、あらゆるバックエンド(クラウドまたはオンプレミス)上であらゆるタイプのデータを多次元配列でモデル化して保存し、あらゆるプログラミング言語/ツールで分析するユニバーサルデータベースを発明しました。「配列」は、あらゆるタイプのデータサイエンスや高度な分析において最も一般的なデータ構造です。TileDBは、複数のデータ形式を処理するための単一の論理的方法を標準化することで、優れたパフォーマンス、弾力性のある拡張性、極めて高度な相互運用性、世界規模の連携を実現できます。TileDBは、配列用オープンソースストレージエンジンであるTileDB Embeddedと、安全なガバナンス、簡単な共有、アクセス管理、拡張性のあるサーバーレスコンピューティングを実現するユニバーサルデータベースであるTileDB Cloudで構成されています。
ロッキード・マーティン・ベンチャーズのバイスプレジデント兼ゼネラルマネジャーのクリス・モラン氏は、次のように述べています。「お客さまや業界パートナーにとって極めて重要なデータの量や速度が増加している中、ロッキード・マーティンはこの進展において高度なデータ管理システムが果たす決定的な役割を認識しています。私たちは、複雑なデータアクセスと分析のニーズに対応するソリューションを先駆的に開拓しているTileDBに出資できることを大変うれしく思います。」
NTTドコモ・ベンチャーズの代表取締役社長である笹原優子氏は、次のように述べています。「当社の研究開発チームはモバイルネットワークの運用データから生成された人口統計データであるモバイル空間統計を開発していますが、TileDBと協力して、バージョン化スパース配列としてモデル化した時系列データを処理しています。NTTドコモ内のさまざまな使用例における高度な分析と統計予測には、処理とデータ管理の改善が極めて重要です。」
TileDBを最初に作成したスタブロス・パパドプロス最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。「TileDBチームは、とてつもなく難しい問題に狙いを定めているこれら一流組織の専門エンジニアや科学者と協力できることに感激しています。これは、データ管理のあり方を改革することによってデータ管理の限界を押し広げるという問題です。私たちは基本的な統一ソリューションでさまざまな使用例に対処できることを証明できるのであり、それは率直に言って、既存のソリューションがこれまで達成したことのない方法によってです。」
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