ニュースケール・パワーに対する日本の関心の新たな波を示し、日揮ホールディングスはニュースケールSMRの将来の展開をサポート
米オレゴン州ポートランド--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- ニュースケール・パワーは本日、日本に本社を置く世界最大手総合エンジニアリング企業グループの持株会社である日揮ホールディングス株式会社(JGC HD)との間で投資および戦略的提携契約を確定したと発表しました。ニュースケールの多数投資家で米国でのEPCパートナーであるフルアー・コーポレーションとの商業関係の一部として、日揮ホールディングスはニュースケール・パワーに4000万ドルの現金を出資し、ニュースケール・パワー・プラントの展開でフルアーと提携します。
本日の発表は、ニュースケール・パワーの日本企業との初めての商業関係と投資関係を記すものであり、日本と世界がニュースケールの画期的な小型モジュール原子炉(SMR)技術への関心を高めていることを示しています。
ニュースケールの会長兼最高経営責任者(CEO)のJohn Hopkinsは、このように述べています。「日揮ホールディングスのニュースケール・パワーへの投資と両社の提携は、当社のSMR技術と国際的現実性が支持されたものとしてありがたく思います。ニュースケールは、世界の多数の国がクリーン・エネルギーへの移行を完遂するための革新的ソリューションを求めている中で、当社のクリーンで安全な先進的原子力技術が経済面や環境面で多数のメリットをもたらすことを立証していくことを楽しみにしています。」
日揮ホールディングス株式会社代表取締役社長COOの石塚忠氏は、このように語っています。「日揮グループは、昨年日本政府が打ち出した『2050年カーボンニュートラル』の目標を支持しています。ニュースケール技術への投資とその高い安全機能によって日揮はEPC事業を拡大することができ、世界のエネルギー市場で高まる需要に対応してゼロカーボンの資源を提供することが可能になります。」
ニュースケールのSMRは2020年8月に米国原子力規制委員会から最初で唯一の設計承認を得る偉業を達成し、2020年代末までのSMR技術の商業化に向けて力強い勢いを維持しています。ニュースケールとフルアーは現在、ユタ州市町村電力公社(UAMPS)のための作業を共同で進めており、世界初のクリーンエネルギー・カーボンフリーSMRプロジェクトの商業的実現を目指しています。
信頼性が高く安全で手頃な価格で柔軟に運用できる無炭素エネルギーを多様な用途に提供する長期的ソリューションとしてニュースケール発電所を見ている国内外のお客さまは、増加を続けています。ニュースケールは、米国内外の組織と契約を締結し、それを公表しています。
ニュースケール・パワーについて
ニュースケール・パワーは、発電、地域暖房、淡水化、その他のプロセス熱アプリケーションにエネルギーを供給するための新しいモジュール式軽水炉原子力発電所を開発しました。この画期的な小型モジュール炉(SMR)設計は、完全工場製造のNuScale Power Module™を備え、安全性を高めて小型化したスケーラブルな加圧水型原子炉技術を使用して60MWを発電できます。ニュースケールのスケーラブルな設計(1つの発電所で独立型電力モジュールを最大12基まで収容できます)は、無炭素エネルギーの利点を提供し、ギガワットサイズの原子力プラントにかかる金銭的負担を軽減します。ニュースケールの過半数投資家は、商用原子力発電で70年の歴史を持つエンジニアリング・調達・建設の世界的企業であるフルアー・コーポレーションです。
ニュースケールはオレゴン州ポートランドに本社を置き、オレゴン州コーバリス、メリーランド州ロックビル、ノースカロライナ州シャーロット、ワシントン州リッチランド、および英国のロンドンにオフィスを構えています。当社のツイッター:@NuScale_Power、フェイスブック:NuScale Power, LLC、リンクトイン:NuScale-Power、インスタグラム:nuscale_powerでのフォローをお願いします。ニュースケール・パワーのウェブサイトをご覧ください。
日揮ホールディングス株式会社について
日揮ホールディングス株式会社は、世界をリードする総合エンジニアリング企業と機能材製造企業を有する持ち株会社です。その中心的子会社である日揮グローバル株式会社は、海外EPC企業として総合的なプロジェクト・サービスを顧客に提供しつつ、安全でコスト効果の高いプロジェクト遂行を実現することに取り組んでいます。1928年の設立以来、日揮グループは世界各地の製油、LNG、石油化学、電力、原子力、医薬品、鉱山の各産業のために大小さまざまな約2万件のプロジェクトを遂行してきました。
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