米マサチューセッツ州ケンブリッジ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- MITから生まれた新興企業であるCoagulo Medical Technologiesは本日、20/20ヘルスケア・パートナーズ、サンズ・キャピタル、グッド・グロース・キャピタル、IAGキャピタル・パートナーズ、個人投資家から650万ドルの資金を調達したと発表しました。Coaguloは、目標を設定した包括的な血液凝固管理のための世界初の精密医療プラットフォームを開発した企業です。また、COVID-19による世界的な公衆衛生上の危機により、従来の凝固検査の制約に注目が集まっていますが、ボストン地域の企業として診断分野の革新に取り組む当社は、こうした危機の中で画期的な革新成果の提供を加速するために、米国国立科学財団から中小企業技術革新(SBIR)助成金を授与されたことも発表しました。
Coaguloの迅速なポイントオブケアデバイスは、すべての凝固関連疾患における個別診断・管理を大きく前進させるものです。このデバイスは極めて携行性が高く、数滴の血液しか必要とせず、10分以内に臨床的に実用的な必須情報を提供します。これはまったく新規の専有的な手法を活用して凝固検査を行うもので、凝固カスケード全体を解析して、特定の凝固因子の欠損ないし阻害を正確に見極め、それらが凝固時間に及ぼす影響を定量化することができます。
現在の凝固検査法は半世紀以上前に開発されたもので、血液凝固機能に関する一般的な情報しか提供せず、凝固異常の具体的な原因を特定することはできません。時代遅れの検査技術は一般的なエンジン警告灯に似ていますが、Coaguloの検査技術は問題を突き詰めて特定の診断コードを割り出すように設計されています。当社の最高科学責任者(CSO)兼社長のガリト・フリドマン博士は、「医師は常に的を絞った情報を望んでいましたが、他のどの技術も提供することができませんでした。このデバイスは医師が臨床的直感をそうした情報で補うことができるようにすることで、より良い健康上の成果を約束するものです」と述べています。Coaguloの最高経営責任者(CEO)兼取締役会長のJarrod Niebloomは「ほんの数滴の血液を使用して、このように包括的な結果を試料から洞察的な知見が得られるまでシームレスに提供し、しかもその情報を臨床的に意味のある時間枠でベッドサイドにて得られるようにすることで、Coaguloの診断プラットフォームは凝固管理で常に進展を見せる課題を解決するための極めて重要なツールになります。COVID-19の患者で一貫して観察されている複雑な凝固の問題は間違いなく、既存の診断ツールがいかに時代遅れであり、臨床ニーズがいかに切迫しているかを象徴しています」と付け加えています。
20/20ヘルスケア・パートナーズのマネジングパートナーであるヒレル・バクラック氏は、次のように述べています。「Coaguloは、現在の医療ニーズに直接応えるプラットフォームを開発しましたが、プロトロンビン時間や活性化部分トロンボプラスチン時間のような従来の検査もサポートしていきます。Coaguloに投資を行い、何十年にもわたり革新がほとんど見られなかった業界をひっくり返すことができるよう、同社による上市を促進するための支援ができることに感激しています。」
ボストンを拠点とする世界的投資グループである20/20ヘルスケア・パートナーズは、技術とライフサイエンスの初期段階の革新に投資を行っており、今回の投資を主導しました。
Coaguloについて:
2018年に設立され、Alexandria LaunchLabsから生まれた Coaguloは、MITとマサチューセッツ総合病院(MGH)の技術をライセンスしています。これらの技術は、当社の最高科学責任者(CSO)兼社長のガリト・フリドマン博士が開発しました。フリドマン社長は、MGHの外傷・緊急手術・外科的救命救急科およびMITの生物医学工学センターでの職にも就いています。Coaguloは、すべての凝固関連疾患の個別化診断・管理のために、次世代の診断法として迅速で極めて携行性に優れ、包括的な手法を開発しました。Coaguloのポイントオブケアデバイスは、米国で上市するための承認ないし認可を米国食品医薬品局からまだ取得していません。
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