フェニックス--(BUSINESS WIRE)--（ビジネスワイヤ） -- 33億9000万米ドルの運用管理資産を有する不動産投資・土地資産管理会社のウォルトンは、住宅建設会社オプション土地開発ファンド（BOLDファンド）を拡大しました。当ファンドは、米国の大手住宅建設会社が短期住宅開発プロジェクト向けに特定した土地の取得資金を調達することを目的としています。
米国の投資家を対象とする2億5000万ドルのファンドと米国以外の居住者を対象とする2億5000万ドルの別のオフショアファンドから成る総額5億ドルのBOLDファンドにより、国内の主要住宅建設会社の短期的土地在庫需要を支える不動産資産への代替投資が可能になります。
新たに拡大されたBOLDファンドは、国内外の投資家に、米国の住宅建設市場の現在の成長に参加する機会を提供します。
ジョン・バーンズ住宅調査によれば、6月の新築住宅販売は前年比で55%増加し、新築住宅の需要は急増しています。販売は全地域で改善し（前年比）、フロリダで84%、テキサスで59%、南東部で54%伸びています。2018年と2019年の力強い価格動向を上回り、住宅建設会社の57%が6月に正味価格を引き上げましたが、アクセス状況は4年間で最高になりました。
消費者が迅速な入居を求めたため、平均完成在庫は前年比で20%減少しましたが、建設会社の55%は次の6カ月間の好調な販売を予想しています（1年前は36%）。
BOLDファンドは、米国の大手上場住宅建設会社が短期の住宅開発向けに特定した不動産を取得します。取得した土地は、合意された分割スケジュールと柔軟な支払い条件に基づき、当該住宅建設業者に段階的に売却されることになります。BOLDファンドは、建設会社による住宅の開発と販売が進む中で、投資家への分配を行っていく予定です。
BOLDファンドの主な投資目的は、土地資産の取得と売却を通じて、資本投資を維持してキャッシュフローを生み出すことです。住宅建設会社との売買契約は各取得に先立って実施され、その契約に分割売却スケジュールと段階ごとの価格が明記されます。不動産は全額現金で取得し、キャッシュフローは6～24カ月以内に始まると予想されます。
ウォルトン・グループ・オブ・カンパニーズのビル・ドハティ最高経営責任者（CEO）は、次のように述べています。「ウォルトンのBOLDファンドは、建設会社が土地在庫とオプション構造を結び付けて資金減少を制限できるようにすることで、進化する住宅建設業界のニーズを満たします。住宅建設会社は、土地在庫のコストと住宅販売からのキャッシュフローとの整合性を改善することができ、投資家はキャッシュフローの源泉の多様化というメリットを得ます。」
6月中旬に公表された全米住宅建設業者協会（NAHB）住宅市場指数（HMI）では、2020年6月に新築一戸建て住宅市場に対する建設会社の信頼感が21ポイント上昇して58になり、住宅供給がパンデミック後の経済回復で先行しそうなことも示されました。この指数では、50を超える値は市場の好調さを示します。
NAHBのディーン・モン会長は、次のように述べています。「全国的に経済が再開される中で、住宅は経済を前進させる態勢が十分に整っています。在庫は逼迫し、住宅ローンの申し込みは増え、金利は低く、信頼感は高まっています。建設会社は大規模感染によりオンラインや電話での問い合わせが増えていると報告していますが、購入の問い合わせは1カ月で2倍以上に増加しています。」
40年以上にわたり、ウォルトンは米国およびカナダの主要な成長地帯における開発前の土地への投資の調査、計画、組成に従事してきました。ウォルトンの発展に伴い、BOLDファンドなどの新商品を提供することが可能になり、投資家や住宅建設会社のために新たな機会を創出しています。
ウォルトンについて
ウォルトンは不動産投資および土地資産管理・運営を手掛ける非上場のグローバルな大手企業で、40年以上にわたり、主要な成長地帯の戦略的に重要な土地に重点を置いてきました。当社は、投資家および事業パートナーに代わって北米における33.9億米ドル相当の不動産の管理・運営を行っています。現在、米国とカナダで10万4000エーカーを超える土地を保有・管理・運営しています。ウォルトン、その事業体、当社の資産ポートフォリオの詳細情報については、Walton.comをご覧ください。
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