- 単回投与および反復投与の用量漸増コホートの結果は、TERN-201が全般的に安全で忍容性が高く、血漿SSAO活性の強力かつ持続的な阻害をもたらすことを実証 -

米カリフォルニア州フォスターシティ & 上海--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 肝疾患とがんの革新的治療薬の創薬と開発に傾注する世界的バイオ製薬会社のTerns Pharmaceuticals, Inc.(上海拓臻生物科技有限公司)は本日、非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)治療薬として開発中のセミカルバジド感受性アミンオキシダーゼ(SSAO)阻害剤TERN-201について、単回投与および反復投与の第1相用量漸増試験が完了し、良好な結果が得られたと発表しました。TERN-201のヒト初回臨床試験のデータは、TERN-201の単回経口投与および反復経口投与の忍容性が良好で、重要な安全性所見が観察されなかったことを実証しています。検討された各投与レベルは、強力なターゲットエンゲージメントを示し、血漿SSAO活性のほぼ完全な阻害を達成しました。この阻害はTERN-201の単回投与または反復投与の後、最大1週間にわたり維持されました。


Ternsの最高医学責任者(CMO)であるエリン・クワーク(M.D.)は、次のように述べています。「全体として、これらのデータはTERN-201が業界有数のSSAO阻害剤で、NASHおよびその他の炎症性疾患の有望な新治療薬になる可能性があることを示しています。これらの良好なデータにより、多様なNASHパイプラインを構築するという当社の手法の確かさがさらに高まり、安全で効果的なNASH併用レジメンを開発するという当社の目標に近づきました。」

第1相試験のデザインと結果

第1相TERN-201試験は、健康なヒト被験者を対象とした多段階の単回投与および反復投与の用量漸増試験です。第1段階では、ボランティアの被験者が用量漸増コホートでTERN-201またはプラセボの単回投与を受けました。試験の第2段階では、健康な被験者が同様に用量漸増コホートで、TERN-201またはプラセボの反復投与を7~14日間にわたり受けました。試験の各段階の主要評価項目は、安全性と忍容性です。副次的評価項目には、薬物動態(PK)と、SSAOターゲットエンゲージメントの薬力学(PD)的バイオマーカー評価が含まれます。

プラセボまたはTERN-201の1日1回投与後のベースラインSSAO活性の平均パーセント:

 

 

 

用量群

残存SSAO活性

 

 

プラセボ
(N=6)

 

 

1 mg
7日間
(N=5)

 

 

4 mg
7日間
(N=6)

 

 

10 mg
14日間
(N=6)

1日目(初回投与から24時間後)

 

 

92.5%

 

 

13.8%

 

 

4.7%

 

 

0%

7日目(7日目の投与から24時間後)

 

 

90%

 

 

0%

 

 

0%

 

 

0%

セミカルバジド感受性アミンオキシダーゼ(SSAO)阻害とTERN-201について

VAP-1(血管接着タンパク質-1)としても知られるSSAOは、H2O2の生成を通じて酸化ストレスを増大させる二重機能アミンオキシダーゼで、肝臓への白血球補充を促進し、結果的に酸化ストレス、炎症、肝線維症を増大させます。表在性SSAOの濃度は炎症組織の血管系で上方制御され、NASH患者では可溶性SSAOの濃度が上昇します。SSAOの阻害は、NAFLD、NASH、その他の慢性線維性肝疾患に対する治療効果を持つと考えられています。TERN-201は、酸化ストレスと肝臓への白血球補充を低減することで、NASHに対する追加的な治療メカニズムを提供する強力なSSAO阻害薬です。インビトロではSSAOの選択指数がオフターゲットとしてのモノアミンオキシダーゼ(MAO)と比較して7000倍超と選択的なものとなっています。一定のMAOはNASH患者層であり得る薬物相互作用に関連する可能性があります。

NASHについて

非アルコール性脂肪肝炎(NASH)は非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)の重症型であり、NAFLDは肝臓における脂肪の過剰な蓄積が原因で発症します。NASHには慢性肝炎と肝細胞損傷が伴い、線維症、肝硬変、最終的には肝がんや肝不全をもたらす場合があります。世界におけるNAFLDとNASHの発症率は肥満率の上昇に伴い、急上昇しています。現在、承認済みのNASH治療薬はありません。

Terns Pharmaceuticalsについて

Terns Pharmaceuticals, Inc.は臨床段階の製薬企業として、慢性肝疾患とがんに対する治療薬の創薬と開発に傾注しています。当社は中国と米国を拠点とし、非アルコール性脂肪肝炎(NASH)、原発性胆汁性胆管炎(PBC)、がんを対象に、複数の治療法の医薬品候補のパイプラインを前進させています。Ternsは、患者に有望な新治療薬を届けるために、疾患生物学、医薬品化学、臨床開発の分野における世界クラスの専門力を活用しています。

詳細情報については、www.ternspharma.comおよびwww.ternspharma.com.cnをご覧ください。

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記事名:「Terns PharmaceuticalsがNASH治療薬として開発中のSSAO阻害剤TERN-201の第1相臨床試験の完了と良好な結果を発表