テルモがフィブラリンのBioBridgeを日本で上市・販売するための独占契約
米カリフォルニア州ユニオンシティ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- スタンフォード大学からスピンアウトし、治療用バイオメディカルデバイスの開発に当たるフィブラリン・コーポレーションは本日、続発性リンパ浮腫の治療と予防に向けて、BioBridge®(バイオブリッジ)コラーゲンマトリックスを日本で上市・販売するために、テルモ株式会社と長期販売店契約を締結したと発表しました。
BioBridgeは移植可能・生体適合性・生分解性を備えた滅菌済高純度コラーゲン外科用メッシュで、フィブラリンが特許を保有するNanoweave®技術を使用して生み出されました。この新しい医療デバイスは米国で市販され、衰弱・欠損が見られる軟組織を補強・修復する外科用として、FDAより510(k)承認を取得しています。発表済みの前臨床研究と早期の臨床使用から、BioBridgeが損傷を受けたリンパ管の修復を促進することが示されています。リンパ管の損傷はがん治療の結果として生じる場合がある症状です。フィブラリンは現在、リンパ浮腫の治療を目的としたBioBridgeの上市に向け、米国、欧州、その他の重要市場で規制当局からの承認取得を目指しています。
フィブラリンとテルモは日本におけるBioBridgeの商業化に向けた活動で提携することで合意し、協業を継続させており、本契約はその成果となります。テルモはリンパ浮腫の治療と予防を目的として日本におけるBioBridgeの独占販売権を取得しており、フィブラリンに既定のマイルストーン支払いを行うことに合意しました。またテルモは、日本でのBioBridgeの商業的導入に先立ち、臨床研究の実施と規制当局による審査の完了を主導します。本契約のその他の条件は開示していません。
続発性リンパ浮腫について
続発性リンパ浮腫は、世界的に見られる重篤な進行性疾患で、がん治療の結果として発症する場合があります。がんに対する介入は、命を救う一方で、時にはリンパ機能をあまりにも破壊するための、がんを克服した人は疼痛を伴う腫れ、致死的となり得る頻回の感染症、そして最終的には組織の不可逆的な構造変化を含め、患肢に疾患を残すことになり、その結果として重度の変形、重篤な機能低下をもたらし、生活の質に深刻な影響を及ぼす場合があります。リンパ浮腫に対する現在の治療法は限られたもので、完治する方法はありません。
フィブラリン・コーポレーションについて
フィブラリン・コーポレーションは、商業段階のヘルスケア関連企業として、特許を保有するNanoweave®3Dスキャフォールド技術を使用し、未充足の重要な医療ニーズを満たすようにデザインした先進的な治療用バイオメディカルデバイスを製造しています。http://www.fibralignbio.com
テルモについて
テルモは、「医療を通じて社会に貢献する」という理念を掲げ、約100年の歴史を持つ、日本発の医療機器メーカーです。世界160以上の国と地域で事業を展開し、25,000人以上のアソシエイトが革新的なソリューションを届けるために日々働いています。体温計の国産化から始まり、設立以来、医療の基盤を支え続けてきました。現在は、カテーテル治療、心臓外科手術、薬剤投与、糖尿病管理、腹膜透析、輸血や細胞治療などに関する幅広い製品・サービスを提供しています。テルモは、患者さんや医療従事者をはじめ、広く社会にとって価値ある企業を目指します。
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Greg King
Fibralign Corp.
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