東京--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) タイヨウ・パシフィック・パートナーズは本日、ヤマシンフィルタ株式会社(6240)の発行済株式総数の5%超を取得した事を発表した。タイヨウ・パシフィック・パートナーズは、経営陣と協働し、企業価値の向上を目指す協力的な投資スタイルを持つことで知られる。
タイヨウ・パシフィック・パートナーズの最高経営責任者(CEO)兼マネージング・パートナーであるブライアン・K・ヘイウッドは、「ヤマシンフィルタのような素晴らしい企業がいることが、我々が日本が世界で最も興味深い投資マーケットの1つと考える理由です。同社は世の中にとって必要不可欠である建設機械の油圧フィルタにおけるグローバルニッチリーダーであり、70%と圧倒的な市場シェアを誇ります。また、同社には有能な山崎社長が率いる強力な経営陣がおり、常に技術革新を続けています。直近の技術革新は、油圧フィルタの寿命を3倍にし、顧客のコストを大幅に削減できるYAMASHIN NANO FILTERです。その超効率フィルタ用に開発した素材は、油圧フィルタに加えて、空調や自動車産業など他の多くの商業用途も持っていると聞いています。既に、衣服デザインに大きな影響を与える軽量断熱素材の質を重視するアパレル大手から採用されています。ヤマシンフィルタの優れた経営、市場でのリーダーシップ、継続的な技術革新の組み合わせは、投資家に優れた長期リターンをもたらすと期待しています。」
タイヨウ・パシフィック・パートナーズの最高投資責任者(CIO)兼マネージング・パートナーであるマイケル・A・キングは、「我々の長年の日本株投資においても、ヤマシンフィルタは最もユニークな製造企業のひとつと言えます。特殊フィルタの生産および模倣困難なフィルタ技術に特化し、主要顧客との強固な関係を保つことにより、高い参入障壁を築き、競争優位性を維持しています。また、 YAMASHIN NANO FILTERにより、経営陣は、建機専用フィルタメーカから、より総合的なフィルタプロバイダーへと進化するという長期的な成長戦略を立案しています。現在の市場評価には、ヤマシンフィルタの成長ポテンシャルがいまだ充分に織り込まれていないと考えています。」と述べた。
ヤマシンフィルタ株式会社の代表取締役社長 山崎 敦彦は、「当社は創業以来、「仕濾過事」(ろかじにつかふる)、フィルタビジネスを通じて社会に貢献することを経営理念に掲げております。フィルタ製品の「ろ材」の開発および製品設計から製造までグループ内で一貫して行い、建設機械、産業機械等の業界に向けてビジネスを展開してまいりました。その経営理念や研究開発力を生かした当社のビジネスモデルに対し評価をいただき、感謝申し上げます。引き続き、株主の皆様に対して透明性の高い経営に努め、長期ビジョンである「総合フィルタメーカ」を目指し、企業価値の更なる向上と持続的な成長を目指してまいります。」とコメントした。
現在ワシントン州カークランド市に拠点を置くタイヨウ・パシフィック・パートナーズは、日本やアジアにおける友好的アクティビスト投資を専門に行うため に、2003年にアジア専門のプロフェッショナルにより設立された。タイヨウ・パシフィック・パートナーズの日本に特化したファンドの運用資産残高は24 億ドル超。全てのファンドで友好的エンゲージメント投資を行う。
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