(東証第一部証券コード:6707)
* オアシスは「A Better Sanken~より「強い」サンケン~」キャンペーンを開始
* オアシスはサンケンの新しい価値向上プランの進捗をモニター
* オアシスは今後も対話を通じ、全てのステイク・ホルダーのためにサンケンの更なる企業価値向上実現を目指す
更なる情報はwww.ABetterSanken.comにて開示
香港--(BUSINESS WIRE)--オアシス・マネジメント・カンパニー・リミテッド(以下、「オアシス」又は「弊社」)はサンケン電気株式会社(以下、「サンケン」)の発行済み株式総数の約5.4%を実質的に保有しているファンドの資産運用管理者です。オアシスは「責任ある機関投資家の諸原則(日本版スチュワードシップ・コード)」を遵守し、投資先企業と建設的な対話を通じて企業価値を持続的に成長させることを志向しております。
オアシスはサンケンとのエンゲージメントを続けてまいりました。令和元年11月6日にサンケンは「主力事業の生産体制最適化並びに非主力事業の戦略的見直しに関するお知らせ(https://www.sanken-ele.co.jp/fina/pdf/20191106.pdf)」を発表しました。本新価値向上プランは力強いスタートです。オアシスは、この場にて最も重要な一歩目を踏み出す決断を行ったサンケンの取締役・経営陣に対し称賛の意を表したいと思います。
本日、オアシスはこの重要な価値向上プランの進捗を今後も継続してモニタリングするために「A Better Sanken~より「強い」サンケン~」キャンペーンの開始を発表しました。オアシスは本価値向上プランがサンケンの企業価値の長期的な向上に大きく寄与し、すべてのステイク・ホルダーにとって有益なものになると信じております。
セス・フィッシャー(オアシス最高投資責任者)のコメント
「サンケンは株主の声を真摯に受け止め、株主とともに企業価値向上のために努力する素晴らしい会社である。サンケンは代表取締役社長の和田氏と社外取締役三名を含む「構造改革委員会」を通じて事業構造の選択と集中を促進し、成長を加速することを決定した。弊社はこれを良いコーポレート・ガバナンスがもたらす結果の好例であると考えている。」
オアシスが「A Better Sanken~より「強い」サンケン~」キャンペーンを実施する目的は本価値向上プランが迅速かつ着実に実行されるようモニタリングするためです。サンケン自身の価値が、サンケンの米国子会社であるAllegro Microsystems, Inc.(以下、「アレグロ」)の価値を下回ってしまっている現状を鑑みると、本価値向上プランを実行することは非常に重要です。この価値の逆転は、サンケンの半導体デバイス事業(アレグロを除く)及び非主力事業のパワーシステム事業の低利益率が要因であると考えます。これらの低利益率事業がサンケンにとって非常に大きなリスクとなっていることはサンケンのフリー・キャッシュ・フローが過去5年間のうち4年間マイナスとなっていることから見て取れます。
より広範にオアシスはサンケンに対して下記施策の実行を推奨してきました:
パワーシステム事業からの撤退
半導体デバイス事業のオペレーションの改善
ガバナンス体制の強化
業績連動報酬の導入
弊社との対話開始以来サンケンは下記を実行しました:
パワーシステム事業について第三者への売却を含めた戦略的オプションの検討・実行を進めることを発表
半導体デバイス事業について、国内工場に関しては、従来から進めてきた不採算製品の撤退、工場の統廃合、海外生産移管、外注化の促進などにより、生産体制の最適化の推進を発表
事業ポートフォリオマネジメントの経験がある独立社外取締役を採用
営業利益及びROE等に連動する業績連動報酬を導入
オアシスの提案及びサンケンのこれまでの進捗の詳細については、弊社キャンペーン・ウェブサイト (www.abettersanken.com)をご参照ください。
オアシスはサンケンの企業価値向上、そしてより強いサンケンの実現に向けて建設的な対話を継続します。
尚、オアシスは、私たちと共にサンケンを改善するための動きにご賛同いただけるステイク・ホルダーを歓迎します。上述のキャンペーン・ウェブサイトを通じて弊社にご連絡頂ければ幸甚に存じます。
オアシス・マネジメント・カンパニー・リミテッドについて
オアシス・マネジメント・カンパニー・リミテッドは、最高投資責任者のセス・H・フィッシャーが2002年に設立しました。オアシス・マネジメント・カンパニー・リミテッドは、世界中の様々な国やセクターで、幅広いアセットクラスの投資機会を発掘しております。オアシス・マネジメント・カンパニー・リミテッドに関するより詳細な情報は、ホームページ(https://ja.oasiscm.com/)にてご覧頂けます。オアシスは「責任ある機関投資家の諸原則(日本版スチュワードシップ・コード)」を遵守し、投資先企業と建設的な対話を通じて企業価値を持続的に成長させることを志向しております。
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オアシス・マネジメント・カンパニー・リミテッド
広報担当者:テイラー・ホール
メールアドレス:thall@hk.oasiscm.com