ロンドン--(BUSINESS WIRE)--（ビジネスワイヤ） -- IBC2018国際栄誉賞が、セサミストリート共同設立者のジョーン・ガンツ・クーニー氏に贈られました。授賞式では、50年にわたり影響力のある教育テレビ番組を制作してきただけでなく、デジタルの未来への継続的取り組みも評価されての受賞であることが説明されました。式典で放映されたビデオ・メッセージで、クーニー氏は自分が残した影響について話したくないと語りました。それは「まだ道半ばですから」という理由でした。
国際栄誉賞の授賞式でマペットのアーニーがステージに登場すると、聴衆から喝采が沸き起こりました。アーニーはIBC理事会のナオミ・クライマー議長とおしゃべりし、IとBとCは大好きな文字だと言いました！
アーニーは、メディア・エデュケーション社長でセサミ・ワークショップ最高執行責任者（COO）のスティーブ・ヤングウッド氏と共に登場しました。ヤングウッド氏は、次のように述べています。「世界は約50年前にセサミストリートが創設された時とはいくらか様子が変わりましたし、もちろんメディアの状況は劇的に変わりました。」
「しかし、喜ばしいことに、変化の激しい業界でセサミは絶えず進化を続けつつも関連性を保ち、クーニーのビジョンは生き続けています。ジョーン・ガンツ・クーニーとセサミ・ワークショップの全員に代わって、この栄誉に対して心よりお礼を申し上げます。」
この夜のホストは、ブロードキャスターで技術ジャーナリストのケイト・ラッセル氏でした。ラッセル氏はジョーン・ガンツ・クーニー氏がIBC国際栄誉賞を女性として初めて受賞したことを指摘し、「ようやくですね」とジョークを飛ばしました。
IBC革新賞
ユーロスポーツとディスカバリーは、3つのIBC革新賞の最初の賞（コンテンツ制作カテゴリー）を受賞しました。平昌冬季オリンピックの競技に観客を引き込むために、両組織は発表者をLEDスクリーンで取り囲むユーロスポーツ・キューブを作り、観客はこのアイデアを大いに喜びました。
ディスカバリーのEMEA＆APAC技術・業務担当執行副社長のサイモン・ファーンズワース氏は、次のように述べています。「IBCによる評価は、選手、より広範なオリンピック関係者、欧州各地の視聴者からユーロスポーツ・キューブが受け取った絶賛に通じるものです。ホワイトライトやデルタトレなどの優れたパートナーとの協力により、私たちは最高水準のキューブ体験を実現できました。」
このカテゴリーには、他の2つのプロジェクトが最終候補に残りました。CCTVとその技術パートナーの索貝（ソーベイ）による平昌と北京を結ぶ4Kリモート制作システムと、ユーロニュースと技術パートナーのDalet、アドビ、ピークスによる局所の視聴者への世界ニュース配信に自動化サポートを使用した初の「グローカル」ニュース制作システムです。
メディアラーンは、広告による番組中断を短縮する本当に斬新なアイデアが評価され、コンテンツ配信カテゴリーでIBC2018革新賞を受賞しました。ベルギーのネットワークであるスティービー・サービスでは、自分に関連する広告のみを表示することで、加入者は放送に追いつくことができます。
メディアラーンのソリューションアーキテクトのピーター・クーケ氏は、次のように述べています。「メディアラーンは、放送技術に関する最も権威ある賞のIBC革新賞を受賞できて本当にうれしいです。ライブの収益化に向けた真に画期的で視聴者重視のソリューションを開発してくれたヨースペースと、極めて未来志向のプロジェクトを表彰するIBCに感謝したいと思います。」
この夜の最初の賞を受賞したユーロスポーツは、冬季オリンピックにNEPメディアバンク資産管理ソリューションを使用したことが評価され、このカテゴリーの最終候補にもなっていました。3番目の最終候補はボーダフォンで、クラウドベースのプラットフォームをカルトゥーラと共同開発しました。このプラットフォームにより、世界のどこでも迅速かつコスト効率良くテレビサービスを展開できます。
アイルランドの国営放送局のRTÉは、3つ目の革新賞（コンテンツ・エブリウェア・カテゴリー）を受賞しました。この局は、現代的なOTTプラットフォームの先進性を無料で提供したいと考えました。ソアービュー・コネクトは視聴者に非常に人気があることが示されています。
RTÉのリチャード・ワグホーン変革・技術担当取締役は、次のように述べています。「IBC革新賞をコンテンツ・エブリウェア・カテゴリーで受賞できて本当にうれしいです。私たちは、パートナーのフリーサットやEKTと共にソアービュー・コネクト・プロジェクトで達成したことを非常に誇りに思っています。これは真に革新的なサービスであり、IBCに評価されたのはチーム全体の功績です。」
RTÉと並んで高く評価されたのは、2つの非常に異なるプロジェクトでした。LiveUおよびイマジン・コミュニケーションズと共同開発したESPNのショートストップ・ライブは、記者が携帯電話から直接放送できるようにするものです。そして、世界ラリー選手権では、技術パートナーのNEP、AMPビジュアルTV、ビズリンクと開発したWRCオール・ライブで、すべての特別ステージのあらゆる瞬間をカバーする75台ものカメラからの映像を提供できるようになりました。
審査員賞と特別賞
今年は、革新賞を担当する国際審査員団がさらに2つの賞を贈りました。
審査員賞は、エコネット・メディアのKwesé
Playに贈られました。情報が届きにくいサハラ以南アフリカ地域にTVエブリウェア・サービスを導入し、地元と海外のコンテンツをすべての人が手軽に利用できるようにするという大胆な試みです。ベリマトリックス、AWSエレメンタル、ロクが技術を提供しました。
IBC特別賞は、BBCの2つの創造的プロジェクトが共同受賞しました。文明ARは、ランドマークのアート・シリーズにリンクされた拡張現実アプリで、これにより地元や国立の美術館は所蔵作品に関するさらに多くの情報を共有できます。BBCニュースは、360度の動画と臨場感あふれる音声で撮影したナイル川沿いの様子を通じて、エチオピアのナイル川ダム建設プロジェクトの地政学的背景を伝えて受賞しました。
最優秀カンファレンス論文賞
2回目の賞がBBC R&Dに贈られました。今回は、最優秀カンファレンス技術論文賞に選ばれました。論文「制作におけるAI：ライブ・イベントのカバー拡大のための映像分析と機械学習」では、ライブに近いコンテンツを最小限のクルーで制作する「Ed」として知られるプロジェクトについて検討しています。3台の無人操作4Kカメラのセットが例となり得ますが、これによりEdは適切なフレームのHD映像を幾つも撮像し、必要に応じて画像をカットします。
プロジェクトリードのマイク・エバンス氏は、次のように述べています。「このプロジェクトのポイントは、より多くのイベントをカバーして、他の方法ではカバーできない場所をカバーすることです。例えば、従来の制作方法では、グラストンベリー・フェスティバルで100カ所近くの場所で音楽が演奏されても6カ所くらいの演奏しかカバーできませんし、エディンバラ・フリンジでは300カ所で5万個のパフォーマンスが行われても、そのごく一部しかカバーできません。」
「しかしEdを使用することで、それらをはるかに多くカバーでき、しかもイベント自体にあまり邪魔にならない制作技法で撮影できます。」
展示スタンド・デザイン賞
今年のIBC展示スタンド・デザイン賞は、土曜午後に展示会場で発表されました。最も革新的なシェル・スキーム・スペース使用賞は、卓越した照明使用と、放送業界のアーカイブの重要性を強調したスタンドを設営したINAに贈られました。このカテゴリーでは、テルマコとスピーチマティクスも高く評価されました。
明確なメッセージを伝える色使いと創造的な形で人々を結び付け、最優秀スモーラー・フリー・デザイン・スタンド賞（100平方メートル未満）を獲得したのは、Paywizardです。MRMCとコンビバも審査員から高く評価されました。
最大スタンド・カテゴリーでは、Wyplayが選ばれました。その技術で魅力的な文脈と優れた人脈作りの機会を実現したことが、審査員から評価されました。バイアクセス-オルカとグーグルも高評価を得ました。
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編集者への注記：
IBC2018の詳細については、show.ibc.orgをご覧ください。
IBCについて
IBCは、世界屈指の影響力を持つメディア、エンターテインメント、テクノロジーの展示会です。170カ国以上から5万7000人以上の参加者を集め、評価の高い会議（査読あり）が催され、先進的な業界サプライヤー1700社以上による最先端技術の展示が行われます。この世界クラスの展示会と会議に加え、IBCは、IBCデイリー、IBCTV、IBC365も開催します。
IBC365はホットな話題や重要なトレンドに関し、業界をリードするジャーナリストによる知見や意見を年間を通じて提供し、また示唆に富んだホワイトペーパー、査読を受けた技術論文、非常に示唆に富むウェビナー、拡張を続けるビデオ・ライブラリーを提供しています。
IBC2018の日程
会議：2018年9月13〜17日
展示会：2018年9月14〜18日
IBC2018の詳細については、show.ibc.org/をご覧ください。
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