ハードウェア設計を簡素化し、拡張性に優れた高性能ストレージシステムの構築を可能に
東京--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 東芝メモリ株式会社は、SSD
をEthernetに直接接続し、NVMeTM over Fabrics(NVMe-oFTM)規格Version
1.0に準拠した方式でデータアクセスが可能なNVMe-oF
SSDの試作機を開発しました。本技術を使うことにより、従来のCPUベースのハードウェア構成に比べて、NVMe-oF準拠のJBOF(Just a
Bunch of
Flash)のハードウェア設計(アーキテクチャ)を簡素化することができ、高性能で低消費電力のストレージシステムをより低コストで構築することが可能になります。
今回の試作機に使われるNVMe-oF SSDは、 Marvell®社製88SN2400 NVMe-oF
SSD変換ブリッジSoCを採用し、デュアルポート25Gbit Ethernet直接接続の高性能U.2 NVMe
SSDを実現しました。また、本NVMe-oF SSDを評価するための試作機であるEthernet JBOFのシャシーは、Aupera
Technologies社が開発しました。
さらに、今回開発したEthernet接続型NVMe-oF SSD試作機は、100Gbit Ethernet 6ポート
2系統(高可用性対応)の外部インターフェースを持ち、システム性能16M IOPS (4KBランダムリードアクセス) のクラス最高性能 [注1]を実現します。
当社は、今後さらなる普及が見込まれるNVMe-oF、エンタープライズ/データセンターのフラッシュストレージシステム向けに、高性能・大容量の拡張性に優れたNVMe-oF
SSDを市場提案し、普及を目指します。
なお、本試作機は8月7日から9日まで、米国サンタクララで開催中の「Flash Memory Summit 2018」の Toshiba
Memory Americaブース(#307)でデモ出展を行います。
*NVM Express、NVMe、NVMe-oFはNVM Express, Inc.の商標です。
*その他の社名・商品名・サービス名などは、それぞれ各社が商標として使用している場合があります。
[注1] 2018年8月7日現在、2Uサイズのストレージシステムにおいて、東芝メモリ調べ。
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