米ケンタッキー州アシュランドに本拠を置くブレイディ・インダストリーズが1株当たり10ドルでの普通株式発行により7500万ドルを調達
独自の超高強度粉末冶金技術を持つベロクシントの全発行済み株式を株式交換により取得、ブレイディ・インダストリーズの完全所有子会社に
ベロクシントの生産施設はケンタッキー州アシュランドのイーストパーク地区のブレイディ・インダストリーズの工場敷地内に併設
米ケンタッキー州アシュランド--(BUSINESS WIRE)--（ビジネスワイヤ） --
15億ドルを投じてケンタッキー州グリーナップ郡にグリーンフィールドのアルミ圧延プラントを建設する計画を明らかにしてから1年を経ずして、ブレイディ・インダストリーズは1株当たり10ドル、総額7500万ドルのシリーズBの普通株式発行が完了したと発表しました。この資金調達の完了を受け、ブレイディ・インダストリーズはMITにより育成された超高強度合金および粉末冶金製造企業のベロクシントの全発行済み株式の取得を終了しました。
ブレイディ・インダストリーズのクレイグ・T・ブシャール会長兼最高経営責任者（CEO）は、次のように述べています。「ベロクシントの買収が完了したことで、ブレイディ・インダストリーズではコスト効率の高い軽量化を求める運輸業界のニーズと課題に対応するための基盤が整います。ごく近い将来に、ベロクシントは運輸、鉱業、機械、消費財の『軽量化と強度化』の標準となるでしょう。今回の取引はケンタッキー州に大きく資することになり、この美しい州の北東部を世界の科学と先端製造業が交わる場にするという目標に沿ったものです。」
ベロクシントの生産拠点は、ケンタッキー州アシュランドのイーストパーク・インダストリアル・センターにあるブレイディ・インダストリーズのアルミ圧延プラントに併設されます。ベロクシント・リサーチとプロトタイプ施設は引き続きマサチューセッツ州ボストンに置かれ、規模と対象範囲が拡充されます。
ベロクシントは近く先端製造の担当者の配属に着手するとともに、アシュランド・コミュニティー・テクニカル・カレッジと連携して同社の研修プログラムをブレイディ・インダストリーズの先端製造ディグリー制度に統合する予定です。
ブレイディ・インダストリーズの最高執行責任者（COO）を務めるブレイン・ホルト退役空軍大将は、次のように述べています。「今回の案件は素晴らしいチームの力量を測る重要なテストと言え、そのテストに大きな成功をもって合格することができました。イーストパーク・キャンパスは、自動車および航空宇宙分野における最も難しい課題に対する画期的なソリューションの宝庫として発展しています。今後もブレイディは謙虚で飽くなき姿勢を維持し、世界に変革を起こしていきます。」
ベロクシントの指揮を執るのは現最高経営責任者（CEO）のアラン・ルンド博士であり、さらに同氏はブレイディ・インダストリーズの最高技術責任者も兼務します。
今回の取引について、ルンド氏は次のように述べています。「ベロクシントがブレイディ・インダストリーズのファミリーに正式に加わることを大変うれしく思います。これにより、ベロクシント独自の素材設計ツールセットを活用して高性能でコスト効率の高い次世代金属製品を提供することにより金属業界の変革を促すという私たちの当初のビジョンにおいて、実現の次の段階に進むことができます。」
ブレイディ・インダストリーズについて：
ブレイディ・インダストリーズは、世界の運輸および防衛業界向けの未来志向の高度金属製造企業です。初のプロジェクトであるケンタッキー州アシュランドのイーストパーク・インダストリアル・センターでのグリーンフィールドのアルミ圧延工場第1期の建設により、ブレイディ・インダストリーズは自動車および航空宇宙業界向けの5000、6000、7000シリーズのアルミ板の仕上げまで手掛ける年産30万トンの低コスト一貫製造メーカーなります。
ベロクシントについて：
ベロクシントはMITにより育成された軽量化ソリューション企業で、既存の最先端製品より軽く強度が高い金属部品の設計・製造を可能にする独自の粉末冶金技術の開発と商業化に注力しています。
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