東京--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 東芝デバイス&ストレージ株式会社は、監視カメラ装置でのデータ保存に使用される大容量の3.5型HDDとして、最大記憶容量10TB[注1]を達成した「MD06ACA-Vシリーズ」のサンプル出荷を本日から開始します。
近年、監視カメラシステムでは、セキュリティレベルの向上のため映像の高精細化、設置カメラ数の増加、映像の長期保存などにより、大容量HDDのニーズが高まっています。また、新型の監視カメラシステムでは、ネットワーク接続による遠隔地のライブ映像のモニタリングやデータを保存しながら映像再生を行うストリーミング機能を備えており、大容量だけでなく高性能なHDDが求められています。
新製品の「MD06ACA-Vシリーズ」は、ディスク媒体の磁気記録層とヘッドの機能向上等により高記録密度化を図り、従来からの空気ベースの構造で最大記憶容10TBを達成したほか、8TBと6TBをラインアップしています。
従来機種[注2]と比べると、ディスク回転数は毎分7,200回転、256MiB[注3]のバッファを搭載しており、10TBモデルの転送速度は58%向上の237MiB/s[注4]を実現しました。
また新製品は、振動補正機能も搭載した24時間稼働のHDDで、最大64台[注5]の高精細カメラデータにも対応。さらに、ワークロード[注6]は年間180TB、平均故障時間(MTTF)[注7]は100万時間、HDD表面温度仕様は0度から70度[注8]と広く、さまざまな監視カメラシステムに適した性能と信頼性を備えています。
新製品の更に詳しい仕様については下記WEBページをご覧ください。
https://toshiba.semicon-storage.com/jp/product/storage-products/specialty.html
[注1]
記憶容量:1TB(1テラバイト)=1,000,000,000,000(10の12乗)バイトによる算出値です。1TB=1,099,511,627,776(2の40乗)バイトによる算出値をドライブ容量として用いるコンピューターオペレーティングシステムでは、記載よりも少ない容量がドライブ容量として表示されます。ドライブ容量は、ファイルサイズ、フォーマット、セッティング、ソフトウェア、オペレーティングシステムおよびその他の要因で変わります。
[注2]
従来機種「MD04ABA500V」:記憶容量5TB、バッファサイズ128MiB、転送速度150MiB/s、ワークロード110TB/year
[注3]
1メビバイト(MiB)は1,048,576(2の20乗)バイトとして計算しています。
[注4]
読み出しおよび書き込み速度は、ホストシステム、読み書き条件、ファイルサイズなどによって変化します。
[注5]
監視カメラのサポート数は、10Mbit/sの高精細カメラデータによる性能シミュレーションによって定義されています。実際のサポート数はカメラの種類、ハードウェア、ソフトウェア、システム、ビデオデータ圧縮技術、解像度、フレーム数およびその他の要因で変わります。
[注6]
ワークロードは、年間のデータ処理量の目安であり、ホストシステムからのコマンドで実行される読み書きやベリファイによるデータ量として定義されます。
[注7]
MTTF(平均故障時間)は製品寿命の保証や目安ではなく、製品の平均故障率から統計的に算出したものです(実際の稼働環境を必ずしも反映するとは限りません)。実際の稼働時間はMTTFとは異なる場合があります。
[注8]
動作時の表面温度が高い場合、ドライブ出荷時の性能を維持できないことがあります。推奨表面温度(動作時)は、60度未満です。
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