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IBC2017イノベーション・アワードの最終候補が決定:業界トレンドの中でもeスポーツ、OTT、IP-OBトラック、高速列車でのコンテンツ配信が焦点に


ロンドン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --
IBCは本日、IBC2017イノベーション・アワードの最終候補を発表しました。電子メディア、娯楽、技術業界の技術革新の幅広さを実証するように、国際審査員団が数々の魅力的な応募を審査し、世界各地の11組の最終候補を選定しました。それらはすべて非常に異なるソリューションです。




最終候補は、主要なサッカーの決勝戦からeスポーツ、バーチャルスタジオからチャンネルマーケティング、大規模なモバイルOTTから高速列車でのシームレスなコンテンツ配信まで、あらゆる分野に及びます。9月17日(日)のIBC授賞式で舞台に立つのは、トロントからシンガポール、英国からインド、スペインから米国までの代表者です。



IBCが50周年を迎える2017年には、業界環境の変化を反映し、それに対応すべくイノベーション・アワードのカテゴリーを更新しました。コンテンツ制作、コンテンツ配信、コンテンツ・エブリウェアの最も革新的なプロジェクトに3つの賞を贈ります。これまでと同様なのは、真の課題への取り組みに向けた共同作業の重視と、トロフィーを持ち帰るのが技術パートナーでなく、そのプロジェクトを委託した放送局、メディア企業、サービスプロバイダーであることです。



審査委員長のマイケル・ラムリーは、次のように述べています。「今年の応募数には驚きましたが、最も重要なのはその驚くべき質の高さです。最終候補を11組に絞るために多くの激しい議論が行われました。非常に難しい作業であり、最終候補にもれた多くの優れたプロジェクトがありました。多くの場合、その差はごくわずかでした。」



「2017年の最終候補の国際的な広がりは、IBCの世界的な影響力と、これらの最も切望される賞の世界的な重要性を反映しています。IBCで日曜の夜にすべての最終候補にお祝いの言葉を述べ、受賞者の発表を聞くのを楽しみにしています。」



コンテンツ制作 – 3組の最終候補




  • 英国のITVは、プロジェクト・フェニックスが評価されて最終候補に残りました。この放送局は、宣伝用動画の委託から配信までの制作管理システムを開発する必要がありました。結果として毎月1000以上のマーケティング資産が制作され、ほぼすべてのバージョン管理が自動で行われるようになりました。ITVに協力した技術パートナーは、100シェイプス、キャンテモ、コードミル、NMR、ピクセル・パワー、ビディスパインです。


  • 大手放送局のメディアコープは、その世界拠点全体で部門間の連携を進めてシームレスな制作・配信環境を実現すべく、サービス指向型アーキテクチャーを始動したことが評価されて最終候補に残りました。その新しいセンターには、オンライン、テレビ、ラジオのニュースを4言語で制作する3000平方メートルのニュースルーム、6つのスタジオ、大劇場、100室以上の編集スイート、OTT・放送配信が含まれます。システムインテグレーターのクヴェスト・メディアは、アクタス、アドビ、ATCI、オートスクリプト、Avid、アクソン、バトン、ブラックマジック・デザイン、シスコ、Dalet、DHDオーディオ、EVS、フェアライト、グラスバレー、ハーモニック、日立、HP、IBM、Ihse、ラヴォ、Lund
    Halsey、Netia、オクトパス、オラクル、ラリタン、RCS、SAM、スケジュオール、昭特製作所、ソニー、STエレクトロニクス、テレストリーム、トリプルプレイ、TSL、Vizrtなど、多くの技術パートナーの協力を得ました。


  • グループ・メディアTFOは、カナダ・オンタリオ州の小さなフランス語放送局から、非常に愛される子供向け番組を制作してオンラインで大きな存在感を築くまでになりました。そのLaboratoire
    d’univers
    virtuels(LUV)は、エピック・ゲームズのアンリアル・ゲームエンジンのパワーと費用対効果を利用して、バーチャル・セットへの新しいアプローチを取っています。今日TFOは、毎日リアルタイムで1つのスタジオから40作品もの短編動画を制作しています。エピックと共に技術パートナーとして参加したのは、CEV、stYpe、ゼロ・デンシティーです。



コンテンツ配信 – 4組の最終候補




  • アリーナ・テレビジョンは英国を拠点とする外部放送事業者であり、初のオールIPトラックで欧州の業界をリードしました。BTスポーツによるイングランド・プレミアリーグの4KウルトラHD放送の開始に定期的に使用されています。この先駆的なトラック(および現在サービスを開始している2番目のトラック)の技術パートナーは、シスコ、グラスバレー、ラヴォ、ヴィデリオ・ビデオ・ソリューションズです。


  • オランダのメディア企業DMCは、放送配信センターから包括的なメディア物流サービスに移行しました。その一環として、DMCの顧客に必要な資産管理、パブリッシング、配信サービスを提供し、海外のコンテンツ所有者と欧州の視聴者7億人をつなぐ完全に仮想化されたプライベート放送クラウドに移行しました。この新しいプラットフォームは、シスコ、エクイニクス、ペブルビーチ・システムズ、レッドハット、スーパーマイクロ、VMウェアと共同で開発しました。


  • シンクレア・ブロードキャスト・グループは、108カ所の米国市場で233のテレビ局を運営しています。放送・オンラインサービス用の共通プラットフォームを提供するプログラムの一環として、地上伝送の革命的なアプローチを開発しました。一般的な米国モデルは「高い塔と高圧電力」、すなわちシングルマストとトランスミッターです。チームキャストとワン・メディアがシンクレアのために開発した新しいアプローチは携帯電話方式で、ミニトランスミッターを大規模な単一周波数ネットワーク内の必要な場所で使用するというものです。


  • バイアコム18は、大手メディア企業のバイアコムと地元のサービスプロバイダーのネットワーク18がインドで設立した合弁事業で、マルチチャンネルOTTネットワーク「VOOT」を運営しています。混雑することが多くデータコストも高いネットワークを介して、インドのスマートフォン3億台にコンテンツを配信する見通しに直面し、貴重なメモリスペースを取ることなく高いパフォーマンスを実現する先進的なウェブサービスを開発するという新しいアプローチを取りました。わずか数日以内に、VOOTではビジターから動画視聴者となる人が77%増加し、ユーザー当たりのセッション時間が39%増加しました。グーグルが技術サポートを提供しました。



コンテンツ・エブリウェア - 4組の最終候補




  • BTスポーツは、ウェールズのカーディフで行われた2017年チャンピオンズリーグ決勝戦を主催した放送局で、できるだけ多くの方法でできるだけ多くの人と関われるよう尽力しました。コンテンツ配信賞にノミネートされたアリーナ・トラックを用いて、異なるトラックでHDとドルビー・アトモス・サウンド付き4KウルトラHDで試合をカバーしました。ユニークな12台のカメラのVR操作により、インビジョン・グラフィックス、ライブリプレイ、異なる解説など、豊かな360度の映像を提供しました。コンテンツは、オンラインのすべてのプラットフォームと放送で利用できました。技術パートナーには、ドルビー、エリクソン、ムーヴ、SAM、ソニー、テレジェニック、タイムラインが含まれます。


  • 電子スポーツリーグのESLは、世界中でゲーム大会を主催するeスポーツ企業です。ポーランドで開催された2017年インテル・エクストリーム・マスターズ・トーナメントの決勝戦のために、複数地域の13の放送局にライブフィードを提供でき、さらに一部の地域にOTTおよびデジタルシネマ配信が可能な配信パートナーを見つける必要がありました。ESLはデラックスと提携し、公共のインターネット上でESL放送のライブフィードを配信できるようにしました。このeスポーツ・トーナメントは、4600万人以上の視聴者に情報を届けました。


  • 10年間にわたり、グーグル・アースはインターネットだけを使って世界を探検する能力を私たちに与えてくれています。今では、グーグル・アースVRを使用してその不思議な世界に没入することができます。この新アプリは、視聴者とのつながりと制御フィードバックの受信にタッチ、視覚、音を利用します。新技術は画像をスムーズにレンダリングし、混乱や乗り物酔いなしに没入体験を維持します。技術パートナーは、アント・フード、イーブン/オッド、ジョシュア・モシャー氏、リチャード・デバイン氏です。


  • 今年の最終候補に残った最後のプロジェクトは、真のコンテンツ・エブリウェア・アプリケーションです。時速300キロメートル以上で走行する列車内で一貫したメディア配信を保証します。スペインの国営鉄道事業者のレンフェは、高速鉄道の乗客1900万人が、家にいるのと同じようにプレミアムコンテンツやスポーツの生放送に列車内や駅でアクセスできるようにするためにテレフォニカと協力しました。このプロジェクトはテレフォニカが主導し、技術パートナーとしてAccedo、Cires21、シスコ、ヒスパサット、Iecisa、インドラ、ナグラ、Signiant、テルダットなどが協力しました。



IBC2017授賞式



これら3賞の受賞者は、9月17日(日)午後6時30分からRAIオーディトリアムで開催するIBC2017授賞式で発表されます。この晩のホストを務める特別ゲストは、科学者でテレビ出演者のヘレン・チェルスキー博士です。



イノベーション・アワードに加えて、この式典では審査員賞(イノベーション・アワードを審査した各国の編集者やコンサルタントで構成される同じ審査員団から授与)も発表されます。この式典で授与されるその他の賞には、IBCの最高賞であるIBC国際栄誉賞が含まれます。



授賞式は、すべてのIBC来場者が無料で参加できます。



## 以上 ##



編集者への注記:



IBCについて



IBCは、世界をリードするメディア、エンターテインメント、テクノロジーの展示会です。170カ国以上から5万5000人以上の参加者を集め、評価の高い会議(査読あり)が催され、先進的サプライヤー1700社以上による最新の電子メディアおよびエンターテインメント技術の展示が行われます。
























IBC2017の日程

会議:

 

 

 

2017年9月14~18日

展示:

 

 

 

2017年9月15~19日

IBC2017の詳細情報:


 



https://show.ibc.org/




本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。




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Louise Wells, Bubble Communications
E: louisew@bubbleagency.com
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