パリ & 独ダルムシュタット--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --
がん個別化治療を推進するワールドワイド・イノベーティブ・ネットワーク(WIN)コンソーシアムは、メルクがWINコンソーシアムに加入したと発表しました。メルクは米国とカナダでEMDセローノとしてバイオ医薬品事業を行っています。WINは世界の学術機関および産業界の40組織から構成されるネットワークで、がん患者の生存期間に大きな影響を与えることを目標に、新世代のバイオマーカーを駆使した治療薬の臨床試験および世界規模で実施されるバイオマーカー発見プログラムに傾注しています。メルクの加入により、WINの製薬業界会員が拡大します。WINのグローバル共同研究戦略は、6月26~27日にフランスのパリで開催されるWIN2017シンポジウムで発表します。
精密医療の手法を用いて医薬品を開発するというメルクの社を挙げての強い誓約は、腫瘍治療薬の開発における同社の幅広い経験や、同社の目標・能力と併せて、WINの使命と戦略的な足並みがそろっています。
WIN会長のDr.ジョン・メンデルゾーンは、「がん個別化治療における最新の成果を患者に届けるには、健康科学界の多くの部門の協働・提携が必要となります」と述べています。WIN最高科学/執行責任者のウラジーミル・ラザール博士は、「分子標的がん治療薬の開発に対するメルクの強い傾倒と、腫瘍治療薬開発における幅広い専門力は、患者ががん個別化治療における進歩の恩恵を受けられるペースを速める上で重要な役割を果たします。当組織にとり、メルクとファイザーをWINの製薬企業パートナーに迎えるのは光栄で、この提携が世界中のがん患者に恩恵をもたらすと確信しています」と述べています。
WINコンソーシアムは、学術・製薬・バイオテクノロジー・患者支援の各分野における傑出した40組織が加入する世界的ネットワークとして、世界規模の臨床試験を通じ、ゲノムに基づくがん研究における最有望の成果を発展・応用することで、新しいがん治療薬の研究成果をベッドサイドまで届ける速度を加速し、その費用を削減するために活動しています。WINはパリに本部を置く非政府・非営利組織です。
詳細情報についてはwww.winconsortium.orgをご覧ください。
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