東京--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 東芝は、64層積層プロセスを用いた512ギガビット(64ギガバイト)で3ビット/セル(TLC)の3次元フラッシュメモリ「BiCS
FLASH™」注1のサンプル出荷を2月上旬に開始しました。データセンター向け大容量SSDやPC向けSSDを中心に市場のニーズに合わせて展開し、2017年後半の量産開始を予定しています。
また、512ギガビットのチップをひとつのパッケージ内に16段積層することにより、業界最大容量注2の1テラバイトを実現するパッケージ製品を2017年4月からサンプル出荷する予定です。
本製品は、回路技術やプロセスを最適化することでチップサイズを小型化し、48層積層プロセスを用いた256ギガビットのBiCS
FLASH™と比べて単位面積あたりのメモリ容量を約1.65倍に大容量化しました。1枚のシリコンウェハーから生産されるメモリ容量を増やすことで、ビットあたりのコスト削減を実現しています。
当社のメモリ事業は、64層積層プロセスを用いた256ギガビット(32ギガバイト)製品を量産しており、市場動向に合わせてBiCS
FLASH™の生産を拡大していきます。また、今後も継続して求められるメモリの大容量化、小型化など多様な市場のニーズに応えるためフラッシュメモリの3次元積層構造化を進めていきます。
注1 | 従来のシリコン平面上にフラッシュメモリ素子を並べたNAND構造ではなく、シリコン平面から垂直方向にフラッシュメモリ素子を積み上げ、素子密度を大幅に向上した構造。 | |
注2 | 2017年2月22日時点当社調べ。 | |
* BiCS FLASH™は、株式会社東芝の商標です。 | ||
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