従来機種のデジタルCMOSカメラ「ORCA-Flash4.0
V2」に数々の新規機能を搭載したことにより、ライフサイエンス分野におけるより高度な研究に対応が可能になりました。
浜松--(BUSINESS WIRE)--（ビジネスワイヤ） -- 浜松ホトニクス株式会社（東証：6965）は、ライフサイエンス用カメラのリーディングカンパニーとして、超解像顕微鏡やライトシート顕微鏡を用いた先端研究のイメージングに適したデジタルCMOSカメラの開発・販売を行っています。2011年に科学計測用デジタルCMOSカメラ「ORCA-Flash4.0」を発表しました。その後、改良や新機能の開発などを通し、様々な進化を遂げてまいりました。この度、弊社の回路技術を結集し、新たなグレードへの一歩を踏み出すデジタルCMOSカメラ「ORCA-Flash4.0
V3」を開発し、販売を開始いたします。
新規機能は様々な用途で先端研究を強力にサポートし、ライフサイエンス分野における高度な研究成果に繋がると期待されます。
＜新機能＞
●8bit/12bit出力
取得した16
bitデータの必要なレンジのデータのみをLUTを使って8 bit/12 bitデータとして出力でき、
データの容量を削減できるだけでなく、読み出し速度を向上
●ライトシート読み出しモード、デュアルライトシート読み出しモード搭載（特許取得済）
カメラの読み出しタイミングを励起光の動きに同期することにより、散乱の影響を受けないS/N の高い画像取得が可能
●W-VIEW
モード搭載
センサの上下で独立した「露光時間の設定（特許出願中）」、「サブアレイの設定」、「読み出し方向の設定」が可能
●定量性を追求した画質改善
パターンノイズがなく、画素ごとのばらつきが非常に小さく抑えられた均一な画質を実現
●多彩な画質改善モード
目的用途に合わせ複数レベルでの画質補正が可能
●マスターパルス機能
タイミングジェネレータを内蔵しているため、カメラ自身がタイミング制御を行なうことが可能
●ハイコントラストモード
EM-CCDの画像に匹敵するコントラストを改善した綺麗な画像表示が可能
浜松ホトニクスの新しいデジタルCMOSカメラ「ORCA-Flash4.0
V3」は、当社の特許技術である「ライトシート読み出しモード」を標準装備し、生体観察をはじめとするライトシート顕微鏡イメージングを強力にバックアップしています。
また同時に、近年ますます高まっている多波長同時イメージングの要求に対応するために、デジタルCMOSカメラ「ORCA-Flash4.0
V3」と組み合わせて使用可能なイメージスプリッティング光学系「W-VIEW
GEMINI-2C」を新規に開発し、販売を開始いたします。超解像顕微鏡にも使用可能な高い光学性能を実現するとともに、瞳操作と呼ばれる顕微鏡イメージング手法に対応するためのオプション（特許出願中）を用意しています。
浜松ホトニクスでは、ライトシート顕微鏡や超解像顕微鏡を用いた観察に適した機能や技術を現在も開発中であり、これからもカメラやイメージング技術を介してライフサイエンス分野に貢献してまいります。
「ORCA-Flash4.0 V3」価格 |
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（構成品：カメラヘッド、ACアダプタ） |
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（構成品：カメラヘッド、ACアダプタ、画像入力ボード、デジタルインターフェースケーブル（1本）、画像取得用ソフトウエア） |
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（構成品：カメラヘッド、ACアダプタ、画像入力ボード、デジタルインターフェースケーブル（2本）、画像取得用ソフトウエア） |
発売予定：2016年10月1日 |
【浜松ホトニクス】
浜松ホトニクスは、光の技術集団として、光の基礎研究と各種光関連製品の開発・製造・販売を行っています。
代表的な取り扱い製品として、光電子増倍管やフォトダイオードをはじめとする光検出器、レーザやLEDをはじめとする光源、そして光検出器をキーコンポーネントとしたカメラや画像解析装置・光計測装置などがあります。また、光の本質に迫る研究に加え、光技術の産業応用に様々視点から取り組んでいます。
web該当ページ
■ ORCA-Flash4.0 V3
http://www.hamamatsu.com/jp/ja/C13440-20CU.html
■ W-VIEW GEMINI-2C
http://www.hamamatsu.com/jp/ja/A12801-10.html
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システム営業推進部 （担当：藤原 将伸、晝馬 亨、杉下 財）
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