GSMAが3GPPによるLPWA技術の標準化完了を歓迎

新規格はモバイル通信事業者による商用LPWAソリューションの採用を推進

ロンドン--(BUSINESS WIRE)--（ビジネスワイヤ） -- GSMAは、第3世代パートナーシッププロジェクト（3GPP）がリリース13の認可周波数帯において3種類の省電力広域（LPWA）技術を標準化したことを歓迎します。本日仕上がった本仕様は成長中のIoT市場に対応するもので、狭帯域IoT（NB-IoT）と呼ばれる新技術に加え、EC-GSM-IoTおよびLTE
MTC
Cat-M1という既存の技術を含み、これらはLPWAのあらゆる使用事例を網羅していきます。これによって顧客の選択肢を確保し、モノのインターネット（IoT）市場の発展を促進します。

GSMAの最高技術責任者（CTO）を務めるアレックス・シンクレアは、次のように述べています。「GSMAは、認可周波数帯で共通の補完的なLPWA技術を軸にモバイル業界が同一歩調を取るという具体的な目標を掲げて、モバイルIoTイニシアチブを発足させましたが、モバイル業界が極めて迅速な動きを見せてLPWA技術を採用したことや、LPWA技術が3GPPに承認されたことをうれしく思っています。モバイル事業者は既に世界中で数多くのパイロットプログラムを開始しており、共通規格をめぐる今回の合意によって、商用ソリューションの開発が加速され、市場に出回る時期も早まるため、顧客により多くの選択肢が提供されることになります。」

LPWAネットワークはIoTの新たな高成長領域で、2G/3G/4Gのセルラー技術を活用する従来の広域ネットワークを補完し、その範囲を拡大します。これらの新規格により、2GネットワークではEC-GSM-IoTに、LTEネットワークではLTE-MTCにそれぞれアップグレードすることで、事業者は既存の高品質モバイルネットワークのインフラストラクチャーを最適化できるようになります。一方、NB-IoTは、2Gと4Gの両周波数帯を使用して、セキュアで信頼性が高くロバスト性のあるパフォーマンスを達成することができます。

モバイルIoTイニシアチブは、世界のモバイル通信事業者、機器メーカー、チップセット企業、モジュール企業、インフラ企業の30社によって支持されており、新たなLPWA市場に向けて、認可周波数帯における共通技術規格を軸にした業界の結束を促進してきました。LPWAネットワークは、低データ転送速度で長いバッテリー駆動時間を必要とし、たいてい遠隔地で長時間にわたって無人で稼働するM2Mアプリケーション向けに設計されています。産業資産追跡、安全監視、水道／ガスの検針、スマートグリッド、駐車場、自動販売機、街灯など、広範な用途で利用されていきます。

GSMAモバイルIoTイニシアチブの詳細については、http://www.gsma.com/connectedliving/mobile-iot-initiative/をご覧ください。

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GSMAについて

GSMAは世界中のモバイル通信事業者を代表する団体で、モバイル事業約800社を結集しています。そのうちほぼ300社は携帯電話機および端末メーカー、ソフトウエア企業、機器プロバイダー、インターネット企業など、広範囲なモバイル・エコシステムを構成する企業であり、関連業界セクターの組織も参加しています。GSMAはモバイル・ワールド・コングレス、モバイル・ワールド・コングレス上海、モバイル360シリーズといった業界を主導するイベントの開催も行っています。

詳細情報については、GSMAのウェブサイトwww.gsma.comをご覧ください。GSMAをツイッターでフォローしてください：@GSMA

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