スケルトン+インフィル一体提供による新しいくらし価値を創出
クアラルンプール、マレーシア--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- パナホーム株式会社(本社:大阪府豊中市、社長:藤井 康照、以下 パナホーム)の連結子会社で建築請負会社、パナホーム
MKH マレーシア株式会社(本社:クアラルンプール市、社長:桑野 晴彦、以下 パナホーム MKH
マレーシア)は、開発事業者のMKH株式会社(本社:セランゴール州、会長兼CEO:CHEN KOOI CHIEW、以下
MKH社)と協働で、戸建住宅・マンションのスケルトンとインフィルを一体とした、ジャパンクオリティの住まいを提供していきます。戸建住宅(約500戸)および、マンション(約300戸)は4月中旬に、MKH社より販売が開始されます。
パナホーム MKH
マレーシアは2015年12月17日に、MKH社の開発物件における建築請負を目的に設立。以来、日本品質の施工技術と付加価値のある住空間のトータル提案について、具体的に協議を進めてきました。このたびの戸建住宅の建物躯体にはパナホーム独自のASEAN地域向け「W-PC構法(ウォール・プレキャスト・コンクリート方式)」を採用。また、室内には「リビング
デザイン パッケージ」としてパナホームが日本で長年、研究・開発を進めてきた家事のしやすい間取りや動線提案「家事楽Ⓡ※1」などのソフト提案と、室内の空気をきれいにする独自の換気システム「PURETECH(ピュアテック)Ⓡ※1」を組み合わせることで、マレーシアにおける憧れのくらしの実現を目指します。
今回、販売が開始される2つのプロジェクトを皮切りに、MKH社が開発する他の物件においても、同様の取り組みを順次、進めていきます。
■スケルトン+インフィル一体提供の特長
1. ASEAN地域向けパナホーム独自の「W-PC構法」(戸建住宅向け)を採用
2.
躯体・設備・家電を一体とした「リビング デザイン パッケージ」による付加価値提案
3. パナホーム独自の換気システム「PURETECH(ピュアテック)」を標準採用
■W-PC構法(戸建住宅向け)
パナホームは、2015年から「W-PC構法」の試作棟の建設、検証を進め、今回初めてマレーシアでの街づくりに採用となりました。パナホームの「W-PC構法」は、日本の壁式プレキャストコンクリート構造をベースに、ASEAN地域に合わせて開発しました。
ASEAN地域での主要建設資材(コンクリートと鉄筋)で構成するプレキャストコンクリートを、鋼製型枠を使って大型のパネルを製造し、建設現場で組み立てます。レンガ壁を積み上げていくASEANの一般的な工法と比べ、約3ヶ月※2の工期短縮を図ります。また、オンサイト工法を採用し、開発エリア内にパネル製造のための簡易ヤードを設け、輸送工程も削減。さらに、大型パネルの組み立ては溶接レスで作業者の技能によるばらつきを抑え、かつ天候にも左右されにくい接合方法を採用しています。
これにより、オンサイトの工場生産による高品質なパネル製造と、建設現場での大型パネル組み立て工法で、Japan
Qualityの住宅供給を行います。
■リビング デザイン パッケージ
パナホームは、創業者松下幸之助の想いを引き継ぎ、「住まいは人間形成の場」という考えのもと、創業当初より50年以上にわたり、くらしを豊かにする設備や間取りを研究してきました。
日本で培ったノウハウを元に、マレーシアの住宅向けに基本となる内装プランを「リビング デザイン
パッケージ」として提案。健康、安全・安心、家事楽、つながりをテーマに各アイテムを選択。 建物とのセット販売を推進します。
パナソニック製アイテムも豊富に採用しながら、パナソニックの総合力による躯体・設備・家電を一体とした住空間価値の向上に努めます。
■「PURETECH(ピュアテック)」換気システム
パナホームが創業以来、こだわってきた“きれいな空気”を実現するために、独自の換気システム「PURETECH」を日本の住宅と同様、今回販売する2つのプロジェクトから標準採用。
近年、マレーシアでは、ヘイズや排煙、排気ガスなどの影響による大気汚染が社会問題化していることから、室内の空気環境の向上を図り、快適な住まいを実現します。
■内装プラン例(マンション-「SAVILLE @D'LAKE PUCHONG」)
「リビング デザイン
パッケージ」には、様々な提案プランを用意。3月31日にクアラルンプール市内にオープンするMKH社ショウルーム内などでの紹介を通じ、マレーシアの人々に、住まい方によって叶えられるくらしの豊かさを訴求。内装のオプション受注も促進する予定です。
●戸建住宅「Maple @ Hillpark Shah Alam North」プロジェクト概要
同プロジェクトは、2014年より開発が始まり、最終的には2,000戸規模となる広大な住宅地です。クアラルンプール近郊に位置しながら、周辺には緑地が広がり、湖畔の公園(セントラルレイク)にも近く、自然環境に恵まれた地域です。
今回、パナホーム
MKH
マレーシアは、メープル地区の約500戸からなるリンクハウスを建設します。建物の構造は、ASEAN地域向けに独自の技術を付加した「W-PC構法」を採用。すでに2016年3月1日より着工しています。
所在地 | : | シャーアラム セランゴール州 | ||
開発規模 | : | 161,510m2 | ||
建物 | : | 2階建リンクハウス | ||
戸数 | : | 490戸 | ||
専有面積 | : | 144m2~ | ||
着工開始 | : | 2016年3月1日 | ||
販売開始 | : | 2016年4月中旬(予定) | ||
完工予定 | : | 2018年5月 | ||
開発会社 | : | Hillpark Resources Sdn Bhd
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請負会社
| : | PanaHome MKH Malaysia Sdn Bhd | ||
●マンション「SAVILLE @D'LAKE PUCHONG」プロジェクト概要
同プロジェクトは、約300戸の住戸と、30店舗からなる複合型マンションです。
PURETECH(換気システム)などのインフィル採用が決定しており、MKH社より2016年4月中旬に販売が開始される予定です。
クアラルンプール市内には同マンション及び、今後開発予定のマンション向けショウルームが3月31日にオープン。同ショウルームの内装工事をパナホーム
MKH マレーシアが請負い、様々なくらし提案を盛り込んでいます。
さらに、同ショウルーム内には、パナソニックコーナーを設け、パナソニックグループが提案
する躯体・設備・家電を一体とした住空間価値について、広く告知活動を行う予定です。
所在地 | : | プチョン セランゴール州 | ||
建物 | : | 34階(住戸)、2階(店舗) | ||
総戸数 | : | 305戸(住戸)、30店舗 | ||
一戸あたりの
| : | 住戸63m2、83m2、102m2、
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販売開始 | : | 2016年4月中旬(予定) | ||
開発会社 | : | Achieve Acres Sdn Bhd.
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請負会社
| : | PanaHome MKH Malaysia Sdn Bhd | ||
※1:家事楽、PURETECHは、パナホームの登録商標です。
※2:パナホーム試算による。
◆当ニュースリリースの同時配布先
東京:国土交通記者会、国土交通省建設専門紙記者会
大阪:大阪建設記者クラブ
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