合併により、HCI、ハイパフォーマンスストレージ、QoSを含む広範なポートフォリオで、ソフトウエアディファインドデータセンターの課題に独自の方法で対応
米テキサス州オースティン--(BUSINESS WIRE)--（ビジネスワイヤ） -- ハイパーコンバージドインフラストラクチャー（HCI）開発のパイオニアで革新企業のPivot3は本日、ハイブリッドストレージアプライアンス、ダイナミックオールフラッシュアレイ、サービス品質（QoS）機能を提供する一流非公開企業のネクスジェン・ストレージを買収すると発表しました。ネクスジェンの製品ポートフォリオを追加することにより、Pivot3は業界で最も完全な動的ハイパーコンバージド・ソリューションセットを提供することになります。大企業も中規模企業も初めて、ビジネス価値に応じて適切なインフラや優先順位を各ワークロード、アプリケーション、ビジネスサービスに適用できるソリューションスイートを利用できるようになります。
高速オールフラッシュとハイブリッドストレージにおけるネクスジェンの強みが加わることにより、Pivot3は独自の方式で従来のハイパーコンバージェンスの概念を拡大します。今やお客様は実装の柔軟性とQoS管理において完璧性を確保できるようになるため、ITにおいてピーク負荷のための過度のプロビジョニングがもはや不要となり、むしろジャストインタイムでリソースを動的にプロビジョニングし、事業の成長に合わせて規模拡大できます。Pivot3はネクスジェンの現行製品および計画中の製品すべてを販売、機能強化していく予定です。
Pivot3のロン・ナッシュ最高経営責任者（CEO）は、次のように語っています。「誰もがビジネスニーズの点で俊敏性が必要と言っていますが、ハイパーコンバージェンスに関しては、通常の最初の用途を超える上で、ワークロード使用率やパフォーマンスが制約要因となっていました。ネクスジェンの機能が加わったことにより、Pivot3はビジネスの優先順位に応じてITでアプリケーションパフォーマンスを優先順位づけできるソリューションを提供することで、データセンター関連のこうした核心的課題に広範かつ徹底的に対応できる市場唯一の企業となりました。顧客がレガシーデータセンターから、異種混成のワークロードを容易に処理できるソフトウエアディファインドデータセンターへと移行を進める中で、こうした俊敏性は非常に重要だと当社は考えます。当社はネクスジェンの顧客、パートナー、そしてチームを、歓迎したいと思います。」
すべてのデータを同じように扱う他のストレージアレイやハイパーコンバージドシステムとは異なり、ネクスジェンの動的QoSはパフォーマンスのターゲット、入出力（I/O）の優先順位づけ、データ配置を管理してくれるため、お客様はビジネスのサービス品質保証契約の条件を満たすことができます。例えば、ヘルスケア市場にサービスを提供する組織の場合、病院用の基幹システムアプリケーションを組織のマイクロソフト・エクスチェンジ・サーバーよりも優先させ、従業員による電子メールのダウンロードが急増しても、生死を左右するヘルスケアシステムの運用に支障が出ないようにすることができます。
NCSクレジットのITサービスグループでマネジャーを務めるマイケル・フランク氏は、次のように語っています。「当社はすべてのアプリケーションをミッションクリティカル、ビジネスに不可欠、非重要に分類しています。当社のシステムは、すべてのアプリケーションが同等に作成されたわけではないことを認識できる必要があり、各アプリケーションを適切かつ区別して処理できなければなりません。」
エンタープライズ・ストラテジー・グループ（ESG）のプラクティスディレクター兼シニアアナリストを務めるマーク・ピータース氏は、次のように語っています。「すべてのデータを同等に扱わなければならないというわけではありません。モノのインターネット（IoT）が拡大し、またユーザーからの期待やアプリケーションニーズが高まり続ける中、膨大に発生する異種データを管理できるように最適設計されたHCIプラットフォームへのニーズが切迫しています。Pivot3の新手法では、ハイパーコンバージド・ソリューション・スイートにより、まさにそうしたプラットフォームを提供しています。そこには多くの魅力的な差別化要素が含まれており、それらにより管理対象データの価値を向上・最適化することで、用途の規模と範囲の拡大を支えることができます。」
動的ハイパーコンバージェンスにより、企業は実用的かつ実証済みの方法で、HCIの経済性と簡素性をすべてのビジネスサービスに拡大して適用できるため、第一世代のソフトウエアディファインドデータセンターを効果的に実現することができます。Pivot3は、HCI、ハイブリッドストレージ、オールフラッシュストレージをアプライアンスおよびブレードのフォームファクターで提供します。特許を取得したPivot3のスカラー・イレイジャー・コーディングにより、Pivot3のHCI技術は最大94パーセントまでストレージを使用でき、また当社のオールフラッシュのHCIアプライアンスはハイパフォーマンスアプリケーション向けに最大限の1秒当たり入出力操作（IOPS）を実行できるように特別設計されています。ネクスジェンによる実証ずみのQoSと動的プロビジョニング機能、ハイパフォーマンスハイブリッドストレージ、オールフラッシュというフォームファクターが相まって、Pivot3は市場で最も包括的なHCIソリューションスイートを提供することになります。
ネクスジェンの創設者でCEOのジョン・スパイアーズは、次のように語っています。「当社は新技術によるストレージ製品のリーダー企業として、当社の豊かな歴史と名声に誇りを持っており、この革新的な2社の統合で非常に大きな相乗効果が生まれると思っています。ストレージ市場やハイパフォーマンスコンピューティング市場で名高い当社チームの実績は、業界他社の追随を許しません。こうした強力なチームと革新的なソリューションが相まって、お客様やパートナーは各市場で信じられないほど有利な立場に立つことができます。」
Pivot3はPivot3およびネクスジェンの取締役会の満場一致の承認を得た上で、ネクスジェン買収の正式契約を締結しました。取引は2016年2月に完了する予定です。
Pivot3について
Pivot3は動的ハイパーコンバージドソリューションを提供する世界一流企業です。特許を取得したPivot3のソリューションにより、データセンターの簡素性と経済性が劇的に改善され、スケールアウト性能の向上、複雑さとコストの低減、ディスクスペースと物理スペースの大幅削減、耐障害性の確保を実現することができます。Pivot3独自のサービス品質／仮想化管理機能により、お客様はデータおよびアプリケーションのパフォーマンスをビジネス価値に応じて優先順位づけできます。現在、Pivot3は世界に2000組織の顧客を有しており、これらの顧客はビデオ監視、ヘルスケア、政府関係、運輸、エンターテインメント、教育、ゲーム、小売りなど多くの業界で1万6000以上のハイパーコンバージドインフラストラクチャーを展開しています。リンクトインやフェイスブック、ツイッター（@Pivot3Inc）、当社サイト（http://pivot3.com）で当社の情報を入手いただけます。当社はこれまで数多くの賞を獲得しており、直近ではCRNの仮想化企業上位50社リストに掲載されています。Pivot3の詳細については、http://www.pivot3.comをご覧ください。
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