
埼玉県深谷市は、コミュニティーバス「くるリン」の自動運転バスが走行中に物損事故を起こしたとして、当面の間、運行を休止した。同市の自動運転バスを巡る事故は、今年1月の物損事故に続き2回目。
市によると、事故は6日午後0時40分ごろ、同市新井の新井郵便局付近で発生した。「北部シャトル便+周遊便」を自動運転で走行中、道路左側の水路のフェンスなどに接触し、そのはずみで停留所標識が倒れた。乗客はおらず、運転手1人と自動運転補助員2人が乗っていたが、けが人はなかった。
市は昨年4月から、運転手が乗車して緊急時に対応する「レベル2」の自動運転バスを定期路線に導入。自動運転システムの開発に取り組む地元の埼玉工業大とともに、実証実験を続けている。将来的には、一定条件下で運転手を必要としない「レベル4」での運行を目指している。
市都市計画課はセンサーの不具合が原因とみており、安全性が十分確認できるまで自動運転を休止する。運転手による通常の定時定路線運行は続ける。【隈元浩彦】
