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TETSUYA Billboard Live Tour 2026 横浜公演のライヴレポートが到着!



Billboard Live Tour 2026@YOKOHAMA


Billboard Live Tour 2026@YOKOHAMA


Billboard Live Tour 2026@YOKOHAMA


Billboard Live Tour 2026@YOKOHAMA

2026年9月3日木曜日、『TETSUYA Billboard Live Tour 2026』の横浜公演がBillboard Live YOKOHAMAでに開催された。同ツアーは横浜を皮切りに、9月5日にBillboard Live OSAKA、9月12日にはTETSUYAにとって初の海外公演となるBillboard Live TAIPEIへと続いていく。Billboard Liveは1st、2ndの2ステージ制。今回は2ndステージの模様をレポートする。



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Billboard Live Tour 2026@YOKOHAMA



優雅な雑踏が会場に漂っている。食事を楽しむカトラリーの音。TETSUYAの最新曲「何があっても」のミュージックビデオをイメージした赤色のカクテル「Scarlet Star」が、各テーブルで氷を揺らしている。甘酸っぱさとほろ苦さがあり、そしてラストノートにはバナナの香りが追いかけてくる。



ゆっくりと会場が暗くなる。客席の上に下がっていた大きなシャンデリアが、折りたたまれ、天井に吸い込まれていく。バンドメンバーがステージへ。グランドピアノ、パーカッション、ベース、ギターがそれぞれの位置にスタンバイする。TETSUYAが客席後方から姿を現すと、客席から大きな歓声が上がった。



2025年に続いてBillboard Liveのステージに立ったTETSUYA。今回のライヴには、アコースティックな趣がありながら、いわゆる弾き語りや、音数を極端に削ったアンプラグドライヴとは異なる感触があった。その大きな理由のひとつが、バンドに昨年まではいなかったベーシストが加わったことだろう。



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Billboard Live Tour 2026@YOKOHAMA



2ndステージの幕開けを飾ったのは「Can't stop believing」。TETSUYAのスタンドマイクが、黄色に輝く。軽快なピアノに合わせて、あまり声を張らずに優しく歌い出すTETSUYA。楽曲が持つ疾走感を損なうことなく、この空間に適したスケールで届けていく。後半の<時を止めて>という歌詞に合わせて、天井からの無数の白い光がTETSUYAに集まった。



イントロでカラフルなライトが会場を彩った「I WANNA BE WITH YOU」では、TETSUYAの歌声とともに、軽やかなアンサンブルが広がっていく。サビではハンドマイクに持ち替えて歌う。サビへ向かうにつれ、歌声の質感を変え、演奏にも熱が加わる。Billboard Liveの音響だからこそ、それぞれの楽器の音がくっきりと立ち上がってくる。

静寂の中に、ピアノの旋律が落とされる。「EDEN」。TETSUYAは、歌の重心を低くして音を置いていく。TETSUYAの歌声の強弱や息遣い、言葉を置いていくニュアンスまでが伝わってくる。楽曲を派手にリアレンジするのではなく、アコースティックならではの余白を加えることで、オリジナルとの違いを明確にしていたのが、とても印象的だった。

ステージが薄闇の中に沈む。客席のあちこちから「てっちゃーん」「TETSUYA~」の声が飛ぶ。

「は〜い、てっちゃんで〜す」と第一声。続けて「すごく元気。全然疲れない」と笑顔で観客を見回す。話は、前日にInstagram Liveを行ったあとにも仕事をしたこと、それが内装工事の打ち合わせだったことへと展開。この日の朝も図面を見ながら寸法について考えていたという。TETSUYAは、ソロライヴではプライベートをよくネタにする。続けてこう言った。

「みんなも今日平日で、仕事とかいろいろあるのに、ありがとうございます。明日も(仕事が)あるのにね」

さらに「人生本当にあっという間」「一瞬一瞬やな」と語り、「皆さんもね、やりたいことはやって、会いたい人に会って」と観客へ言葉を投げかけていく。まるで待ち合わせて夕食を食べている友人と話をしているような言葉の数々に、観客もどんどんリラックスしていく。



続いて披露されたのは「REVERSE」。TETSUYAは中低音を少し鼻にかけるようなアプローチで、歌声に湿度を含ませる。ハンドマイクで歌う。その口元を見ていると、マイクと口の距離はいつも一定にしていることに気が付いた。マイクとの距離で強弱をつけるのではなく、自らの歌声をコントロールすることに徹しているのだ。途中から少しずつラ行の発音にインパクトをつけ、優美なメロディーにポイントを加えていく。間奏では、リズムに合わせ上体を前に折るようなパフォーマンスを見せる。幾多のグリーンの細いライトがステージを回旋し「TIGHTROPE」へ。TETSUYAが、ギターのシャープなカッティングに合わせるように、刻んで歌を運んでいく。ブレスのタイミングまでバンドアンサンブルに合わせているあたりは、本当にお見事だった。

真っ赤に染まるステージ。ロマンティックなムードで「guilty」へ。途中、ファルセットの直後に力強く音を伸ばして歌ったTETSUYA。濁りも引っかかりもないクリアな発声で、ライヴが後半に向かうにつれ、大きく歌声を広げていく。序盤から歌声は安定しているし、声量も出ているゆえ、スロースターターというには語弊があるかもしれないが、ライヴが進めば進むほどTETSUYAの歌声は艶っぽくなっていく。「guilty」のラストでは、TETSUYAの歌声に引っ張られるように、バンドのグルーヴも強度を増していった。



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Billboard Live Tour 2026@YOKOHAMA



再びのMCへ。「てっちゃーん」という観客の声に「呼んだ?」とTETSUYA。続けて「どうですか?」と観客に問いかけると、客席は大きな拍手でレスポンスする。「こんなに近かったっけ?最前列、近っ!」と会場を笑わせた後「……っていうことは僕からも見えてるってことよ、結構」とひとこと。そして「何の話を聞きたい?」と笑顔で呼びかける。話題はL'Arc-en-Cielとして出演した『SUMMER SONIC 2026』の裏話へ。メンバーと一緒に写真を撮ったこと。さらには、僕の自宅に来たメンバーは1人もいない、でも僕は他のメンバー全員の自宅に行ったことがあると話した後、こう言った。

「いいでしょ、この一方通行感(笑)」

観客、大爆笑。ステージ上のバンドメンバーもTETSUYAも爆笑している。さらに、自分がメンバーと仲良くしていると、ファンから「よかったね、てっちゃん」という反応をされる気がするとも。全員が、続・大爆笑。身体をのけ反らせて笑っている観客もたくさんいた。大きなステージでは演奏や演出によって生まれるアーティストと観客の関係が、ここでは会話そのものによっても築かれていく。ステージと客席だけでなく、TETSUYAと観客の距離も、通常のライヴよりもぐっと近くなっている。そして話は、約1カ月前に財布をなくしたというエピソードへ。クレジットカード、免許証などが入っていたにもかかわらず、カードを止めなかったというTETSUYA。

しかも財布は横浜で落としたらしく、警察から連絡があり、このライヴの当日に受け取ったという。中身もほぼそのまま戻ってきたことを明かすと、会場からはどよめきが起こった。「カードを止めない勇気ってわかる?(自分のことを)男らしいって思わない?」というTETSUYAの言葉に、観客は口々に感想を言い合う。「普通はないよー」なんて声も。そんな空気をTETSUYAは「はい。現場からは以上です」とまとめた。



7曲目は「WHITE OUT」。白いムービングライトが、ステージに模様を描く。TETSUYAのマイクスタンドも白色に輝いている。1番のサビで高音域を綺麗に出した直後に、次の平メロで低音に戻ってくるTETSUYAの歌声。低音でも歌声が奥にこもらず、言葉がはっきり聴こえてくる。白を基調としたライティングで、楽曲の持つ冬の景色を視覚的にも描き出す。アコースティックな響きが、旋律の美しさを前面へと押し出していく。ピアノの繊細な調べから、バンドアンサンブルが軽快に動き出し「lonely girl」へ。TETSUYAはというフレーズの“My”を強く発音してアタックをつけ、メロディーの力強さを印象付ける。単純な声量だけではなく、フレーズごとの力の入れ方で、楽曲の表情を描いていこうとしているのがわかる。



そして、ライヴ序盤からさまざまな表情を見せてきた歌声が、ひとつのピークを迎えた――最後はTETSUYAの最新曲「何があっても」。

冒頭からしばらくは、ピアノと歌だけ。ピアノは一音置いては、また一音というミニマムなアプローチで、TETSUYAは限りなくアカペラに近い感覚で1番を歌った。天井から何本もの白いスポットライトがTETSUYAに集まっている。2番から後半に向け、サウンドのレイヤーが増えていく。そのサウンドに合わせ、TETSUYAは1番とは異なる、声を張るアプローチへと切り替える。エンディングにさしかかる<止まらない/止まらない>の部分では、フレーズ最後の“い”をしっかりとロングトーンで聴かせた。母音の“イ”(前述した歌詞の場合、最後の「い」を指す)は、口を大きく開けにくいため、高い音で長く伸ばすと声が細くなりやすい。しかしTETSUYAは、“い”のロングトーンでも声を先細らせることなく、大きく広げてみせたのだ。

思い返してみれば、ソロデビューしたばかりの頃は、現在ほど喉をうまく使えていなかった部分もあったと思う。妥協を嫌うTETSUYAだからこそ、自分の歌も長年かけて磨き続けてきたのだろう。その積み重ねが、今のTETSUYAの歌声につながっている。ピッチのコントロール、強弱のニュアンス、発音の明瞭さ、そしてロングトーンの安定感。どれをとっても、ヴォーカリストとしての実力を感じさせる。

演奏が終わる。客席から拍手が起こる。華やかさと親密さ。バンドとしての躍動と、歌をじっくり届ける時間。その両方を行き来してきた本編だった。



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Billboard Live Tour 2026@YOKOHAMA



アンコールで再びステージへ戻ったTETSUYA。「本当にベーシストからヴォーカリストモードに切り替えるのが遅くて」と、Billboardツアーの初日を振り返る。「久しぶりに何かをすると、エンジンかかるまでちょっと時間かかるでしょ?」と笑いながら、でも、別のことが気になってしまうと話す。MCで話題が多々脱線するのも、TETSUYAのソロライヴならでは。観客と会話をするようにさまざまな話をしながらも、最後はこう締めくくった。



「僕、大きいステージにも立たせてもらって、こういうみんなと近い距離で音楽をする感じも、なんかどっちも楽しめんのっていいなって。すごい幸せで。なんか嬉しい」

この言葉は、この日のライヴそのものを表すと同時に、TETSUYAにとって今、ライヴがどんな存在であるかを表していたように思う。



TETSUYAはBillboard Liveという空間、アコースティックな編成に合わせ、自身の音楽を別のものへ作り替えることはしなかった。曲が本来持つテンポや輪郭を残しながら、アコースティックな響きを取り入れ、楽曲にボサノヴァやジャズなどの新たなフレーバーを加える。そしてパフォーマンスは、ステージ上での動き、視線、MCも含め、目の前にいる観客へ届くサイズへと調整する。ただスケールを縮小するのではなく、親密な空間だからこそ、いつもより表情や手の動き、一つひとつの所作を丁寧にしていると感じられた。音楽そのものを変えるのではなく、その届け方を変える。大きなステージを知り尽くしたTETSUYAだからこそ、この日のような親密なステージの楽しみ方も知っているのだろう。



最後に届けられたのは「流れ星」。1stステージでは「白いチューリップ」がアンコールに選ばれていたが、2ndステージではこの曲が1日の最後を担った。温もりのあるバンドサウンド、柔らかく包容力のある歌声。間奏では客席の天井から吊るされたミラーボールが回り、無数の光の破片を会場に落とした。客席側では白かった光の破片が、ステージ側へ回ると、ステージバックのビロードの色に染まり、赤い星になっていた。曲を歌い終えたTETSUYAは、アウトロで深々と一礼し「ありがとうございました」と感謝を述べた。そして客席の3F、2F、1Fの隅々まで視線を送り、手を振った。



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Billboard Live Tour 2026@YOKOHAMA



大阪、そして台北へと続いていく『TETSUYA Billboard Live Tour 2026』。

このツアーの初日からちょうど1か月後の本人の誕生日である10月3日(土)には、『TETSUYA「BIRTHDAY CELEBRATION LIVE 2026」』を開催することが決定している。1st STAGEはTETSUYA『LIVE 2026 “THANK YOU”』、2nd STAGEはLike-an-Angel『LIVE 2026 “THANK YOU”』と、昨年に引き続き、ヴォーカリストTETSUYA、ベーシストtetsuyaで両ステージに登場する。



さらに10月9日(金)から、L'Arc-en-Ciel『35th L'Anniversary TOUR』が東京・国立代々木競技場第一体育館を皮切りにスタート。全国7カ所全16公演を行うこのアリーナツアーは、12月27日(日)の有明アリーナまで続く。



アンコールのMCで、TETSUYAは年間のライヴの本数に触れた。「(ライヴが)ある年は(年間で)20本くらい?」と言うと、観客から「今年はもっとやってる」という言葉が飛んだ。続けざまに「数年ごとに(笑)」と言い、会場を大爆笑させていたTETSUYAだったが、その嬉しそうな表情には、自らもライヴを楽しみ、次のステージを心待ちにしていることが浮かんでいた。



(Text:Aki Ito/Live Photographer:Toshikazu Oguruma)





[Live]

TETSUYA BIRTHDAY CELEBRATION

2026年10月3日(土)東京 Spotify O-EAST

【昼公演】TETSUYA LIVE 2026 “THANK YOU”

【夜公演】Like-an-Angel LIVE 2026 “THANK YOU”



TETSUYA OFFICIAL WEB

https://www.tetsuya.uk.com/



Like-an-Angel OFFICIAL WEB

https://like-an-angel.cam/

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