
ドラマ「北の国から」などで知られる脚本家の倉本聰(くらもと・そう、本名山谷馨=やまや・かおる)さんが18日、多臓器不全のため死去した。91歳。倉本財団が28日、公式サイトで発表した。
公式サイトを通じ「当財団理事長であり、脚本家として長年にわたり創作活動を続けてまいりました倉本聰は、令和8年9月18日(金)夕刻、多臓器不全のため自宅にて永眠いたしました。享年91でございました」などと発表していた。
倉本さんが、1984年(昭59)春に開設したシナリオライターと俳優のための養成機関「富良野塾・富良野GROUP」の公式サイトで「墓をつくってます」と明かしていた。
倉本さんの富良野演劇工場で2017年7月から開催されてきた「富良野やすらぎの刻~倉本聰プライベートライブラリー」は今年8月29日の「第九十夜」の開催をもって一区切りとし、終了した。その際、「富良野塾・富良野GROUP」公式サイトに寄せた文章内に墓の記述があった。
「プライベートライブラリーに参加して下さった皆様へ」と題した文章で「僕ももうじき死ぬんで、今お墓を作ってます。たまにはお墓参りに来て下さいね。で、そのお墓に、皆さんのお名前を記させてもらえればと考えています」と記述。さらに「折角、富良野という土地に、これだけ長い間住まわせてもらって、皆さんのおかげでその間に、良い仕事をさせてもらったわけです。それがすごく宝なんです。その事を僕は、感謝の意を込めて、お名前をお墓のどこかに刻ませていただくことでお返ししたいと考えています。名前を一緒に記すことで、モノ創りを一緒にしたことを永遠に刻みたいと思います。本当にどうもありがとうございました。倉本聰」などとつづっていた。
「富良野塾」は公式サイトによると、2010年に閉塾するまでの25年間で375人が卒業しているという。現在も多くの卒塾生が映像、舞台、脚本家、放送作家、小説家など多方面で活躍中。06年から、富良野塾を卒業したメンバーを中心に「富良野GROUP」は活動を開始。倉本さんが生み出す作品を、ホームグランドである富良野演劇工場で上演しながら富良野塾の精神を、富良野GROUPで継承しているという。
