株式会社PHP 研究所(京都市南区・代表取締役社長 瀬津要)は、『実務家のための政策デザイン入門』(亀井善太郎 著/税込3,300円)を2025年7月17日に発売します。政府全体でEBPM(エビデンス・ベースト・ポリシー・メイキング。証拠に基づく政策立案)の徹底が求められる今、本書はその実践的な手法を現場に届ける入門書です。著者の政策シンクタンクPHP総研主席研究員・亀井善太郎は、政府のEBPM補佐官として、中央省庁でセミナーを開催し、多くの政策立案と評価に関わってきました。本書で、中央省庁や地方自治体の実務家に向けて、ロジックモデルを活用した政策立案の基礎と実践をわかりやすく解説。自己の成長を実感し、政策をつくる意義を再認識するとともにやりがいを感じられるようになる一冊です。
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EBPM徹底が求められる今、現場の声に応えて発刊
政府全体でEBPM(証拠に基づく政策立案)の徹底が指示され、各省庁や自治体においてもその取り組みが急務とされています。しかし、現場では依然としてEBPMを実践するための具体的な方法論が十分に確立されておらず、対応に追われています。著者はこれまで、中央省庁や地方自治体の多くの官僚と接し、公務員のマインドセットや政策立案スキルを育てたいという強い要望を受けてきました。そうした現場の切実な声に応えるべく、ロジックモデルを用いた政策立案の基礎と実践的なノウハウを、豊富な現場経験と理論に基づいてまとめたものが本書です。政策づくりの意義や楽しさ、手応えを実感しながら、公務に誇りを持てるようにと願いを込めて発刊しました。
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政策づくりの実践力と人材育成力を同時に高める、政策デザイン入門書
政策デザインとは、「政策をつくる」「より良くする」という営みを指します。本書はその入門書であると同時に、政策を担う人やチームの育て方、自らを成長させる方法についても解説しています。実務の現場で共に考え、実践してきた経験をもとに、具体的な考え方と手法をまとめました。
▼目次
第1章 政策デザインとは何か
第2章 いま、なぜ政策デザイン、そして、EBPMなのか (その背景)
第3章 これからの時代における公務員の役割
第4章 政策デザインのためのプロセス (アジャイルなPDCAの回し方)
第5章 大切なのは評価と改善、そして、次なる立案
第6章 コミュニケーションツールとしてのロジックモデル
第7章 KPI のワナを乗り越える
第8章 チームで進める「よい仕事」を通じて自らを成長させる
第9章 これからの行政と政策デザイン
第10章 政治が変わらねば、行政も変わらない
発刊記念ウェビナー:PHP総研ブックフォーラム 第7回
テーマ:「実務家のための政策デザイン入門-EBPMの上手な使い方-」
日時:8月8日(金)18時~19時
登壇者:亀井善太郎(PHP総研主席研究員)
ゲスト:高橋浩一(TORiX株式会社 代表取締役・『無敗営業』著者・かぴばら書店店長)
松本小牧(豊明市市民生活部共生社会課 課長)
PHP総研ブックフォーラム第7回 「実務家のための政策デザイン入門-EBPMの上手な使い方-」 | 政策シンクタンクPHP総研 : https://thinktank.php.co.jp/researchevent/8758/
著者プロフィール
亀井善太郎(かめい・ぜんたろう)
PHP総研主席研究員、立教大学大学院社会デザイン研究科特任教授。慶応義塾大学経済学部卒業。日本興業銀行(現みずほ銀行)、ボストン・コンサルティング・グループ、衆議院議員等を経て現職。 NPO法人アジア教育友好協会理事長も務める。内閣官房EBPM補佐官、行政改革推進会議構成員、行政改革推進会議EBPM・歳出改革等有識者グループ構成員、政策評価審議会委員、総務省行政評価局・農林水産省・文部科学省アドバイザー(政策立案・評価、EBPM推進)、 原子力規制委員会政策評価懇談会委員等を務める(現任)。
書誌情報
タイトル:実務家のための政策デザイン入門
サブタイトル:EBPMの上手な使い方
著者:亀井善太郎
判型・製本:A5判並製
ページ数:248ページ
定価:3,300円(税込)
発売日:2025年7月17日
ISBN:978-4-569-85964-4
発売元:株式会社PHP研究所