横浜ベイブルーイング代表の鈴木氏とBrew 80
アルファ・ラバルのBrew 80
さらに導入されたアルファ・ラバル製ポンプ
クラフトビールの未来が、遠心分離機によって変わろうとしています。横浜のクラフトビールメーカー・横浜ベイブルーイング株式会社は、製造工程の品質課題と生産効率の壁を乗り越えるため、アルファ・ラバル社の遠心分離機「Brew 80」を導入。常温で流通可能な缶ビールの開発という長年の夢に大きく近づくとともに、熟成期間を従来の6週間から4週間へと大幅短縮し、クラフトビール業界に新たな可能性をもたらしています。
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横浜ベイブルーイング代表の鈴木氏とBrew 80
■チェコ伝統の味を日本で磨き上げるクラフトビール職人
横浜ベイブルーイングは、2005年の創業以来、チェコスタイルのボヘミアンピルスナーを追求してきました。創業者で代表の鈴木 真也氏は、現地チェコでの修業とアメリカの先進技術を融合させ、世界に通用するクラフトビールづくりに挑戦しています。ピルスナーウルケルに感銘を受けたその情熱は、日本最大級のクラフトビールイベント「ジャパンブルワーズカップ」の立ち上げにもつながり、業界全体の底上げに貢献しています。
■常温流通の壁を越える──選ばれたのは「Brew 80」
横浜ベイブルーイングが直面していた課題は、高品質な缶ビールを常温で安定的に流通させること。その実現には、酸化防止や細菌数の抑制といった高度なプロセス管理が求められました。そこで2022年、同社はクラフトビール業界での評価が高いアルファ・ラバルの「Brew 80」を導入。日本国内の有力ブルワリーからの推薦と導入実績が決め手となりました。
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アルファ・ラバルのBrew 80
■劇的な成果──ろ過レス、熟成短縮、生産性向上
遠心分離機導入後、横浜ベイブルーイングではビール製造に大きな変化が訪れました。
・ろ過装置が不要に
・熟成期間が6週間から4週間に短縮(約33%削減)
・酸素混入の抑制により酸化リスクを大幅低減
・高い除菌性能で常温流通に適した製品化を後押し
代表の鈴木氏はこう語ります。
「製品の品質を確実に高めることができ、工程も短縮できるため、クラフトビール製造プロセスを変えることができる製品です。」
■世界を見据えた挑戦とアルファ・ラバルへの期待
同社では「ワールドビアカップ」への継続的な出品を通じて、世界に認められるビールづくりに挑戦中です。高品質を実現するためのテクノロジーパートナーとして、アルファ・ラバルへの信頼も厚く、今後は遠心分離機だけでなくポンプなども含めたトータルソリューションの導入を進めています。
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さらに導入されたアルファ・ラバル製ポンプ
鈴木氏は最後にこう結びます。
「今後もアルファ・ラバル社の技術とともに品質向上を目指し、日本のクラフトビール業界全体のレベルアップにも貢献していきたいと考えています。」
情報元記事URL: https://www.alfalaval.jp/media/stories/beverage-processing/yokohamabaybrewing/
■アルファ・ラバルについて
今ある資源を最大限に活用する能力が、これまで以上に求められています。アルファ・ラバルは、お客様と共に社会を支える産業を革新し、持続的なポジティブな影響を創り出しています。私たちは、何十億もの人々が必要とするエネルギー、食料、そして衛生的な水を供給するために全力でサポートしています。そして同時に、グローバルな貿易の基盤である海事業界の脱炭素化にも取り組んでいます。
アルファ・ラバルは、お客様が資源本来の可能性を引き出すための先進的な技術とソリューションを開発しています。お客様のビジネスにさらに競争力がつくことで、持続可能な世界の実現に一歩近づいていきます。アルファ・ラバルは、プロセスの最適化や責任ある成長の実現を通じて、お客様がビジネス目標や持続可能性の目標を達成できるようサポートすることに全力を尽くしています。お客様と共に、私たちはポジティブな影響を先駆けて創り続けます。
アルファ・ラバルは140年前に創業し、約100カ国に販売拠点を置き、22,300人以上の社員を擁しています。2024年の年間売上高は669億SEK(58億EUR)で、ナスダック・ストックホルムに上場しています。