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石神遺跡東方の調査(飛鳥藤原第217次)成果について


奈良県高市郡明日香村飛鳥での石神遺跡調査(飛鳥藤原第217次)において、7世紀後半から末にかけての東西長約133mにも及ぶ大規模な塀の延長部分が新たに確認されました。この発見により、7世紀後半の石神遺跡の東南部に重要な区画が存在することが明らかになりました。また、7世紀前半から中頃の遺構に東限区画塀が見つからなかったことで、当時の遺跡の範囲がさらに東へ広がる可能性が指摘されています。今回の調査結果は、石神遺跡の性質やその規模を再評価するうえで重要な意味を持つとされています。


石神遺跡東方の調査(飛鳥藤原第217次)




概要



過去の調査で確認していた7世紀後半から末の東西塀SA311 の東延長部と、その東端で北に折れる南北塀を新たに検出した。その結果、7世紀後半から末の石神遺跡の東南部に、東西長約133m(450 尺)に及ぶ大規模な区画が存在することがあきらかとなった。

くわえて、調査区内では7世紀前半から中頃の東限区画塀は確認されなかったことから、この時期の石神遺跡の範囲はさらに東へと広がる可能性がある。このように、石神遺跡の性質や規模を考えるうえで重要な成果が得られた。



画像 : https://newscast.jp/attachments/aLWAj0VrrxTKgfs4Vck6.jpg
石神遺跡東方の調査(飛鳥藤原第217次)



調査地



奈良県高市郡明日香村飛鳥



調査期間



2024年12月9日(月)~継続中



調査面積



297㎡



現地見学会 日時



令和7(2025)年3月8日(土)11~15時(随時説明)※小雨決行

定時説明はおこなわず回遊型とし、随時研究員が説明します。



現地見学会 場所



発掘調査現場(奈良県高市郡明日香村飛鳥)

※地図はこちらを参照ください。>>https://www.nabunken.go.jp/fukyu/docs/20250308.pdf



交通



近鉄橿原線「橿原神宮前」(かしはらじんぐうまえ)駅東口から東へ徒歩35分

※駐車場はありませんので、車でのご来場はご遠慮ください。

※混雑時には入場制限を行う場合があります。



報道資料



詳細は以下プレスリリースをご覧ください。



奈良文化財研究所ホームページ : https://www.nabunken.go.jp/news/2025/03/20250306press.html




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