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画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/419311/LL_img_419311_1.png
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■目次
1. はじめに
2. 誰に教わるかが大事(不登校生徒保護者)
3. 将来の選択肢ときっかけ(不登校親の会主催者)
4. 選択肢を自分で選ぶ(元校長先生)
■1. はじめに
不登校児童生徒は年々増加しており、大きな社会問題となっています。文部科学省の発表では2012年に約11万人だった不登校児童生徒は2023年には約35万人となっています。この数字は病気を理由とせず、年間30日以上の欠席をした児童生徒を不登校として計上しているものです。そのため、不登校の前段階にあたる「行き渋り」や「五月雨登校」を考慮するとその数はさらに多くなることが予測されます。
現在不登校児童生徒の中には、ICTを活用した民間教育を利用している方も増加しています。
不登校児童生徒への学びの場で求められているものは何か、また、民間教育と不登校児童生徒はどのように関わっていけばいいのかを保護者・親の会主催者・教育現場に関わっていた方にお聞きしました。
■2. 誰に教わるかが大事(不登校生徒保護者)
(1)不登校になったときに家庭学習は必要か?
「中学生のときに2回目の不登校になりました。そのときは外に出る機会を作るためと高校受験のことを考えてフリースクールに行かせました。親である私たちも全日制の高校に行くこと以外の選択肢を知りませんでした。子どもが将来選べる進路などを増やすために勉強をしてほしいと思っていました。実際に勉強しなさいという声かけも、小学生の間はしていませんでしたが中学生で不登校になってからはしていました。
フリースクールで教えてくださった先生が異動になってしまって、新たな学びの場を探しているときにオンラインでの学習サポートや通信制高校について知りました。子どもに合う環境で学ぶことで子どもの自信につながりましたし、将来のことについて考えるきっかけになったと思います。」
(2)民間教育が不登校のお子さまにとってどのような学びの場であってほしいか
「どれだけ子どもによりそったコミュニケーションをしてくれるかはとても大事だと思います。なので、一番大事だと思うのは誰が教えてくれるかだと思います。今受講している学習サポートでは大学生の先生が教えてくれていますが、年齢が近いことで子どもにとっても話しやすいように見えます。人と話す機会が増えたことで子どもも明るくなったように感じます。
今はいろいろな学びの場があります。子どもがやりたいタイミングでやりたいことをできるように、まずは親がどんな場所があるのかを知っていくことが大事だと思います。」
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回答者:福岡県飯塚市 Aさん
お子様の学年 中学3年生
■3. 将来の選択肢ときっかけ(不登校親の会主催者)
(1)不登校になったときに家庭学習は必要か?
「子どもの立場によりそうとどうしても無理強いはできないです。ですが、親としては家庭学習をやってほしいという気持ちはあると思います。子どもが勉強をすると親はやっぱり安心するからです。不登校のなり始めは親も勉強するようについつい言ってしまいます。1週間ほど経つと、勉強するように言うことがいいことなのか不安になります。勉強するかどうかは子どもの気持ちが大事なので、声掛けのタイミングと内容はとても大事かなと思います。
実際に家庭学習を始めても、どうしても親が教えると子どもも集中できないことが多くなります。そのような状態になると親もつらくなるので、民間教育を含む第3者に教えてもらうことはいいことだと思います。
勉強をして点数をとることだけではなく、勉強することが将来やりたいことのきっかけになるかもしれません。勉強も遊びも色々なことに触れてやりたいことを見つけてくれればと思います。」
(2)民間教育が不登校のお子さまにとってどのような学びの場であってほしいか
「まずは子どものための場所になっているかが大事だと思います。親がやらせたい場所ではなく子どもがやりたい場所かどうかだと思います。オフラインやオンライン等様々な学びの場がありますが、最近の子どもはオンラインに慣れているので子どもが望む形で行うのがいいと思います。オンラインだけだと外に出る機会が少なくなることを心配してる親は多いと思います。先生に慣れるまでに時間がかかる子はどうしても多いです。なので、コミュニケーションを多くとってくれることが子どもにとってはとても重要になると思います。
点数がどんどんとれるようになる場所というよりかは勉強のきっかけを見つけられる学びの場を提供してほしいと思います。
ただ、金銭面の問題で学びの場を活用できない方も多くいます。そのような問題への支援が多くなれば子どもにとって最適な学びの場を選びやすくなると思います。」
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回答者:ぼちぼちの会 志賀さん
■4. 選択肢を自分で選ぶ(元校長先生)
(1)不登校になったときに家庭学習は必要か?
「まず前提として子どもが不登校であるかどうかにかかわらず学びの場は必要です。昔は公教育しか選択肢がなかったので不登校になったときのマイナス面が大きかったと思います。しかし、現在では学びの場の選択肢が増えてきましたが、子ども達には多様な学びの場が必要であると思います。
家庭学習をするうえで一番大事なことは子どもの意思があるかどうかです。学校にいけなくなったから家で学校と同じ勉強をするではただの学校の焼き直しになります。子どもは学校には行きたくない。しかし、決して勉強をしたくないわけではない、親は子どもの気持ちを理解することが必要です。どこで何を学ぶかが重要です。その学び自体を効率よく進めていくために学習サポートなどの民間教育を活用することは一つの選択肢だと思います。
子どもが自分で考え、望むようにやるのが一番です。子ども達には、『いろいろな人の話を聞く。しかし、まねをするのではなく自分で考えて決定する。』ということを忘れないでほしいと思います。」
(2)民間教育が不登校のお子さまにとってどのような学びの場であってほしいか
「学校に行く意味、勉強する意味を考えさせることは重要です。一般的に子どもが進路を考えるときに現時点の学力や今やりたいことをもとに考えることが多いのですが、子どもにとってまずは何に興味があり、将来何をやりたいかから考えさせるのが一番いいと思います。そしてその目標を叶えるためには今、何をしないといけないかを考えさせること、子どもが自分の意思で何を学ぶかを選ぶためには、自分自身で情報を選択し、様々な選択肢から自らの判断で選ぶことが大事だと思います。そのためにも、親と子どもの間にはいって第3者の目線からお互いの気持ちを伝える通訳みたいな役割を担ってくれる立場の方がいると、よりよい選択肢の決定ができるのではないのかと思います。」
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回答者:ぼちぼちの会 木村 素也会長(元福岡市立能古中学校校長)
【CKCネットワーク株式会社について】
『家族に自慢できるサービスを、世の中に提供する。』を理念として1990年に愛知県で創業しました。通信指導実績34年、累計指導会員数50万人以上を誇る総合教育企業です。オンライン個別指導塾「Fit NET STUDY」や、マンツーマン学習サポート「Preステップオンライン」など、幅広い事業を運営しています。
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