アンガーマネジメント大全
著者:戸田久実(とだ・くみ)
本書は、日々寄せられる様々な相談事例をもとに、怒りの度合いによって異なる解消法を、実例を交えながら丁寧に解説した一冊です。
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アンガーマネジメント大全
東京都では、全国で初めてとなる「カスハラ防止条例」の制定に向けて、カスハラ(カスタマーハラスメント)を定義づけるとともに、具体的な行為を確認すると打ち出しました。
カスハラは、悪質クレームとも呼ばれ、パワハラやセクハラと並び、社会問題となっているハラスメントのひとつです。
実際、著者が代表理事を務める一般社団法人日本アンガーマネジメント協会には、サービス業界や接客業界から、「お客様や取引先が過剰な要求や謝罪を求めてきて困っている」といった相談、企業研修のお問い合わせも増えています。
「カスハラを受けたらどう対処すればいいのか?」
「正当なクレームとカスハラを見極めるにはどうしたらいいのか?」
「逆に、カスハラと誤解されずにクレームを伝えるには、どうしたらいいのか?」
アンガーマネジメントは、このようなお悩みを解決するのにとても有効な手法です。
カスハラ防止条例の制定に向けて、今後ますます注目されていくでしょう。
<本書の特徴>
著者の戸田久実は、 「アンガーマネジメント」 や「アサーティブ・コミュニケーション」をテーマに研修・講演に登壇し、講師歴30年、いままでにのべ22万人を指導してきました。
「どうしたら、怒らなくなるのでしょうか」
「怒らないように我慢していると、ストレスがたまります…」
といった悩みを吐露する人に対し、そもそもアンガーマネジメントとは、怒らなくなることを目指すものではなく、「怒りと上手に付き合えるようになろう」ということを、具体的な事例とともに、数多くの人たちに伝えてきました。
本書は、仕事やプライベートでわいてくる他人への怒りから、自分に対する怒りまで網羅しているため、具体的にどうすれば解消するかという実例を交えながら丁寧に解説しています。
<執筆に至った経緯>
現在、価値観が多様化し、さらには変化の激しい時代を迎えているなか、ストレスを感じる機会が非常に多くなり、イライラしやすくなったという声も増えています。
怒りの感情とうまく付き合えるということは、自分の人生をよりよく生きることにつながります。
研修や講演でも、「アンガーマネジメントができるようになったことで、本当に生きやすくなった」という声を多数いただいています。
本書を通じて、より多くの人が怒りと上手に付き合えるようになることを願い、2021年7月に刊行された『怒りの扱い方大全』を文庫化しました。
【著者プロフィール】
戸田久実(とだ・くみ) アドット・コミュニケーション株式会社代表取締役
一般社団法人日本アンガーマネジメント協会理事
立教大学文学部卒業後、株式会社服部セイコー(現・セイコーグループ株式会社)にて営業、その後音楽業界企業にて社長秘書を経て2008年にアドット・コミュニケーション株式会社を設立。
研修講師として民間企業、官公庁の研修・講演の講師の仕事を歴任し、登壇数は4,000回を超え、指導人数は25万人に及ぶ。主な著書に『アンガーマネジメント』『アサーティブ・コミュニケーション』『アクティブ・リスニング』(日経文庫)、『怒りの扱い方大全』(日本経済新聞出版)、『働く女の品格』(毎日新聞出版)、『アンガーマネジメント 怒らない伝え方』(かんき出版)、『「あとから怒りがわいてくる人」のための処方箋』(新星出版社)、『怒らない100の習慣』(WAVE出版)など多数。
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著者:戸田久実(とだ・くみ)
【書籍情報】
書名 : 『アンガーマネジメント大全』
著者 : 戸田久実(とだ・くみ)
定価 : 1,100円(税込)
発売日 : 2024年8月2日
出版社 : 日経BP 日本経済新聞出版
ページ数 : 416ページ
販売サイト: https://www.amazon.co.jp/dp/429612059X
【目次】
Chapter1 怒りの仕組みを知っておこう
怒りってなんですか?
怒りの特徴にはどんなものがありますか?
怒ることは悪いことですか? ほか
Chapter2 まずは小さな怒りをしずめる練習から 初級編
怒りを「お願い」に変えて伝えよう
いったん相手の言動を受け流そう
「叱る」のではなく「リクエスト」しよう ほか
Chapter3 ちょっとしたテクニックが役に立つ 中級編
まずは6秒待とう
自分と相手を比べるのをやめよう
OK・NGの線引きラインを明確にしよう ほか
Chapter4 重度の状況にはチームで対応する 上級編
過度な期待をやめよう
ひとりで抱え込まず、まわりに相談しよう
ミスを見越したフォロー体制をつくろう ほか
Chapter5 自分に対するイライラの扱い方
自分への「こうあるべき」をゆるめよう
負の感情を受けないように、その場を離れよう
謝ること=負けという発想を手放そう ほか