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また、早稲田大学大学院の入山章栄教授と慶應大学大学院の蟹江憲史教授にご協力をいただきました。
●ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
https://bit.ly/3ISXIi5
●Amazonで試し読みはこちらから
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画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/389870/LL_img_389870_1.png
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発表!「ニューズウィーク日本版SDGsアワード 2023」
企業のSDGsの取り組みを、ニュースとして取り上げるだけでよいか。
世界を持続可能にするために、メディアとして何ができるか。
そんな思いから、ニューズウィーク日本版が昨年春に立ち上げた「SDGs Awards」。
全国からプロジェクトに参画したパートナー企業63社の77事例の応募の中から、「環境部門」「社会部門」「経済部門」そして、事例の数が多かった「脱炭素部門」と「地域課題部門」を設け、各部門賞を表彰。さらにその中から最優秀賞も選出し、その活動を世界に発信する。
■各部門の受賞企業
株式会社 山翠舎 【経済部門賞】【最優秀賞】
●廃棄されるはずの古民家の木材で、循環型経済を推進
昨今、地方の衰退が進んでおり、空き家や空き店舗の増加が社会問題となっている。特に空き家となった古民家は、再利用に高度な技術とコストを要するため、大半が取り壊されているのが現状だ。
そこで長野県の建築会社である山翠舎は、従来は価値がなかった古民家の木材(柱、梁、桁)を「古木」というアップサイクル商品に転換。その古木を利活用し、サーキュラー・エコノミー(循環型経済)を推進している。
古木を活用した店舗内装設計や施工のほか、古民家の移築工事、古木を使った家具の販売といった事業を展開。
古民家の木材が焼却処分されることがなくなり、二酸化炭素(CO2)の排出も抑制できる。
2023年1月にはパリの展示会に出展。海外から古木ベンチを受注するなど、その魅力は世界にも広まりつつある。
株式会社 wash-plus 【環境部門賞】
●水質汚染を減らす「洗剤不要」の洗濯機
SDGsの6番目の目標は「安全な水とトイレを世界中に」。水資源は地球規模の課題の1つだ。降水量が多く、上下水道のインフラが整備された日本では無関係に思う人もいるかもしれないが、目標6の中には水質汚染の削減、水の利用効率改善も含まれる。
この問題に洗濯技術のイノベーションで取り組んでいるのが、コインランドリー事業を展開するwash-plus。同社は99.9%が水成分から成るアルカリイオン電解水を使用し、業界初となる洗剤を使わないコインランドリーを2013年に実現した。
合成化学物質を使用しないため排水汚染が少なく、環境負荷を抑えられる。十分な洗浄力があり、無色・無臭・無刺激。アトピー性皮膚炎など肌が弱い人も比較的安心して利用できるという。さらに現在、排水レス洗濯機の実証実験を行っている。
株式会社 ベネッセスタイルケア 【社会部門賞】
●「マジ神AI」で介護業界の課題解決を
介護事業を展開するベネッセスタイルケアが開発した「マジ神AI」は、介護士を支援するAIソリューション。
高齢者の小さな異変に気付く予兆検知や、認知症に伴う行動・心理症状の要因分析といった、同社が「マジ神」と呼ぶプロフェッショナル介護人材の思考をAIに学習させて業務を支援することで、経験の浅い介護士でも質の高いサービスを提供できるようになるという。
2040年には約69万人の職員不足が予想されるなど、介護業界は人材不足が深刻だ。一律的なDX化が難しい業界にあって、「マジ神AI」には人材育成に加えて、質の高いサービス提供による施設入居者のQOL(クオリティー・オブ・ライフ)向上に寄与する狙いがある。
株式会社 星野リゾート 【脱炭素部門賞】
●100年前に始めたエネルギー自給自足
長野県の軽井沢にあるリゾートホテル「星のや軽井沢」では、およそ100年前から消費するエネルギーの一部を自給自足するなど、環境に配慮した経営を推進してきた。同ホテルを運営する星野リゾートの歴史は、この軽井沢の地から始まった。
主なエネルギー源として、施設内を流れる川の水を利用した水力発電と、かけ流し温泉の排湯熱、地下から回収した地中熱を活用。厨房で使用するプロパンガスと自動車のガソリンを除き、消費エネルギーの約70%を敷地内で生み出すことに成功しているという。
さらに、2022年には宿泊客のためのEV充電設備を設置し、23年からは送迎用のEVも導入した。
sankara hotel&spa 屋久島 【地域課題部門賞】
●世界遺産の自然保護はホテル宿泊客と共に
世界遺産でのオーバーツーリズムが問題となっているが、屋久島も例外ではない。そんななか、リゾートホテルの「sankara hotel&spa 屋久島」は独自に基金を設立し、島の自然保護活動に活用している。
例えば、登山客の増加により損傷した登山道の整備。その土地の自然環境に合わせた「近自然工法」という手法を用いて修復されているが、その施工に資金提供し、施工技術向上を目的とした講習会にはホテルのスタッフも多数参加したという。
ほかにも絶滅危惧種であるウミガメの産卵を保護するプロジェクトなどの活動実績があるが、特徴的なのはホテルの宿泊者に1回の滞在当たり500円を支払ってもらい、基金を運営していること。宿泊客の自然保護活動への貢献もはっきりしたものになる。
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/389870/LL_img_389870_2.jpg
トロフィー
■受賞者に授与されたトロフィーは金型のアップサイクル
「中川運河学習室」に参加する株式会社近藤印刷、アルプススチール株式会社という名古屋の2社の協力を得て、工場で使われなくなった金型を再利用して制作した特別な「アップサイクル」トロフィー。デザインは、グラフィックデザイナーとして名高い京都芸術大学の久保雅由准教授による。
■受賞企業の活動を詳しく紹介
https://www.newsweekjapan.jp/stories/sdgs/2024/03/sdgs-2023.php
■授賞式のレポート
https://www.newsweekjapan.jp/stories/sdgs/2024/03/sdgs-10.php
画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/389870/LL_img_389870_3.jpg
カバー
ニューズウィーク日本版4/2号『生存戦略としてのSDGs』
【Special Report】
生存戦略としてのSDGs
サステナビリティーの大海に飛び込んだ企業の勝算を
経営学者・入山章栄とSDGs専門家・蟹江憲史が読み解く
ビジネス|SDGsのファーストペンギンに続け
農業|都会のど真ん中で野菜を育てて地球を救う
金融|全人類に機会を!目指すのは民間版世界銀行
福祉|芸術×ビジネスで世界を変える
スチール|鉄鋼はグリーンに、軽やかに
自動車|EV化を加速するフォードがウーバーとタッグ
企業支援|「多様性」推しの小規模店支援で地域社会も活性化
社内改革|製造業にこそDEIは必要だ
Newsweek SDGs Awards 2023
イベント|SDGsの一隅を照らす
受賞企業|アイデアと努力で持続可能に
【Periscope】
RUSSIA|モスクワ銃乱射はISが犯行声明を出したが
PAKISTAN|タリバンと戦うパキスタンの孤独
UNITED STATES|米議会、TikTok規制にじわり前進
GO FIGURE|ロシア軍の難敵は急増する脱走兵
【Commentary】
視点|ネオコン外交の終わりと日本の矜持──河東哲夫
米政治|トランプを19世紀に予見した男──グレン・カール
主張|中国の覇権と「南シナ海戦争」の道──ブラマ・チェラニ
Superpower Satire|風刺画で読み解く「超大国」の現実
中国の「幻覚的ナショナリズム」──ラージャオ&トウガラシ
Economics Explainer|経済ニュース超解説
「動かない」公取が動いた理由── 加谷珪一
Help Wanted|人生相談からアメリカが見える
性転換する病院まで指図する父に閉口
【World Affairs】
米経済|USスチール買収、アメリカの本音は
外交|モンゴルに急接近する北朝鮮の隠れた狙い
ロシア|「5選」プーチンの傾向と対策
東南アジア|ベトナム共産党版「反腐敗闘争」の出口
【Life/Style】
Movies|『スペースマン』が描く宇宙グモとの友情
Movies|『コール・ジェーン』は中絶をタブー視しない
Drama|「無冠の女王」A・ベニングを魅了する作品
Parenting|スクリーンタイムを制限せよ
Books|「私は死を信じない」ナワリヌイの遺言
My Turn|高給よりも夢を ストリップこそわが人生
ほか。
★最新号データ
ニューズウィーク日本版2024年4/2号『生存戦略としてのSDGs』
2024年3月26日(火)発売
紙版 定価:510円(税込)|デジタル版 定価:420円(税込)
●ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
https://bit.ly/3ISXIi5
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