2024年1月16日に行われた認証授与式にて
IMSコンパス
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2024年1月16日に行われた認証授与式にて
昨今の少子高齢化による労働力人口の減少やグローバル化に伴う競争力の激化において、生産性を上げ、新しいアイデアを創造し、それを実行に移していくことは、組織の成長に欠かせません。
ISO 56002は、組織的・体系的なイノベーション活動を行うため、戦略的な方向性を明確にし、イノベーションの取り組みを組織経営の中枢に置き、新たな価値を生み出し続ける文化を醸成することを目的としている国際的に注目され始めているマネジメントシステムの国際標準規格です。イノベーションの取り組みを言語化、仕組み化し、イノベーション経営の後押しをしています。(出典:一般社団法人Japan Innovation Network IMSコンパス参照)
組織は、ISO 56002を導入することで、個人ではなく組織としてイノベーションに関する活動に取り組むことができ、新しいアイデアの創出や生産性の向上により、組織の成長や競争力の強化につなげることができます。また、認証を取得することにより、投資家をはじめとしたステークホルダーからの信頼を集めます。
BSIグループでは、イノベーション・マネジメントシステムを認証スキームとしてグローバルで展開しています。今回のシステムコンシェルジュに対するISO 56002の認証は、国内では初の事例(※2)であり、イノベーションを推進する存在として、取り組みを積極的に証明したことになります。
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IMSコンパス
出典:一般社団法人Japan Innovation Network(※3)IMSコンパス
- 注記 -
※1:BS EN ISO 56002:2021 : イノベーションマネジメントシステム ガイダンス(British Standard)
※2:国内でISO 56002の認証行っているのはBSIグループジャパンのみです(2024.1 当社調べ)
※3:一般社団法人Japan Innovation Network:国際標準化機構(ISO)の専門委員会で、日本の国内審議団体としてイノベーション・マネジメントシステム(IMS):ISO 56000シリーズの規格開発にも携わり、イノベーションの加速支援を通して様々な企業の価値向上のために活動している組織です。
Japan Innovation NetworkとBSIグループジャパンは、ISO 56002をベースにした新しいソリュ―ションの開発や、イノベーション・マネジメントシステム普及に関連する各種活動を共同で実施し、日本企業の競争力強化支援をしております。
URL: https://ji-network.org/
■株式会社システムコンシェルジュ様のコメント
― 認証取得を決めた背景および理由:
現在のビジネス環境は予測が困難な状況であるため、当社が継続的に成長するにはイノベーションの仕組みが必要不可欠と判断しました。イノベーションの仕組みを構築するだけでなく、その仕組みが認証審査機関によって間違いないことが証明されることが重要と考え、BSI(British Standards Institution、英国規格協会)の日本法人であるBSIジャパンの審査を経て、日本国内で初めてとなるISO56002(イノベーション・マネジメントシステム)の認証を取得しました。
また、当社がISO56002(イノベーション・マネジメントシステム)の認証を取得した主な理由は、以下の3つです。
1. お客様に継続して価値あるサービスを提供すること
2. ビジネス環境に対する「変化の予測」と「変化への早期対応」を可能にすること
3. 特定メンバーだけで考える狭い範囲ではなく、組織内外のメンバーによる広範囲な価値創造の仕組みを構築すること
― BSIで審査を受けた感想:
グローバルでのISO56002認証審査の実績あるBSIグループであることで、審査も非常にスムーズに進み、具体的な改善の機会をいただいたり、Good Pointをいただいたりなど、当社のイノベーション推進室メンバーにとっても知見を深めることができました。
形式的ではなく実務としてイノベーション活動ができる仕組み作りを目指している当社としてBSIジャパン様に審査をお願いして、とても良かったと感じております。
■BSIジャパン 代表取締役社長 漆原 将樹のコメント
18年前、IT業界において高付加価値のサービスを提供する会社にしたいという思いにより、社名に“コンシェルジュ”を付けたと社長の飯田様は仰っていました。その社名の通り、従業員、お客様、関連する組織全てをパートナーとして、共に課題を解決しながら成長を続けられています。
イノベーションの成功には、リーダーシップ、失敗を恐れないオープンで柔軟な環境や新しい取り組みを奨励するカルチャーなど、あらゆる要素が必要になります。
今回のシステムコンシェルジュ様の日本初となる挑戦においては、まさにその取り組みの過程こそがイノベーションであり、この挑戦を支えたのはこれまで培われてきた、失敗を恐れず共に課題を解決していくというカルチャーがあったからこそと思います。
日本はイノベーションが興りにくい国と言われていますが、今後、イノベーションをリードする“コンシェルジュ”として、共に新しい価値の創造を推進していただくことを期待しております。この度の意欲的なチャレンジに認証機関として携われたことをまことに光栄に思います。
■BSI(英国規格協会)とBSIグループジャパンについて
BSI(British Standards Institution:英国規格協会)は、ビジネス改善と標準化を推進する機関です。設立以来1世紀以上にわたって組織や社会にポジティブな影響をもたらし、信頼を築き、人々の暮らしを向上させてきました。現在、195カ国、77,500社以上のお客様と取引をしながら、専門家、業界団体、消費者団体、組織、政府機関を含む15,000の強力なグローバルコミュニティと連携しています。BSIは、自動車、航空宇宙、建築環境、食品、小売、医療などの主要産業分野にわたる豊富な専門知識を活用し、お客様のパーパス達成を支援することを自社のパーパスと定めています。
気候変動からデジタルトランスフォーメーションにおける信頼の構築まで、あらゆる重要社会課題に取り組むために、BSIはさまざまな組織と手を取り合うことによって、より良い社会と持続可能な世界の実現を加速し、組織が自信を持って成長できるよう支援しています。
BSIグループジャパンは、1999年に設立されたBSIの日本法人です。マネジメントシステム、情報セキュリティサービス、医療機器の認証サービス、製品試験・製品認証サービスおよび研修サービスの提供を主業務とし、また規格開発のサポートを含め規格に関する幅広いサービスを提供しています。
URL:https://www.bsigroup.com/ja-JP/