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【M&A】山口県東西の地元に根差した老舗建設業・塗装会社がひとつになって山口県全土にエリアの拡大を目指す



(左)宇部塗装工業株式会社 代表取締役会長 佐々木 典夫 ※役職はM&A実行当時(右)株式会社クナイホールディングス 九内 庸志

株式会社クナイホールディングス(所在地:山口県周南市、代表:九内 庸志)は、宇部塗装工業株式会社(所在地:山口県宇部市、代表:佐々木 典夫)の株式を100%取得いたしました。
宇部塗装工業株式会社においては、佐々木 典夫は現在取締役顧問として九内 庸志は、新たに代表取締役会長として就任いたしました。
白崎 銀次郎社長をはじめとした役員は続投し、社員も引き継ぎをいたしますことをお知らせいたします。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/341184/LL_img_341184_1.png
(左)宇部塗装工業株式会社 代表取締役会長 佐々木 典夫 ※役職はM&A実行当時(右)株式会社クナイホールディングス 九内 庸志

株式会社九内 URL: https://www.kunai.jp/

宇部塗装工業株式会社 URL: https://www.ubetosou.com/company/


■2022年12月14日 記者会見より
山口県周南市の株式会社九内、下松市の株式会社クナイを子会社とする株式会社クナイホールディングス(九内 庸志社長)は12月1日、宇部市の宇部塗装工業株式会社の株式を100%取得した。14日に九内 庸志社長と宇部塗装工業株式会社の佐々木 典夫前会長が周南市の徳山商工会議所で発表した。株式会社クナイホールディングスの九内 庸志社長が代表権のある会長に就いた。
営業エリアを山口県全域に広げ、公共工事などの受注を増やす。宇部塗装工業株式会社は2021年度の売上高が約5億7千万円。同社が加わったことで22年度のクナイグループ全体で売上高17億円を目指す企業体となる。
宇部塗装工業株式会社の技術力もグループで活かすことで、数年内にグループの売上高を3割増の20億円台に引き上げる目標で、株式上場も目指す。
宇部塗装工業株式会社の役員、社員とも若手が多いことにも「若い人が育っている。これからどのように伸びていくのか、わくわくする。新しい刺激にしたい」と期待しているとした。
株式会社クナイホールディングスはクナイグループの多角化、分社化に対応して今年5月に設立したばかりだが、主要子会社の株式会社九内は1932年に下松市で創業。株式会社クナイも九内下松店を社名変更する形で71年に設立。
山口県東部は、株式会社九内 西部は宇部塗装工業株式会社が担うことで山口県全体を網羅することになる。

クナイグループは、塗装工事、公共工事(交通安全施設の施工、土木)、住宅のリフォーム、携帯電話ショップ、多機能型児童発達支援施などを展開し、グループ総合拠点施設「クナイの樹」にある来店型リフォームショップ「ハミングライフ」内には「スターリーカフェ」も開設。
宇部塗装工業株式会社は1950年設立の老舗の塗装、建設会社。外壁改修などの公共工事やUBEグループなど民間企業、住宅、店舗など幅広く展開している。

なお、株式会社クナイホールディングスは周南市橋本町に9階建ての本社ビルが2023年3月に完成予定。賃貸マンションやコンビニエンスストアのほか、新たにコワーキングスペースの運営も計画。九内 庸志社長は「この地域にクナイがあってよかったと言ってもらえる会社にしたい」と話していた。


■M&A決断に至った背景
宇部塗装工業株式会社は、佐々木 典夫会長の父である佐々木 敢氏が創業。子どもの頃から興味のあった塗装業をしようと地元宇部で創業した会社です。主力事業は各種塗装工事(塗替え・新設塗装・製品塗装)、防水工事で、仕上げ塗装を中心とした建設工事を通じて、出会ったお客様一人一人の想像を超える満足を提供していきたいと常に考えてきました。想像を超える満足は喜びと感動を生み、地元では多くのお客様からの支持を受けてきました。そんな佐々木 典夫会長ですが、DX化や新型コロナ禍の影響、環境問題などVUCA時代の激動の時代に、経営に大きな課題を抱えていました。このまま縮小も考えましたが、創業以来支えてくれた従業員や取引先に対して無責任なことはできないとM&Aでの譲渡を決めました。

【経営体制の立て直しを図り、会社を更なる発展へ導くため】
会社を永続させることを最優先に考えたい。従業員全員が働ける環境を残し続けることが会社の存続意義だと考えます。大きな変化をせずに現状のまま進んでいくよりも、M&Aを実行して新しい会社として生まれ変わった方が可能性が広がり、株式会社クナイホールディングスグループの一員になることが、全員の幸せになれるのではないかと思っています。70年以上の歴史を生かしながら経営をしてくれるお相手様と一緒になりたいと決断したものです。


株式会社クナイホールディングスの主要子会社の株式会社九内は、創業者 九内 松一が昭和7年下松市で塗料、油脂、石油類の販売を個人創業。当初、塗料販売でスタートした“九内”ですが、徐々に塗装などの工事業にシフトし、塗装工事、交通安全施設工事、法面保護工事のエキスパートとして、安全で快適な生活空間を守るお手伝いをしてきました。主に公共工事の分野で、道路橋や公共の建物などの塗装や改修工事、道路標識・ガードレール・カーブミラーなどの交通安全施設工事、法面保護防災工事、公園等の景観施設の設置で数多くの実績を残してきました。
今後も常に新たな技術の習得、研鑽を心掛け、公共のみならず広い視野で私たちが積み重ねてきたものを提供し、常に時代から求められる企業となり、次代に誇れるものを残して行きたいと思います。
自然豊かな山口県の都市景観と調和し、安全でスムースな交通社会の実現を通して、安心とやすらぎを感じるこの素晴らしいふるさとを守り続けて行きたいと考えます。

今年度正式にホールディングス体制に移行し、グループを再編いたしました。
それは、地元の暮らしづくりに貢献する為であり、児童発達支援、飲食業、通信業、イベント実施など幅広く事業を展開し、地元山口を総合的に安心して住み続けていただけるようより一層お役に立てるサービスを提供する所存です。
そして、この度は再編後初めてのM&Aとなる宇部塗装工業株式会社を譲受することといたしました。山口県西部を本拠地とする宇部塗装工業株式会社を譲り受けることで、山口県の塗装業界においてさらに多くの受注機会を増やしていきたいと考えています。

選んだ決め手となったのは、事業の将来を考えたときです。これまでは山口県西部やその他多くの注文があっても、人員や提供できるサービスの限界から断らざるを得ませんでした。一緒になれば、今後カバーするエリアを広げたり、提供できるサービスを増やしたりできると期待しています。なにより、県内随一の老舗同士が一緒になるなんて、素敵なことだなとますます山口県を盛り上げていきたいと思います。


【譲渡企業】
会社名 :宇部塗装工業株式会社
事業内容:各種塗装工事(塗替え・新設塗装・製品塗装)、建設業、公共工事ほか
所在地 :山口県宇部市


【譲受け企業】
会社名 :株式会社クナイホールディングス
事業内容:グループ企業の運営(公共工事、土木工事、
各種塗装工事(塗替え・新設塗装)、建設業、住宅リフォーム、
エクステリア、飲食業、児童発達支援ほか
所在地 :山口県周南市
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