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マルチリンガル公演『ノー・ライト』から、劇場文化の発信食堂《タッパウェイ》を12月24日に開店



タッパウェイ 店内1


タッパウェイ 店内2


タッパウェイ 店内3

京都を拠点にし、総合芸術としての演劇作品を国内外に発信している劇団「地点」(運営会社:合同会社地点)は、この度、アンダースローの食堂《タッパウェイ》を、2022年12月24日(土)に開店いたします。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/338748/LL_img_338748_1.jpg
タッパウェイ 店内1

2020年に世界を襲った新型コロナウイルス感染症により、ステイホームとソーシャルディスタンシングが求められ、劇団である地点も、人が集まれないために稽古も興行もできないというかつてない経験をしました。パンデミックが収束したとは言い切れないなか、劇団の活動を京都で続けていくにあたり、新たな試みとして、アンダースローの食堂《タッパウェイ》を京都・北白川にオープンします。

演劇や映画といった実演芸術と食との関係は思いのほか強いものがあります。創作現場ではスタッフやキャストが撮影所や劇場といった日常から切り離された空間で食事を共にします。〈ロケ弁〉や〈ケータリング〉といった言葉のイメージは世間一般にも浸透しているのではないでしょうか。所属俳優を抱えるロシアやヨーロッパの劇場には、関係者専用の食堂があることも珍しくなく、観客に観劇前後の食事を提供する劇場併設のレストランが観光名所となっていることも稀ではありません。

コロナ禍を経験し、観劇前後も含めたトータルな観劇体験の魅力をもう一度お届けしたいという強い思い、劇場の食堂を開放しアーティストが地域社会に溶け込むような場とコミュニティの創造を改めて目指したいという思いから、計画は始動しました。空間設計は、アンダースローの設計や地点『ノー・ライト』の舞台美術を手がける木津 潤平氏。古家具がコラージュされた壁面やカウンターなど、舞台美術のようで、無国籍なのにどこか懐かしい、不思議な空間が生まれつつあります。

《タッパウェイ》のコンセプトは「呑める社員食堂」。朝からお昼にかけては日替わりのお弁当と量り売りおかず、午後はオリジナルブレンドコーヒーと焼き菓子、夜はクラフトビールとワイン、日本酒等が楽しめます。観劇前後にふらっと立ち寄ることができるカジュアルで開かれた空間で、働く人たちのお腹を満たすメニューを提供します。

世界の劇場のさまざまな食事情を目の当たりにしてきた地点がプロデュースする、胃袋からじわじわと沁みていく劇場文化。演劇という時空間を共にする体験の前後で、大いに語らい、存分に楽しんでいただければと思います。地点の作品は、見る人によって受け取り方が千差万別。語らうためのトピック(ネタ)としての作品とともに、語らう場そのものを提供できればと思います。


【《タッパウェイ》Instagram】
https://www.instagram.com/tupper_way_/


【店舗概要】
所在地 :京都市左京区北白川久保田町13-2
営業時間:9:30~21:00 定休日なし
テーブル 1卓、カウンター 4席、立ち席 10席


<地点最新作『ノー・ライト』開幕間近!>
タッパウェイの開店に先立ち、地点の最新作『ノー・ライト』が横浜で上演されます。オーストリアのノーベル賞作家エルフリーデ・イェリネクが東日本大震災とそれに続く原発事故をモチーフに書いた伝説的作品をマルチリンガル上演としてアップデート。舞台美術は地点のアトリエ「アンダースロー」と「タッパウェイ」の設計を手がけた木津 潤平氏。音楽監督は三輪 眞弘。

日程: 2022年12月16日(金)19:00-/17日(土)18:00-/18日(日)14:00
会場: KAAT神奈川芸術劇場〈ホール〉
詳細: http://chiten.org/next/archives/92


<≪ビヨンドチテン≫について> https://note.com/beyondchiten
空間造形、衣裳、グラフィック、照明、音楽、言葉、演技、演出、劇場、世界演劇史など、一つの舞台作品の創作と発表の過程で私たちが手にし、目にする技術や知識は膨大なものです。さまざまなクリエイターが関わり、それぞれの専門性を発揮してつくられる舞台作品を<演劇果実>と命名。その皮をむき、総合芸術としての演劇を深く味わっていただくための情報発信プラットフォームです。


<劇団「地点」について> http://chiten.org/
京都を拠点とし、総合芸術としての演劇活動を国内外で広く展開する劇団。多様なテキストを独自の手法で再構成・コラージュして上演する。言葉の抑揚やリズムをずらす独特の発語は「地点語」とも言われ、意味から自由になることでかえって言葉そのものを剥き出しにするその手法はしばしば音楽的とも評される。代表は演出家・三浦 基(みうら もとい)。
2013年、本拠地京都にアトリエ「アンダースロー」をオープン。2006年に『るつぼ』でカイロ国際実験演劇祭ベスト・セノグラフィー賞を受賞。チェーホフ2本立て作品をモスクワ・メイエルホリドセンターで上演、また、2012年にはロンドン・グローブ座からの招聘で初のシェイクスピア作品『コリオレイナス』を上演するなど、海外公演も行う。2017年、イプセン作『ヘッダ・ガブラー』で読売演劇大賞作品賞受賞。
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