ドングリを食べる豚
カパ・ネグラ
ニンニクの栽培のようす
ニンニク畑
秋になり、イベリコ豚がどんぐりを食べるモンタネラのシーズンに入っています。イベリコ豚がどんぐりを食べて育つという話は日本でも比較的知られるようになりましたが、どんぐりだけを食べて育つわけではありません。「イベリコ豚」の定義は非常に細かく決められており、どんぐりを食べる時期は、どんぐりの実が成長する通常10月最終週から翌年3月ごろで、この間少なくとも60日どんぐりを食べさせることが義務付けられています。生まれて12か月~14か月たち、100kgを超えた豚がどんぐりを食べ、50キロ前後体重を増やすといいます。
アンダルシア州の西、ウエルバに加工、貯蔵庫をもつコンソルシオ・デ・ハブーゴ社も11月初旬から今期のモンタネラを開始しました。
今年は干ばつの影響でどんぐりの実も少なく、イベリコ豚の生産は例年と比べると少なくなるといわれています。コンソルシオ・デ・ハブーゴ社では昨年より20%少なくなると予想しています。
豚が放牧されて自由に動き回り、どんぐり中心の食生活になるモンタネラのシーズンはイベリコハムの需要が一番高まる時期とも重なっています。スペインでも高級であるイベリコハムは、クリスマスの時期に各家庭で食べられるため需要が増すのだといいます。
コンソルシオ・デ・ハブーゴ社のイベリコハムは日本国内のレストランでも食べることができます。最高級のイベリコハムを、今年はスペイン人のようにクリスマスを機に味わってみるのもよいかもしれません。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/338298/LL_img_338298_1.jpg
ドングリを食べる豚
コンソルシオ・デ・ハブーゴ社のイベリコハムのブランド「カパ・ネグラ」は日本でも購入が可能です。
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カパ・ネグラ
イベリコ豚ベジョータ - 株式会社マイヤーコーポレーション
https://iberico-bellota-myer.jimdofree.com/
アンダルシア州の中部、コルドバのモンタルバンからは、11月に今年度最初のニンニクの栽培がはじまったと連絡が入りました(ニンニクの農業年度は10月~9月)。もうすぐ日本で人気の紫ニンニクの栽培も始まるといいます。スペインのニンニク生産量はここ数年伸びており、前期(2021年10月~2022年9月)は31万トンほど。日本には2,000トン前後のニンニクがスペインから輸出されており、最近は日本国内のスーパーなどでも見かけるようになっています。2022年~2023年期は前期と比べて生産は微減(-3.9%)とみられています。
アンダルシアのニンニクの生産はスペイン生産全体の20%程度を占めます。「ラ・アブエラ・カルメン(カルメンおばあちゃん)」のブランド名で知られるアンダルシアのニンニク生産会社は、ニンニクの輸出を行うほか、輸入業者がニンニクを使った商品も販売しています。
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ニンニクの栽培のようす
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ニンニク畑
ニンニクやニンニクを使った商品の購入はこちらからも可能です。
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アンダルシアのニンニクを使った商品
http://sooki-ocean.com/index.html
日本でもアヒージョは人気のレシピとしても知られるようになりましたが、「アヒージョ」はスペイン語の「アホ」、つまりニンニクから派生した言葉です。体を温めて元気な冬をすごすためにも、ニンニクをたくさんたべて体力をつけていただきたいとおもいます。
参考:各社情報
スペイン・ニンニク生産者協会データ